殯(もがり)の森
e0080345_12290860.jpg本作は、日本の文化庁やフランス政府からも助成を受けていて、フランスでは全国60館一斉公開!世界30カ国以上で大絶賛の嵐!だったのだそう。

河瀬直美監督、故郷なる奈良を舞台に、日本人の知らない日本の魅力を引き出し、生と死をテーマに、世界規模で見せる天才なのかもしれませんね。

また、タイトルに使われた、殯(もがり)は日本の古代に行なわれていた葬儀儀礼で、死者を本葬するまでの期間、棺に遺体を仮に納めて安置し、別れを惜しむこと、またその棺を安置する場所を指し、「喪(も)上がり」から生まれたことばだとされてます。

河瀬監督は物心がついたころ、亡くなった知り合いが動かなくなったことを不思議に思い、その後の経験を通して本作を構想し、生き残った者と死者との「結び目のようなあわい(間・関係)を描く物語」を目指した、とのことでした
 
主演に起用された、うだしげき(宇多滋樹)は奈良市公納堂町で開店した古書店「ならまち文庫」と古書喫茶「ちちろ」の店主さん、なのだそう。認知症、という設定もあれど、本職の俳優さんにない独特の存在感

萌の朱雀で河瀬監督に見出され、すっかり女優として成長した尾野真千子が演じる、子供を亡くし、喪失感を抱えた、介護士と、彼の鎮魂の旅、ともいえそう。かなり観る人を選びますが、深淵なテーマに真っ向から取り組んだ心意気に感銘

2007年5月29日に、NHKBSハイビジョンが『ハイビジョン特集』にて同作を放映したエピソードも面白く感じました

第60回カンヌ国際映画祭でグランプリの快挙、おめでとうございます

    (解説)

「萌の朱雀」「沙羅双樹」の河瀬直美監督が、“生と死”をテーマに認知症の男性と介護士の女性の交流を描き、第60回カンヌ国際映画祭でグランプリに輝いた人間ドラマ。奈良県山間部のグループホームで暮らすしげきは、33年前に亡くなった妻の思い出と共に穏やかな毎日を過ごしていた。そこに介護福祉士としてやって来た真千子もまた、事故で我が子を失い大きな喪失感を抱えていた。ある日2人は、しげきの妻が眠る森を訪れるが……。

    (ストーリー)

奈良県東部の山間の地。旧家を改装したグループホームに暮らすしげき(うだしげき)は、亡くなった妻の想い出とともに静かな日々を過ごしている。ここに新任介護福祉士としてやってきた真千子(尾野真千子)もまた、不慮の事故で子どもを亡くした喪失感を抱えて生きていた。失った者への想いとともに生きる者として、介護する側、される側という立場を超えて、少しづつ打ち溶け合っていくしげきと真千子。ある日、二人はしげきの妻が眠る森へ墓参りへと出かけていく。原初のエネルギーあふれる盛夏の森で彼らを待ち受けていたものとは・・・。
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by noho_hon2 | 2015-05-12 12:47 | 映画 | Trackback | Comments(0)
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