山田太一ドラマスペシャル「小さな駅で降りる」
e0080345_8125100.jpgじつは、2000年に放送された作品の再放送だったんですね。(道理で、クレジットが昔っぽいと思った)

個人的には、新聞サブタイトル「一企業戦士の妻達の反乱〜最後に残るのは家族」ってのは、やや説明しすぎの印象。むしろ、無いほうが先入観なく、自然に物語を堪能できた、ように感じられて

惜しむらくは、序盤を、かなり見逃したのですが、とにかくキャスティングが贅沢! たとえ出番が少なくても、要所要所で、名優が登場。じつにほどよい、キラリと光る存在感なんですよ。サスガだなぁ、と唸りました

オハナシは、厳しい現実。細かい諸々を飲み込みつつ、かなり、いっぱいいっぱい。懸命に働いてるところに、不可解な投書が舞い込み、密かに右往左往。その波紋が広がりつつあるあたりから、見はじめました。

主演、中村雅俊。奥方が、樋口可南子。バイトで、イベント会場等でフルートの演奏をしつつ、中高生ぐらいな、思春期のお嬢さんがおられます。
その部下が、堤真一で、妊娠中で、アートが趣味の奥方が、牧瀬里穂

投書事件の謎を解こうとしてるうち、じつは、堤真一、奥方が、問題の投書に関わっていることに勘づき、そのあたりから、物語が動き始めます。「想い出づくり。」で、一石を投じた例じゃないけれど、妻達の、せめてもの反乱?!

妻達は「そうさせてあげたの(じつは、あなた自身の心の声よ)」とニヤリ。
「ここらで、2年間、休んでみない」と提案

うろたえ、そんなバカな、非常識だ!と怒り狂う夫たち。
ナニがなんだか分かりません。

そのあたりで、奮闘むなしく、あまりにも非情に切り捨てられた、優秀な企業戦士が登場したり、やっと余暇を楽しもうとした矢先、妻がアルツハイマーになってしまったケースが出てきたり(山崎努、好演)

最初は、驚き、怒るだけだった心が、少しづつ、心の重心が変化していきます。

そんな、さなか。本当に妻達は本当に反旗! いきなり社長に直訴!という緊急事態をとります。「2年は無理ですね。せめて、3ヶ月…」と、おっとり

かたや激高して(男達)、かたや冷静に(女達)お互いの思いの丈を述べ、平行線のまま混乱する社長室。でも、こんなアクシデントを起こしてしまったから… と、ふたりの夫達は、ついに覚悟。

最後は、2家族で鈍行列車で、ゆったり旅に出ます。
まさにタイトル通り「小さな駅で降りる」のがラストシーンだったのですが、緊張感がとれて、顔つきまでかわり、空気感もヨカッタな…

たしかに、これはドラマです。絵空事かもしれません
しかし、ディテールに込められた先見の明が、じつに秀逸。9年前に放送されたものだとしたら、よけいに、ドキドキさせられるものがありました。

ドラマが「ありえない!」「でも、もしも…」を楽しむファンタジーとしたら、大いに価値あることに思われて。大いに考えさせられました。同時に、名優たちの存在感と、女性陣の美しさが、うんと目の保養♪ で (^-^*)
[PR]
by noho_hon2 | 2009-05-07 08:24 | ドラマ | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://perple.exblog.jp/tb/10191333
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
<< 西の魔女が死んだ ザ・ライバル サンデーvsマガ... >>


折々で感じたままに書いてます。心に残ったものレポート
最新のトラックバック
コウノドリ #06
from ぐ~たらにっき
映画「本能寺ホテル」
from FREE TIME
コウノドリ2 第6話
from ぷち丸くんの日常日記
コウノドリ[2] (第6..
from ディレクターの目線blog@..
「相棒 season 1..
from 三毛猫《sannkeneko..
【この声をきみに】第7話..
from ドラマ@見とり八段
本能寺ホテル
from だらだら無気力ブログ!
最新のコメント
カテゴリ
最新の記事
記事ランキング
以前の記事
メモ帳
「のほほん日和」
(04年9月~05年9月)