哀しい予感
e0080345_15203429.jpgたぶん、吉本ばなな作品では、1番好きな物語です。
個人的には「キッチン」より、こちらに軍配。

ある時期、覚えるほど繰り返し読んでは感動してたはずなのに、久々に読むと、残像のようになってて、違う景色が感じられ、ドキドキしました。

わきあがるイマジネーションを、平易でいながら、新鮮な言葉で編み上げた文章が新鮮に感じられて大好きだったのですが、若さと、生命力エネルギーが無ければ描けない物語、だったのかも。

例えるなら、山口百恵の「ひと夏の経験」工藤静香の「抱いてくれたらいいのに」みたいな… なんだか、そういう類の、背伸びゆえのキラキラを感じて、別の意味で、思わず胸キュン、だったのでした。

最初に読んだ頃は、ひたすら弥生とゆきのの辿った、心の軌跡や、謎が解明していくビジョンに多く感情移入してたのですが、今読むと、血の繋がらない弟の哲生と、ゆきのの、年下の恋人、正彦の描き方や、キャラが新鮮に感じられました。

幼少期や青春ソング・プレイバック、じゃないけれど、ある時期、とても蜜月があった何かを、久々にたどるって、ちょっと新鮮な旅ですね。

    (解説)

弥生はいくつもの啓示を受けるようにしてここに来た。それは、おばである、ゆきのの家。濃い緑の匂い立ち込めるその古い一軒家に、変わり者の音楽教師ゆきのはひっそりと暮らしている。2人で過ごすときに流れる透明な時間。それは失われた家族のぬくもりだったのか。ある曇った午後、ゆきのの弾くピアノの音色が空に消えていくのを聴いたとき、弥生の19歳、初夏の物語は始まった。大ベストセラー、そして吉本ばなな作品初の文庫化。
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by noho_hon2 | 2016-07-13 15:20 | 本、雑誌 | Trackback | Comments(0)
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