初恋のきた道
e0080345_12403560.jpg原題「The Road Home」…じつは、この作品。笑う犬・ミル姉さんのコーナーの大プッシュで知りました。

「好きな人に美味しいものを食べて欲しい。ただ、それだけの映画なのよ。だけど、見て! とにかく見て!」その熱烈口調にほだされて

そして、好奇心を覚え、試しに見て、ボロ泣き… ラピュタの「バルス」シーンと同じぐらい問答無用で泣けました。

なんといっても、一途で健気。必死な目がいいし、懸命走りがいいですようね。ダサ可愛い服装が大陸の素朴な風土に映えて、じつに輝いてます。

この作品で鮮烈デビューしたチャン・ツィイーの独壇場です。舞も踊れればアクションもできる、演劇学校の優等生だった彼女の他の魅力は、のちの作品に任せて、その存在感と目、表情だけで、魅せたのは大正解に思われて。

のちに、気の強い複雑な役が多くなる分。このシンプルさは、この輝きは新人ならでは。きくところによると、「グリーン・デスティニー」の、この作品を、ほぼ同時に撮っていて、場所によっては公開が前後したと聞く分。日本では、こちらの公開が先になったラッキーさを思ってしまいます。

ただ、もう「可憐!」。そしてピュア。新人ならではの輝き、です。
「あすなろ白書」で、不器用ダサ男子を演じたキムタクぐらい、慧眼なトップの配慮による、(先の成長を見越した)得がたい光を感じてしまうばかり。

とくに、先生をはじめて食事に招待した日の「まるで、一服の絵のようだった」ってのは、ものすごく説得感!だわ。

個人的には、若い初々しい情熱もさることながら、その声に、のちの40年、ずっと聞き惚れた、ってくだりの一途さにも、涙が止まりませんでした。現在の、教え子達が、無償で先生を故郷へと運ぶシーンも、胸が熱くなります

チャン・イーモウ監督(なんと、今や北京五輪の総指揮監督、として、ますます名をあげましたよね)も、最初に出てきた時は、ドロドロしたビターなものを美的に表現して高い評価されただけに、そのピュアさの価値が分かり、その力量でもって、上手に肩の力を抜き、撮れたのでしょうね。

むしろ、熟練監督の、引き算の美学を感じます。
服といい、髪留めといい、織物といい… 大陸レッドが印象的

愛することは「美味しいものを食べて欲しい」「見ていたい」「駆けていきたい」「一緒にいたい」… それだけに、それを「まっすぐに」表現した直球の見事さを再確認 (^-^*)
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by noho_hon2 | 2011-02-28 13:13 | ドラマ | Trackback(1) | Comments(0)
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Tracked from 三毛猫《sannkene.. at 2011-02-28 18:03
タイトル : 「初恋のきた道」(中国/アメリカ 2000年)
少女は町へと続く一本道でその人の帰りを待ち続ける。 来る日も来る日も・・・。 『初恋のきた道(我的父親母親)(The Road Home)』... more
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