2017年 10月 21日
篠田優写真展:See/Sea |
銀座ニコンサロンで、篠田優写真展:See/Seaを鑑賞
文章が興味深かったので転載
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祖母が死を迎えた季節、私は一つの暗闇に身を潜らせた。かつて陣地と呼ばれたその場所から見える海はただ眩しかった。いまここにある海へと視線を向けながら二つの半島を歩いた。しかしその歩みは、過ぎ去ったものへ近づこうとする行為だったのかもしれない。
私は、祖母の死を変奏するように撮り続ける写真の中で、歴史と写真を静かに問いたかったのだ。 (篠田 優)
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若さある心象風景っぽい写真と、ところところに置かれた文章が印象的でした。
個人的には、「写真に撮って初めて祖母が花柄を着ていたことに気づいた」ってあたりインパクト。
それと、作者のプロフィールが、上智大を経て、写真を学ぶべく、もう1度、学び直したのも「へ~っ」だったのでした。
by noho_hon2
| 2017-10-21 17:39
| 日々のメモ
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