2005年 09月 25日
女が階段を上る時 |
最近では、松本清張原作のドラマ。『黒革の手帖』のヒットで、米倉涼子が女優としての株をぐ~ん上げた!のが記憶に新しいですが
山口洋子や、室井祐月、ますいさくら(ふたごやのママ)の活躍。つのだじろうの『銀座花族』じゃないけれど、やはり「銀座・高級クラブもの」ってのは、エンターテイメントとして大きな柱!なのでしょうか?
個人的に、私の中で、高峰秀子の“ガラスの仮面”度が、またまた、ぐぐ~んとアップした作品であります。
だって、もちろん華やかさ、二重丸なれど「本来、普通のミセスであったのが、未亡人となり、事情で雇われマダムとして勤めはじめた」って哀愁と「ほかの美人達とは、ちょっと一線を画する!」気品度と哀愁が、じつに見事!なんですもの。
改めて『放浪記』の彼女とは、オーラから仕草、しゃべり方まで、ほとんど『マイ・フェア・レディ』における、イライザのビフォア・アフタ並に「ほとんど別人!」 …思わず、のけぞってしまったのでした。
また、若かりし頃の仲代達矢も、なかなか… 成瀬巳喜男作品の常連。森雅之、加東大介も「をを、ここでは、こういう役でしたか…」と実に興味深かったしね。
データによれば、これは「ひさびさの、大ヒット作品」とのことでしたが、黒澤作品じゃないけれど、こう、年月がたって、のちの評価と、興行成績的な要素が、また微妙にズレるのも、ちょっと面白い部分ですよね。
山口洋子や、室井祐月、ますいさくら(ふたごやのママ)の活躍。つのだじろうの『銀座花族』じゃないけれど、やはり「銀座・高級クラブもの」ってのは、エンターテイメントとして大きな柱!なのでしょうか?
個人的に、私の中で、高峰秀子の“ガラスの仮面”度が、またまた、ぐぐ~んとアップした作品であります。
だって、もちろん華やかさ、二重丸なれど「本来、普通のミセスであったのが、未亡人となり、事情で雇われマダムとして勤めはじめた」って哀愁と「ほかの美人達とは、ちょっと一線を画する!」気品度と哀愁が、じつに見事!なんですもの。
改めて『放浪記』の彼女とは、オーラから仕草、しゃべり方まで、ほとんど『マイ・フェア・レディ』における、イライザのビフォア・アフタ並に「ほとんど別人!」 …思わず、のけぞってしまったのでした。
また、若かりし頃の仲代達矢も、なかなか… 成瀬巳喜男作品の常連。森雅之、加東大介も「をを、ここでは、こういう役でしたか…」と実に興味深かったしね。
データによれば、これは「ひさびさの、大ヒット作品」とのことでしたが、黒澤作品じゃないけれど、こう、年月がたって、のちの評価と、興行成績的な要素が、また微妙にズレるのも、ちょっと面白い部分ですよね。
by noho_hon2
| 2005-09-25 16:18
| 映画
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Comments(2)
Tracked
from BLOG IN PREP..
at 2006-02-06 14:39
タイトル : 「女が階段を上がる時」 浮世を離れた先に
成瀬巳喜男監督『女が階段を上がる時』 銀座のバーで雇われマダムをしている圭子。水商売の世界では、彼女はもう若いとはいえない。このままでは、これまで大切にしていたものを守ることすら儘ならない。彼女は岐路に立たされている。独立や結婚など、男たちが持ち込む甘い..... more
成瀬巳喜男監督『女が階段を上がる時』 銀座のバーで雇われマダムをしている圭子。水商売の世界では、彼女はもう若いとはいえない。このままでは、これまで大切にしていたものを守ることすら儘ならない。彼女は岐路に立たされている。独立や結婚など、男たちが持ち込む甘い..... more
noho_honさん、TBお返しします。
高峰秀子という女優はほんとうに素晴らしいですよね。成瀬+高峰のコンビは最強なんじゃないでしょうか。『乱れ雲』の司葉子も捨てがたいですが。
高峰秀子という女優はほんとうに素晴らしいですよね。成瀬+高峰のコンビは最強なんじゃないでしょうか。『乱れ雲』の司葉子も捨てがたいですが。
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noho_hon2 at 2006-02-06 18:15
Ken-U さん、こんにちわ。Ken-Uさんのご指摘、微妙なシーンに「いろいろなデリケート要素を暗示してる」説が、うんと新鮮で、改めて思い返すに「なるほどなぁ…」と感じてしまうもの多々。そういう視点で、また改めてチェックしてみたいです。
高峰秀子に司葉子、本当にグレイトな女優さんですね
高峰秀子に司葉子、本当にグレイトな女優さんですね