二十四の瞳(1954)デジタルリマスター版
e0080345_10521210.jpg1954年9月14日に封切られ、同年「キネマ旬報 ベスト・テン」で第1位(ちなみに、この時の第3位は黒澤明監督作『七人の侍』だったとは!)

ブルーリボン賞作品賞、毎日映画コンクール日本映画大賞も受賞、1955年度ゴールデングローブ賞 外国語映画賞受賞

ずっと感じてたのですが、高峰秀子のガラスの仮面ぶり、というか、溌剌・新任教員時代から、以後、20年近くの歳月を見事に演じきった女優力に、心底、感服。

第一、泣き方が、若い頃と、年齢、立場、状況によって、全然、違うんですもの。

小学校の修学旅行で、小豆島を訪れた時から、話として聞いた、エピソードの数々。「いつか観てみたいなぁ」と思ってただけに念願叶いました。

改めて、木下恵介監督の代表作であり日本映画史にも残る永遠の名作の底力に圧倒。

     (解説)

「女の園」に次ぐ木下恵介監督作品。壷井栄の原作を同監督自身が脚色している。撮影も「女の園」の楠田浩之、音楽は「三つの愛」の木下忠司。出演者は「女の園」の高峰秀子、田村高廣、天本英世、「昨日と明日の間」の月丘夢路「陽は沈まず」の小林トシ子、笠智衆など。

     (ストーリー)

1928年(昭和3年)、大石先生は新任の女教師として小豆島の岬の分教場に赴任する。一年生12人の子供たちの受け持ちとなり、田舎の古い慣習に苦労しながらも、良い先生になろうとする大石先生。

ある日、大石先生は子供のいたずらによる落とし穴に落ちてアキレス腱を断裂、長期間学校を休んでしまうが、先生に会いたい一心の子供たちは遠い道のりを泣きながら見舞いに来てくれる。

しばらくして、大石先生は本校に転勤する。その頃から、軍国主義の色濃くなり、不況も厳しくなって、登校を続けられない子供も出てくる。やがて、結婚した先生は軍国教育はいやだと退職してしまう。

戦争が始まり、男の子の半数は戦死し、大石先生の夫も戦死してしまう。また、母親と末娘も相次いで世を去る。

長かった苦しい戦争も終わり、大石先生はまた分教場に戻り教鞭を取ることになる。教え子の中にはかつての教え子の子供もいた。その名前を読み上げるだけで泣いてしまう先生に、子供たちは「泣きミソ先生」とあだ名をつけた。

そんな時、かつての教え子たちの同窓会が開かれる。その席で、戦争で失明した磯吉は一年生のときの記念写真を指差しながら(オリジナル版では指差す位置がずれ、涙を誘う)全員の位置を示す。真新しい自転車を贈られ、大石先生は胸が一杯になり、涙が溢れてきた。その自転車に乗って大石先生は分教場に向かう。
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by noho_hon2 | 2016-07-06 07:30 | 映画 | Trackback | Comments(0)
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