TAROの塔 太陽の子 青春のパリ
e0080345_1503534.jpg岡本太郎の生誕100周年記念ドラマ。リピート放送の1回目と2回目を見ました。

とにかく、キャスティングが、とても合ってた気がしました。

主役の壮年期の太郎を演じる松尾スズキ、仕草まで往年の太郎に、エキセントリックな表情や微妙な癖まで似てて驚嘆

そして、岡本かの子も、おそらく、こんな方だったんだろうなぁ… という思わせる風貌で、濃い化粧を施した断髪姿と濃いオーラが劇似?! その奔放さ、天才性を寺島しのぶが圧倒的な存在感で好演。

何より、この親ありて、この子あり?! そう、ひしひしと感じさせる濃密な家庭環境。葛藤や対立、諸々に「なるほど」と感心させられるばかり。

恋した妻のため、芸術のために彼を家に彼を招き入れ、夫と愛人が同居するなんて、そこまで、かのこの全てに惚れ込み、すべてを受け入れる、岡本一平(田辺誠一)は、完全に世間の常識を越えてますよね。でも、彼等なら、ありえそうです

先に時代の寵児となり、経済的な心配なく、大きな愛で包んで、かの子を支えるところもヨイです。(だから、太郎も留学できたんですね)そして、小説家に転身していく、かの子

まだ、壮年期の太郎の脇に存在するだけですが、敏子(常盤貴子)の存在が、世間との架け橋になる予感。これだけ濃いファミリーだと、むしろ、大いに安堵感で、好バランス。

留学した青春時代の、太郎(濱田岳)の苦悩も味わい深かったし(しりませんでした。最初は普通の絵を描いてたんですね。そして、ピカソにショックをうけたとは)世間からすると、かなりエキセントリックだけれど、両親の深い愛… 同じアーチストならではの絆もヨイです。

そして、万博の丹下健三(小日向文世)とのエピソードもよかったですね。常に破壊や爆発、エネルギーのほとばしりを求める太郎の像が、構造美にあふれた、健三自慢の構造にショックと新たな息吹をあたえるあたりも「なるほどなぁ…」でした。

(それにしても、ど真ん中に、あの像を据えたとは、なんて大胆な! でも、1度見たら忘れられない光景ですもんね)

かの子の死に、その棺に赤い薔薇をしきつめる一平のシーンは圧巻。
また、母の死にショックをうけ、川に飛び込み、浮上する水中シーンも印象的でした

たしかに、新聞評にあったよう、濃密な芸術家ファミリーの奔放さ、独特の雰囲気に、好みは分れそうですが、「なるほど。きっと、こんな感じだったんだろうなぁ…」と思わせる真摯な製作姿勢だけに、よけいに、今後の展開に興味津々。
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by noho_hon2 | 2011-03-07 09:41 | ドラマ | Trackback(3) | Comments(0)
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