TAROの塔 戦友
e0080345_7594571.jpg今回は、太郎(松尾スズキ)の、もうひとりのミューズ、平野敏子(常盤貴子)にスポットが当たってましたね。

文字通り、太郎をこの世に生みだし、芸術家としての指標を与えたのは、他ならぬ生母・かの子(寺島しのぶ)でしたが

その成長と成熟、特に、この全てに過剰な大天才が世間とうまく折り合っていくのに、敏子は欠かせない重要な存在に思われて

母親の死語、ますます芸術に覚醒。厳しい時代の中、帰国を余儀なくされ、従軍することになります。でも、太郎のエキセントリックさは、きわだつばかりで、似顔絵を描いて罵倒され、ことあるごとに殴られ…

だけど、その憤怒エネルギーさえも糧とし、やがて時代の寵児へとのしあがっていくのでした。

敏子は最初、出版社に勤めていたのですが、太郎の才気に魅了され、やがて彼の秘書的というか、通訳的な役割につくことになります。(太郎の大胆さ。周囲の同僚がみな引く中、敏子だけが好奇心を感じて前に出て行った図が、なんとも象徴的…)

このドラマでは「掌で、相手の顔に絵の具を塗る」描写が、とてもインパクトありましたが、敏子が太郎に魅了された時。やがて多忙の中で、微妙なジレンマを感じて衝突になった時、葛藤の中で、とても象徴的に使われてた気がしました。

「君は燃えたか?」もドキドキしたし、ラストの
「太郎さん、(今の気分な色は)赤です。赤!」も、なかなか…

それにしても、かの子の没後、再婚してたのですね。これには個人的に、安堵感を覚えたのでした。子宝にも恵まれ(太郎の異父兄弟)、一平は人生を2度、味わったの… かも (^^;)

中でも、印象的だったのは、「新しさ」で寵児にのしあがった太郎が、諸刃の剣。その「新しさ」ゆえに、やがて、「古い」と言われ、それが超えるべき壁になってしまう皮肉かな? 世の中の、全てに通じる気がして「…なるほどなぁ」

このすごいテンション。太郎と敏子。晩年が、どう描かれるのか、見守りたい気がするのでした
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by noho_hon2 | 2011-03-29 08:18 | ドラマ | Trackback(5) | Comments(0)
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