2011年 04月 04日
TAROの塔 最終回 |
「芸術は爆発だ!」… 知りませんでした。たぶんに、ドラマ的・誇張か創作もあったのかもしれませんが、
この有名な語は、敏子(常盤貴子)が、太郎(松尾スズキ)の台詞や仕草から引き出し、磨きをかけたパフォーマンスだったんですね。
してみると、敏子は太郎にとって、秘書であり、通訳であり、名プロデューサーでもあったのだなぁ、と、改めて感心してしまったのでした。
当然、丹下(小日向文世)がチクリと苦言してきたように、中には、そのようなもてはやされ方を苦々しく思ってる面々もいる訳で…
でも、考えてみると、万博の太陽の塔に代表されるように、圧倒的・才能のみならず、個性や愛嬌部分さえも愛された芸術家はマレ… かも。これは、大いに敏子の功績であったように感じられたのでした。
また、万博の塔にしても「裏にも(黒い)顔がある」とは初めて知ったなぁ… 発見です。そして、これが、さらなる深みを与えてます。1度見たら、忘れられない圧倒感… 強いインパクト。まさに、これこそがアートの本質かもしれませんね (^-^*)
このようなパートナーに巡り会えた幸福を「ああ、ヨカッタなぁ…」と感じてしまったのでした。常盤貴子、熱演です。太郎ともども、なりきってましたね。あっ、序盤でかの子を演じた寺島しのぶも、ですが
それに晩年は難病だったとは。だけど、多く作品が残り、印象に残ったし、こういう気合いの入ったドラマができたこと自体も、彼にとってラッキーだったように思われました。
怒濤の熱気も、とてもキレイにまとまってた気がします。前向きな明るい余韻がヨカッタです。NHKならでは、の使命感めいたものさえ感じました。
美輪明宏が熱唱する力強いエンディング・テーマも圧巻
太郎が没してなお、作品や万物や太郎を感じ、太郎のために尽くせるミューズ… もちろん、ビターはあれど、ある意味で、至高の形だったかも。大いに考えさせられ、また、力強く、そして、どこかユーモラスな太郎の作品に触れてみたくなったのでした。
(あらすじ 公式サイトより)
昭和42年。世の中では、反戦、反万博の機運が高まり、岡本太郎(松尾スズキ)は追い込まれていた。発表した太陽の塔の評判も芳しくなく、テーマ展示のための予算も不足していた。必死に交渉に駆けずり回る太郎。一方、敏子(常盤貴子)の不安もピークに達していた。税金の無駄使いだと叩かれる太郎に対し、何も出来ない自分。さらには、独身のまま子供も産まず太郎に尽くして一体何が残るのか?との思いが募る。そんな敏子を呼び、太郎は太陽の塔の模型の背面に黒い太陽を描き入れる。「太陽にだって影もある。影だって燃えているんだ!」
昭和45年3月14日、史上最高の77カ国が参加し、万国博は華やかに幕を開けた。中心にそびえ立つ太陽の塔を見上げる敏子。その姿は、まるでわが子のように思えるのだった。 万博以後、太郎はマスコミの寵児となってゆく。「芸術は爆発だ!」TVに映る姿を見て「誤解されている」と嘆く敏子に、「道化と呼ばれようが構わん。生贄になるんだ」と太郎は呟く。やがて闘い続ける太郎を病魔が襲う。パーキンソン病により身体が動かなくなり、ついに絵筆を落とす。その傍らには太郎に替わって懸命に彫刻の指示を出し続ける敏子の姿があった。
この有名な語は、敏子(常盤貴子)が、太郎(松尾スズキ)の台詞や仕草から引き出し、磨きをかけたパフォーマンスだったんですね。
してみると、敏子は太郎にとって、秘書であり、通訳であり、名プロデューサーでもあったのだなぁ、と、改めて感心してしまったのでした。
当然、丹下(小日向文世)がチクリと苦言してきたように、中には、そのようなもてはやされ方を苦々しく思ってる面々もいる訳で…
でも、考えてみると、万博の太陽の塔に代表されるように、圧倒的・才能のみならず、個性や愛嬌部分さえも愛された芸術家はマレ… かも。これは、大いに敏子の功績であったように感じられたのでした。
