2012年 07月 01日
毎日が夏休み |
原作は大島弓子のコミック。かなり以前、原作を読み、その、ぶっとんだ設定と展開、独特の世界観に感心した記憶があったので、映像化されてたのに驚嘆。
かぎりなく、彼女の絵柄ならでは。コミックの領分、と思ってた分、この作品がもつ独特の肌触り、ファンタジックな不思議ワールドを、うまく映像化してるなぁ、と感心してしまったのでした。(好き嫌いはバッチリ分かれそうですが)
脚本と監督をつとめた、金子修介の才気を感じてしまうことしきり (たしか「ガメラ」と「デスノート」シリーズで名をあげた方、ですよね)
当時、モデルとして活躍してた、俳優としては新人の佐伯日菜子の存在感が新鮮で、佐野史郎、風吹ジュン、という両親のキャスティングも、とてもツボを得てるようにように思われました。
94年度キネマ旬報日本映画ベストテン第10位、同読者選出日本映画ベストテン第7位も、納得。
偶然、見られてヨカッタです。満足 (^。^*)
(ものがたり)
東京郊外の新興住宅地に住む林海寺家は義父・成雪、母・良子、中学2年の娘・スギナの3人家族。母も父も再婚同士の言わばスクラップ家族なのだが、父は一流企業のエリート・サラリーマン、娘は名門女子中学の優等生と近所でも評判。だが、実はスギナはいじめにあって登校拒否、成雪も出社拒否をしていたことが分かり大騒動になる。母の心配をよそに、成雪は娘の教育に目覚め、いつも一緒にいるためにも自宅で「何でも屋・林海寺社」という会社を開業する。掃除や料理の仕方もロクに知らない義父に新鮮さと親近感を覚えるスギナに対し、良子は実父・江島や成雪の前妻・紅子にまでDMを送る成雪の無神経さにショックを受ける。彼女は自分が働こうとクラブのホステスになるが、過労で倒れてしまった。紅子とも知り合い、江島とも再会したスギナは、義父から学校では得られないような素晴らしい個人授業を受け、忙しくも充実した日々を過ごす。一方の成雪も、スギナとの生活や紅子のマンションの火事騒ぎをきっかけにエリート生活の中で失っていた人間らしさを取り戻す。スギナもまた義父から自分が家族にとって必要な人間であることを確信する。母も徐々にだが馴れていっているようだ。そうしてスギナは大人になっていった。義父との、まるで夏休みそのもののような自由と喜びの日々を経て--。
かぎりなく、彼女の絵柄ならでは。コミックの領分、と思ってた分、この作品がもつ独特の肌触り、ファンタジックな不思議ワールドを、うまく映像化してるなぁ、と感心してしまったのでした。(好き嫌いはバッチリ分かれそうですが)
脚本と監督をつとめた、金子修介の才気を感じてしまうことしきり (たしか「ガメラ」と「デスノート」シリーズで名をあげた方、ですよね)
当時、モデルとして活躍してた、俳優としては新人の佐伯日菜子の存在感が新鮮で、佐野史郎、風吹ジュン、という両親のキャスティングも、とてもツボを得てるようにように思われました。
94年度キネマ旬報日本映画ベストテン第10位、同読者選出日本映画ベストテン第7位も、納得。
偶然、見られてヨカッタです。満足 (^。^*)
(ものがたり)
東京郊外の新興住宅地に住む林海寺家は義父・成雪、母・良子、中学2年の娘・スギナの3人家族。母も父も再婚同士の言わばスクラップ家族なのだが、父は一流企業のエリート・サラリーマン、娘は名門女子中学の優等生と近所でも評判。だが、実はスギナはいじめにあって登校拒否、成雪も出社拒否をしていたことが分かり大騒動になる。母の心配をよそに、成雪は娘の教育に目覚め、いつも一緒にいるためにも自宅で「何でも屋・林海寺社」という会社を開業する。掃除や料理の仕方もロクに知らない義父に新鮮さと親近感を覚えるスギナに対し、良子は実父・江島や成雪の前妻・紅子にまでDMを送る成雪の無神経さにショックを受ける。彼女は自分が働こうとクラブのホステスになるが、過労で倒れてしまった。紅子とも知り合い、江島とも再会したスギナは、義父から学校では得られないような素晴らしい個人授業を受け、忙しくも充実した日々を過ごす。一方の成雪も、スギナとの生活や紅子のマンションの火事騒ぎをきっかけにエリート生活の中で失っていた人間らしさを取り戻す。スギナもまた義父から自分が家族にとって必要な人間であることを確信する。母も徐々にだが馴れていっているようだ。そうしてスギナは大人になっていった。義父との、まるで夏休みそのもののような自由と喜びの日々を経て--。
by noho_hon2
| 2012-07-01 15:44
| 映画
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