ギルバート・グレイプ
e0080345_08285892.jpg実は「原作がある」と知らなかったので、「へ~っ」と驚いてしまいました。もう隅から隅まで、ラッセ・ハルストレム監督ワールド、ですもんね。

何度も見てる作品だけど(「のほほん日和」時代のレビューは、こちら)、今見ると、より、いっそう感慨深いものが…

だって、今や、ミスター・ダンディなおふたり…

ジョニー・デップが、役柄上、どんよりしてるけれど、美しい青年で、ディカプリオの知的障害をもつ少年ぶりが、あまりにも自然で、その演技たるや、ほとんど神がかってます!

いつも顔を汚してる、あどけない顔と、か細い身体に、それだけでジーーン。

アカデミー賞にノミネートされたのも、納得です

それに、ジュリエット・ルイスのチャーミングさも素敵で… なんともやりきれない、重い設定なんだけど、温かいまなざしと、映像、音楽が美しいです。

押しつぶされそうな現実の中で、偶然、トレーラーの故障で出会った、旅する少女、ベッキーの自由さと、溌剌感に影響されて、変わっていくのが、感動的。

特に、ギルバートが、初めて家を遠くから見て「あんなに小さかったんだ」と感動する場面や、ベッキーとの会話の中で、喜怒哀楽がなく、心が死んでいたみたいな父親に、いつしか似てきたことに気がつくシーンに、胸にしみます。

すごく他愛無いディテールなんだけど、弟がはしゃぎすぎてダメに成った、誕生日ケーキの代わりを、ギルバートがスーパーに買いに行くシーン。「グレイプですが、ケーキを…」みたく言うユーモラスさに、思わず、ぷぷぷ…

ラストが爽快なのも、ヨカッタです。大スターになる前、こういう作品に出演出来てヨカッタなぁ、と感じたのでした。

     (ストーリー)

「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」のL・ハルストレム監督による青春映画。アイオワ州エンドーラ。生まれてから24年、この退屈な町を出たことがない青年ギルバートは、知的障害を持つ弟アーニー、過食症を病む250kgの母親、2人の姉妹の面倒を見ている。毎日を生きるだけで精一杯のギルバートの前に、ある日トレーラー・ハウスで祖母と旅を続ける少女ベッキーが現れる。ベッキーの出現によりギルバートの疲弊した心にも少しずつ変化が起こっていく……。
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by noho_hon2 | 2014-09-26 08:54 | 映画 | Trackback | Comments(0)
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