また、万博の塔にしても「裏にも(黒い)顔がある」とは初めて知ったなぁ… 発見です。そして、これが、さらなる深みを与えてます。1度見たら、忘れられない圧倒感… 強いインパクト。まさに、これこそがアートの本質かもしれませんね (^-^*)
このようなパートナーに巡り会えた幸福を「ああ、ヨカッタなぁ…」と感じてしまったのでした。常盤貴子、熱演です。太郎ともども、なりきってましたね。あっ、序盤でかの子を演じた寺島しのぶも、ですが
それに晩年は難病だったとは。だけど、多く作品が残り、印象に残ったし、こういう気合いの入ったドラマができたこと自体も、彼にとってラッキーだったように思われました。
怒濤の熱気も、とてもキレイにまとまってた気がします。前向きな明るい余韻がヨカッタです。NHKならでは、の使命感めいたものさえ感じました。
美輪明宏が熱唱する力強いエンディング・テーマも圧巻
太郎が没してなお、作品や万物や太郎を感じ、太郎のために尽くせるミューズ… もちろん、ビターはあれど、ある意味で、至高の形だったかも。大いに考えさせられ、また、力強く、そして、どこかユーモラスな太郎の作品に触れてみたくなったのでした。
(あらすじ 公式サイトより)
昭和42年。世の中では、反戦、反万博の機運が高まり、岡本太郎(松尾スズキ)は追い込まれていた。発表した太陽の塔の評判も芳しくなく、テーマ展示のための予算も不足していた。必死に交渉に駆けずり回る太郎。一方、敏子(常盤貴子)の不安もピークに達していた。税金の無駄使いだと叩かれる太郎に対し、何も出来ない自分。さらには、独身のまま子供も産まず太郎に尽くして一体何が残るのか?との思いが募る。そんな敏子を呼び、太郎は太陽の塔の模型の背面に黒い太陽を描き入れる。「太陽にだって影もある。影だって燃えているんだ!」
昭和45年3月14日、史上最高の77カ国が参加し、万国博は華やかに幕を開けた。中心にそびえ立つ太陽の塔を見上げる敏子。その姿は、まるでわが子のように思えるのだった。 万博以後、太郎はマスコミの寵児となってゆく。「芸術は爆発だ!」TVに映る姿を見て「誤解されている」と嘆く敏子に、「道化と呼ばれようが構わん。生贄になるんだ」と太郎は呟く。やがて闘い続ける太郎を病魔が襲う。パーキンソン病により身体が動かなくなり、ついに絵筆を落とす。その傍らには太郎に替わって懸命に彫刻の指示を出し続ける敏子の姿があった。
by noho_hon2
| 2011-04-04 08:22
| ドラマ
|
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Comments(2)
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from よくばりアンテナ
at 2011-04-04 08:46
タイトル : 『TAROの塔』−NHKドラマ
ϺȤݽѲȤΤȤϡɤκˣԣ֣ãͤǸ ͤʡȤ٤μǤ ۤԤǤ뤳Ȥ䡢 Ƥ¿ϤΤʤĤ줿ͤʤΤ ͤˤʤäƤΤޤ ơ֤ۤפǡοá٥ץ�äꡢ һҤΥӥ塼ǺܤƤơ ȤäƤⶽ̣ɤǤޤ ֤Ǥ͡ ΰݤϤΥɥޤơѤޤ ޤĤͤʤ櫓ʤ 졦λҤαƶǡѤäʤΤΤä顣 ͰǻҤɤƤȤȤ οͤȤơȤȤƼʬˤäƤ뤫λҤ ȥåʻѤϡ ï⤬פȤΤȤϤΥƤ...... more
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from 昼寝の時間
at 2011-04-04 10:14
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from レベル999のマニアな講義
at 2011-04-04 18:02
タイトル : NHK土曜ドラマ『TAROの塔』 第4回...
