MW(ムウ)
e0080345_17243664.gif噂通り、手塚作品にしては、大いなる異色作。
容赦ないまでに徹底的に人のダーク、社会の闇部分に着目して、最後にゾワリとさせる(当時としては画期的な?)作風です

ある南の島で、秘密化学兵器「MW(ムウ)」が漏れ、2人を残して村民が全滅。ところが政府は完全に隠蔽してしまいます。

生き残った2人の少年。関係が続きつつ、ひとりは牧師となり、ひとりはガスの後遺症から人間性が壊れてしまい、美しき復讐魔の殺人鬼となる物語

人によってはオウム事件が起こった時「ああ、MW(ムウ)だ…」と感じたそうですが、科学と政治の、ねじまがったダークネスという意味で、かなり異なるものの、根っこ部分とフィニッシュの余韻に、私は、浦沢直樹の「MONSTER(モンスター)」を連想してしまいました。

それにしても、容赦ない残酷さが徹底してて、「これでもか!」にタブーに挑戦しまくってる意味では、ギリシャ神話にも、近い…かも。なにかと制約が多く、イメージが固定されてくると「1度、挑戦してみたかった」のかもしれませんね

でも、そこは手塚ワールド。きちんとエンタメしてて、映画では、その活劇部分に主にスポットが当たるのでしょうか? 人気者が演じるだけに、かなり設定をかえそう(実際。登場人物の名前さえ、かなり変わってる模様)

ちなみに、情報を入れまくり、心の準備はあったものの、ここまで黒い手塚先生にあうと面くらい、同じダーク・ヒーローでも、根底がヒューマンな「ブラックジャック」を続けて読みたくなった私… でした (^_^;)ゞ
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by noho_hon2 | 2009-07-01 17:43 | アニメ・コミック | Trackback(2) | Comments(2)
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Tracked from 映画DVD・映画ブルーレ.. at 2009-07-08 12:08
タイトル : MW ムウ
MW ムウ (2009)今回の映画は、「MW ムウ」です。本作「MW ムウ」は、少年時代の事件の復讐のため殺人鬼となった主人公と、彼を救おうと苦悩する神父の姿を描くサスペンス・アクションです。監督は、『明日があるさ THE MOVIE』の岩本仁志。16年前...... more
Tracked from 塩ひとつまみ at 2010-03-31 21:23
タイトル : 「MW(ムウ)」
去年、放送されたドラマ(→感想)とそれに続く映画(→感想)を見てから 原作を読んでみたくなって、図書館に予約して約半年。 ようやく順番が周ってきて読むことができました。       ... more
Commented by みのむし at 2009-11-30 15:05 x
本当にダークでしたねぇ。
すべては復讐のために動いていて
そのためなら何でも使ってしまおうという結城の執念を
診たという感じです。
同じような感じの映画がわりとつくられてしまった昨今
ちょびっと新鮮さに欠けるかな?とも思いましたが
あの残酷さは他の非じゃないですよね。
Commented by noho_hon2 at 2009-11-30 17:51
みのむしさん、こんにちわ。本当に手塚先生。なにか新境地を試みたかったのか、あるいは天才ゆえにたまった創作のオリみたいなものがあったのかもしれませんね。

同感同感。結城のダークな執念には、本当に、ぞわぞわでした。あとで、「そういうジャンルがある」と知ったのですが、やはり、その中でも大胆設定。ダークさ、冷酷無比において指折りみたいな気がしてなりません。改めて、人間性について考えさせられるばかり。手塚治虫先生、おそるべし!
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