2009年 05月 07日
山田太一ドラマスペシャル「小さな駅で降りる」 |
じつは、2000年に放送された作品の再放送だったんですね。(道理で、クレジットが昔っぽいと思った)
個人的には、新聞サブタイトル「一企業戦士の妻達の反乱〜最後に残るのは家族」ってのは、やや説明しすぎの印象。むしろ、無いほうが先入観なく、自然に物語を堪能できた、ように感じられて
惜しむらくは、序盤を、かなり見逃したのですが、とにかくキャスティングが贅沢! たとえ出番が少なくても、要所要所で、名優が登場。じつにほどよい、キラリと光る存在感なんですよ。サスガだなぁ、と唸りました
オハナシは、厳しい現実。細かい諸々を飲み込みつつ、かなり、いっぱいいっぱい。懸命に働いてるところに、不可解な投書が舞い込み、密かに右往左往。その波紋が広がりつつあるあたりから、見はじめました。
主演、中村雅俊。奥方が、樋口可南子。バイトで、イベント会場等でフルートの演奏をしつつ、中高生ぐらいな、思春期のお嬢さんがおられます。
その部下が、堤真一で、妊娠中で、アートが趣味の奥方が、牧瀬里穂
投書事件の謎を解こうとしてるうち、じつは、堤真一、奥方が、問題の投書に関わっていることに勘づき、そのあたりから、物語が動き始めます。「想い出づくり。」で、一石を投じた例じゃないけれど、妻達の、せめてもの反乱?!
妻達は「そうさせてあげたの(じつは、あなた自身の心の声よ)」とニヤリ。
「ここらで、2年間、休んでみない」と提案
うろたえ、そんなバカな、非常識だ!と怒り狂う夫たち。
ナニがなんだか分かりません。
そのあたりで、奮闘むなしく、あまりにも非情に切り捨てられた、優秀な企業戦士が登場したり、やっと余暇を楽しもうとした矢先、妻がアルツハイマーになってしまったケースが出てきたり(山崎努、好演)
最初は、驚き、怒るだけだった心が、少しづつ、心の重心が変化していきます。
そんな、さなか。本当に妻達は本当に反旗! いきなり社長に直訴!という緊急事態をとります。「2年は無理ですね。せめて、3ヶ月…」と、おっとり
かたや激高して(男達)、かたや冷静に(女達)お互いの思いの丈を述べ、平行線のまま混乱する社長室。でも、こんなアクシデントを起こしてしまったから… と、ふたりの夫達は、ついに覚悟。
最後は、2家族で鈍行列車で、ゆったり旅に出ます。
まさにタイトル通り「小さな駅で降りる」のがラストシーンだったのですが、緊張感がとれて、顔つきまでかわり、空気感もヨカッタな…
たしかに、これはドラマです。絵空事かもしれません
しかし、ディテールに込められた先見の明が、じつに秀逸。9年前に放送されたものだとしたら、よけいに、ドキドキさせられるものがありました。
ドラマが「ありえない!」「でも、もしも…」を楽しむファンタジーとしたら、大いに価値あることに思われて。大いに考えさせられました。同時に、名優たちの存在感と、女性陣の美しさが、うんと目の保養♪ で (^-^*)
個人的には、新聞サブタイトル「一企業戦士の妻達の反乱〜最後に残るのは家族」ってのは、やや説明しすぎの印象。むしろ、無いほうが先入観なく、自然に物語を堪能できた、ように感じられて
惜しむらくは、序盤を、かなり見逃したのですが、とにかくキャスティングが贅沢! たとえ出番が少なくても、要所要所で、名優が登場。じつにほどよい、キラリと光る存在感なんですよ。サスガだなぁ、と唸りました
オハナシは、厳しい現実。細かい諸々を飲み込みつつ、かなり、いっぱいいっぱい。懸命に働いてるところに、不可解な投書が舞い込み、密かに右往左往。その波紋が広がりつつあるあたりから、見はじめました。
主演、中村雅俊。奥方が、樋口可南子。バイトで、イベント会場等でフルートの演奏をしつつ、中高生ぐらいな、思春期のお嬢さんがおられます。
その部下が、堤真一で、妊娠中で、アートが趣味の奥方が、牧瀬里穂
投書事件の謎を解こうとしてるうち、じつは、堤真一、奥方が、問題の投書に関わっていることに勘づき、そのあたりから、物語が動き始めます。「想い出づくり。」で、一石を投じた例じゃないけれど、妻達の、せめてもの反乱?!
妻達は「そうさせてあげたの(じつは、あなた自身の心の声よ)」とニヤリ。
「ここらで、2年間、休んでみない」と提案
うろたえ、そんなバカな、非常識だ!と怒り狂う夫たち。
ナニがなんだか分かりません。
そのあたりで、奮闘むなしく、あまりにも非情に切り捨てられた、優秀な企業戦士が登場したり、やっと余暇を楽しもうとした矢先、妻がアルツハイマーになってしまったケースが出てきたり(山崎努、好演)
最初は、驚き、怒るだけだった心が、少しづつ、心の重心が変化していきます。
そんな、さなか。本当に妻達は本当に反旗! いきなり社長に直訴!という緊急事態をとります。「2年は無理ですね。せめて、3ヶ月…」と、おっとり
かたや激高して(男達)、かたや冷静に(女達)お互いの思いの丈を述べ、平行線のまま混乱する社長室。でも、こんなアクシデントを起こしてしまったから… と、ふたりの夫達は、ついに覚悟。
最後は、2家族で鈍行列車で、ゆったり旅に出ます。
まさにタイトル通り「小さな駅で降りる」のがラストシーンだったのですが、緊張感がとれて、顔つきまでかわり、空気感もヨカッタな…
たしかに、これはドラマです。絵空事かもしれません
しかし、ディテールに込められた先見の明が、じつに秀逸。9年前に放送されたものだとしたら、よけいに、ドキドキさせられるものがありました。
ドラマが「ありえない!」「でも、もしも…」を楽しむファンタジーとしたら、大いに価値あることに思われて。大いに考えさせられました。同時に、名優たちの存在感と、女性陣の美しさが、うんと目の保養♪ で (^-^*)
by noho_hon2
| 2009-05-07 08:24
| ドラマ
|
Trackback
|
Comments(0)