『芸術は爆発だ!』内容太郎(松尾スズキ)とともに“岡本太郎”を作り始めた敏子(常盤貴子)やがて、太郎の異才は“万国博”のテーマプロデューサーという立場を呼び込む。それは...... more
『芸術は爆発だ!』内容太郎(松尾スズキ)とともに“岡本太郎”を作り始めた敏子(常盤貴子)やがて、太郎の異才は“万国博”のテーマプロデューサーという立場を呼び込む。それは...... more
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from しなもにあ
at 2011-04-04 18:05
タイトル : TAROの塔 ♯4
晩年の太郎さんの姿はちょっと痛々しくって・・・見たくなかった気もした敏子さんも喫茶店とか最後のインタビューのところとかちょっと「イタイ」感じがしたのは私だけでしょうか。...... more
晩年の太郎さんの姿はちょっと痛々しくって・・・見たくなかった気もした敏子さんも喫茶店とか最後のインタビューのところとかちょっと「イタイ」感じがしたのは私だけでしょうか。...... more
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from 見取り八段・実0段
at 2011-04-04 23:20
タイトル : 【TAROの塔】第四回 最終話
最終話は万博成功から太郎の晩年まで。敏子はどうする?もし、これが失敗したら、今度こそ岡本太郎は終わるかも知れないよ。と言う太郎。メチャメチャに見える岡本太郎にもいっぱし...... more
最終話は万博成功から太郎の晩年まで。敏子はどうする?もし、これが失敗したら、今度こそ岡本太郎は終わるかも知れないよ。と言う太郎。メチャメチャに見える岡本太郎にもいっぱし...... more
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from ドラマハンティングP2G
at 2011-04-05 16:34
タイトル : TAROの塔 第4回(最終回)
「芸術は爆発だ!」 昭和42年。世の中では、反戦、反万博の機運が高まり、岡本太郎(松尾スズキ)は追い込まれていた。発表した太陽の塔の評判も芳しくなく、テーマ展示のための予算も不足していた。必死に交渉に駆けずり回る太郎。一方、敏子(常盤貴子)の不安もピー…... more
「芸術は爆発だ!」 昭和42年。世の中では、反戦、反万博の機運が高まり、岡本太郎(松尾スズキ)は追い込まれていた。発表した太陽の塔の評判も芳しくなく、テーマ展示のための予算も不足していた。必死に交渉に駆けずり回る太郎。一方、敏子(常盤貴子)の不安もピー…... more
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from ドラマ@見取り八段・実0段
at 2011-04-10 16:12
タイトル : 【TAROの塔】第四回 最終話
ǽäϺǯޤǡ һҤϤɤ롩 ⤷줬Ԥ顢٤ϺϽ뤫Τʤ衣 ȸϺ ˸벬Ϻˤ⤤äѤοͤλҤΤ褦 ´Ϥä餷 ⡢һҤפäƤΤȤȸ ʬɤʤһҤȡ һҤɤ롣 β褬ʤǤ ϺϤޤ衣 ʤ䤬ޤ 㡼ޥһҤ...... more
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いつもお世話になっております!
「見取り八段」のくうでございます。
急場なためコメントもコピペですいません~(ノ_-。)
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、この度、楽天ブログの改悪に伴い
ブログのお引越しをさせていただきました。
新ブログにお引越しいたしましたので、そちらから新たにトラバさせていただきます。
今後もなにとぞよろしくお願いいたします!
ひとまず、簡単にご挨拶まで~。
「見取り八段」のくうでございます。
急場なためコメントもコピペですいません~(ノ_-。)
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、この度、楽天ブログの改悪に伴い
ブログのお引越しをさせていただきました。
新ブログにお引越しいたしましたので、そちらから新たにトラバさせていただきます。
今後もなにとぞよろしくお願いいたします!
ひとまず、簡単にご挨拶まで~。
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by
noho_hon2 at 2011-04-11 08:19
こんにちわ、くうさん。そうですか、ブログをお引っ越しなさったんですね。ぜひ、そちらの方にも伺わせていただきますからね。ご丁寧にありがとうございました m(__)m