子猫をお願い
e0080345_16512358.jpg韓国ドラマというと、「お約束満載」の徹底的なドラマチックさ、「分かりやすさ」が醍醐味ゆえ、そういう系統かな?と思ってたら、あっちょんぶりけ。

きわめて等身大に、諸々のビターを含めて「今をきりとった」、じつに瑞々しい青春群像でした。

仁川の女子商業高校を卒業した五人の同級生の、20歳の日々… 学校時代は無邪気に仲良しだったのが、社会の厳しさに触れ、抱えるものも複雑に。

ひそかに「ささくれた思い」を抱いて再会したら、言葉の隅っこがひっかかって、思いがけず衝突してしまったり… 先日、偶然。『白線流し』シリーズを見たばかりだったので「ああ、どこの国でも同じなんだなぁ」と感慨深いものがあったです。

微妙なディテール描写が、なんとも絶妙。
美人ちゃんゆえ、一応、就職はうまくいった(?)ものの、今ひとつ職場で「居心地悪さ」を抱えてて、会社では卑屈に。友人の前では、過剰なほどに自信満々に振舞ってみたり。

親をなくして、オウチが貧乏で、ちょびっと薄幸オーラを漂わせてるせいか、なかなか職も見つからずに、気分がすさんでいったり、そんな彼女を温かく見守る友がいたり

そんな人間模様に、思いがけず拾った子猫(これが、また可愛いっ!)が、実に良いスパイスになって「ああ、うまいなぁ…」と感じました。

調べてみたら、この作品が長編処女作というチョン・ジェウン監督(女性っ!)は、この作品で2004年度「韓国女性が選ぶ最高の韓国映画第一位」に輝いたんですってね。

国をあげて、エンターテイメントを支援してるせいか、凄いです、韓国。その懐の深さ、おそるべし! 新しい才能がどんどん生まれ、そして伸びていくのは、本当に素敵なことですね。
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by noho_hon2 | 2005-10-11 17:25 | 映画 | Trackback(4) | Comments(6)
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Tracked from a story at 2005-10-11 21:45
タイトル : 子猫をお願い
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Commented by Ray at 2005-10-11 21:54 x
noho_hon2さん、TBありがとうございました。
おっしゃるように、オーバーアクションのない等身大映画でしたね。オープニングから日本映画を観ているような感覚。そしてすぐに日本映画とはまた違う個性を持った才能豊かな監督が撮っていることに気付きます。
そう言えば、『猫が行方不明』というフランス映画があるのですが、こちらも猫&等身大の良い映画でしたよ。
Commented by f岡 at 2005-10-11 23:48 x
ペ・ドゥナはいい俳優で日本映画の「リンダ・リンダ・リンダ」にもキャスティングされましたね。娯楽作では「チューブ」という地下鉄テロを描いたものがあるのですが、日本ではサリンのことがあるから、大々的には宣伝できなかったようですよ。私が韓国で買ってきたビデオCDでは「青春」というATG作品の味わいのものがあり、これがデビュー作かな。その次が韓国版「リング」です。
Commented by noho_hon2 at 2005-10-12 08:22
Rayさん、こんにちわ。冒頭の、少女時代特有のピチピチ、キラキラしたはしゃぎようと、その後の軌跡といい… 本当に、さりげなくも、輝ける才能を感じさせる作品でしたよね。同感です。じつをいうと、『猫が行方不明』も、ずっと見てみたい作品です。ああ、早くwowowで放映されないかなぁ…
Commented by noho_hon2 at 2005-10-12 08:29
f岡さん、いらっしゃいませ。この作品に関し、ネット・サーフィンしてると、実にペ・ドゥナの名前が、よく出てきて、うんと印象的でした。『チューブ』に関する事情は知りませんでした。それに、韓国版『リング』まであったとは! …収穫収穫♪ ありがとうございます。『リンダ・リンダ・リンダ』は、今、すごく気になる作品のひとつです 
Commented by はっち at 2005-11-14 22:26 x
こんにちは。TBありがとうございました。
韓国映画っぽくない雰囲気がいい感じの映画でした。
これとは全然雰囲気は違うんですが、アメリカ映画の「旅するジーンズと16歳の夏」という映画も4人の女の子のいい友情を見せてくれますよ。オススメです。
Commented by noho_hon2 at 2005-11-15 09:46
こんにちわ、はっちさん。あまり期待がなかったせいか、「うわぁ、すごい才能…」と驚いてしまいました。(冒頭のキャピキャビ描写が好き)「旅するジーンズと16歳の夏」… しっかと覚えておきますね(^-^*)
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