2005年 12月 16日
散り行く花 |
その名が、あまりにも有名なので、好奇心からチェックしたのですが、まずは「…サイレントであった」のに驚いてしまいました。
でも、ものは試し… と、さわりだけ見てみると、なんとも不思議な魅力があって面白いんですよ。意外や意外…
モノクロなのに、場面ごとに微妙に色が変わったり、フィルムの回転数の関係か、動きが、わずかに早いあたりとか、表情も、少しオーバーアクション気味なのが、味わい深くて不思議な新鮮さ。
とくに、ヒロインのリリアン・ギッシュがあらわるや、まるで「カサブランカ」でイングリッド・バーグマンが登場したとき同様に「画面が、パ~っと明るくなる」のにのけぞってしまったのでした。
調べてみると、彼女。サイレント時代を代表するスターであった旨に大納得。
オハナシは、希望に胸ふくらませて訪れた異国の地なれど、現実の厳しさに夢破れた中国人青年。生活も荒み、そんな中で出会った、これまた義父(粗野なプロ・ボクサー)の理不尽な暴力に苦しむ、可憐な少女と出会って生まれた、淡い束の間の恋物語…
物語自体は悲劇の極み。それこそ、猛りに我を忘れた義父が、ドアを斧で叩き壊すシーンと、少女のおびえ方なぞ、あまりの迫力。「…これって、シャイニングのルーツ?」と、そういう意味でも、「へ~ぇ」だったりしてね。
指で「つくり笑いする」シーンには、ただただ涙…
とにかく、きわめて「分かりやすかった!」です。
名作ならではの気品に感心してしまうばかり。
しかし、リリアン・ギッシュの名前に「…気のせいか、他でも聞いたことあるような…」と思ってたら、「八月の鯨」の、あの、なんとも可愛いおばあちゃん(当時、90代!)だったんですね。名優は、年を重ねてなお、味わい深い演技が可能なのに、なんだか嬉しくなったりしてね。
余談ながら、野暮天の私。D・W・グリフィス監督って、ひょっとして、メラニー・グリフィスのご先祖様?と思って検索したら(だって、天下のイケメン達を次々ゲットする引力たるや、ただものじゃない、とにらんで…)
やはり、彼女。有名人のジュニアではあったものの、あのヒッチコックの「鳥」のヒロイン。ティッピー・ヘドレンの娘さんであったのには、あっちょんぶりけ
かつての辞書じゃないけれど、引いているうちに色々なものが見えてくるのも、ネットの面白さ、かもしれませんね
でも、ものは試し… と、さわりだけ見てみると、なんとも不思議な魅力があって面白いんですよ。意外や意外…
モノクロなのに、場面ごとに微妙に色が変わったり、フィルムの回転数の関係か、動きが、わずかに早いあたりとか、表情も、少しオーバーアクション気味なのが、味わい深くて不思議な新鮮さ。
とくに、ヒロインのリリアン・ギッシュがあらわるや、まるで「カサブランカ」でイングリッド・バーグマンが登場したとき同様に「画面が、パ~っと明るくなる」のにのけぞってしまったのでした。
調べてみると、彼女。サイレント時代を代表するスターであった旨に大納得。
オハナシは、希望に胸ふくらませて訪れた異国の地なれど、現実の厳しさに夢破れた中国人青年。生活も荒み、そんな中で出会った、これまた義父(粗野なプロ・ボクサー)の理不尽な暴力に苦しむ、可憐な少女と出会って生まれた、淡い束の間の恋物語…
物語自体は悲劇の極み。それこそ、猛りに我を忘れた義父が、ドアを斧で叩き壊すシーンと、少女のおびえ方なぞ、あまりの迫力。「…これって、シャイニングのルーツ?」と、そういう意味でも、「へ~ぇ」だったりしてね。
指で「つくり笑いする」シーンには、ただただ涙…
とにかく、きわめて「分かりやすかった!」です。
名作ならではの気品に感心してしまうばかり。
しかし、リリアン・ギッシュの名前に「…気のせいか、他でも聞いたことあるような…」と思ってたら、「八月の鯨」の、あの、なんとも可愛いおばあちゃん(当時、90代!)だったんですね。名優は、年を重ねてなお、味わい深い演技が可能なのに、なんだか嬉しくなったりしてね。
余談ながら、野暮天の私。D・W・グリフィス監督って、ひょっとして、メラニー・グリフィスのご先祖様?と思って検索したら(だって、天下のイケメン達を次々ゲットする引力たるや、ただものじゃない、とにらんで…)
やはり、彼女。有名人のジュニアではあったものの、あのヒッチコックの「鳥」のヒロイン。ティッピー・ヘドレンの娘さんであったのには、あっちょんぶりけ
かつての辞書じゃないけれど、引いているうちに色々なものが見えてくるのも、ネットの面白さ、かもしれませんね
by noho_hon2
| 2005-12-16 17:28
| 映画
|
Trackback
|
Comments(0)