2006年 02月 07日
イブの総て |
1950年度、アカデミー賞の作品 、 監督、 助演男優、脚本、録音、衣裳デザイン賞。カンヌ国際映画祭でも、審査員特別賞と女優演技賞を獲得した、名作中の名作!
芸能界、内幕モノの金字塔作品という予備知識はあったのですが、逆に、かなりのドロドロを覚悟してたせいか、そのダーク部分を、リアリティをもちつつも、気品をもって描いてるのに感心してしまったのでした。
盛りをすぎた大女優役で、やがて踏み台とされる、マーゴ役のB・デイヴィスが、ほとんど「ご本人か?」と思わせるぐらいの、迫真の演技。でも、ある部分。大いに可愛げがあって、同情の余地も大?!
また「…ひょっとして…」と思ってた、チョイ役でありながら、不思議な光芒を放っていた、新人っぽいレディは、やはり、マリリン・モンローだったんですね。
全盛期のオーラは、まだ無いものの、初々しく、むしろ、よく知ってるモンロー化粧(とくに目の周辺の特徴)なのは、大女優役。B・デイヴィス側だったのに興味深いものを感じてしまいました。
愛らしく、いかにも聡明そう。そして気品あふれる中に、大きな野心をひそませたイヴ役のアン・バクスターも、また渾身の演技。そしてハマり役! もしも彼女が、見るからにむき出しのギラギラだったら、この作品の味わい深さは半減したように思われて。
衣裳デザイン賞、受賞ってのも、分かるような気がしました。だってモノクロなのに「わぁ、いいなぁ…」と、思わずうっとりしてしまうような服のオンパレード、だったんですもの。
名作は、やはり大したものだなぁ、と感服。
芸能界、内幕モノの金字塔作品という予備知識はあったのですが、逆に、かなりのドロドロを覚悟してたせいか、そのダーク部分を、リアリティをもちつつも、気品をもって描いてるのに感心してしまったのでした。
盛りをすぎた大女優役で、やがて踏み台とされる、マーゴ役のB・デイヴィスが、ほとんど「ご本人か?」と思わせるぐらいの、迫真の演技。でも、ある部分。大いに可愛げがあって、同情の余地も大?!
また「…ひょっとして…」と思ってた、チョイ役でありながら、不思議な光芒を放っていた、新人っぽいレディは、やはり、マリリン・モンローだったんですね。
全盛期のオーラは、まだ無いものの、初々しく、むしろ、よく知ってるモンロー化粧(とくに目の周辺の特徴)なのは、大女優役。B・デイヴィス側だったのに興味深いものを感じてしまいました。
愛らしく、いかにも聡明そう。そして気品あふれる中に、大きな野心をひそませたイヴ役のアン・バクスターも、また渾身の演技。そしてハマり役! もしも彼女が、見るからにむき出しのギラギラだったら、この作品の味わい深さは半減したように思われて。
衣裳デザイン賞、受賞ってのも、分かるような気がしました。だってモノクロなのに「わぁ、いいなぁ…」と、思わずうっとりしてしまうような服のオンパレード、だったんですもの。
名作は、やはり大したものだなぁ、と感服。
by noho_hon2
| 2006-02-07 17:43
| 映画
|
Trackback(1)
|
Comments(2)
Tracked
from 虎党 団塊ジュニア の ..
at 2006-03-12 11:22
タイトル : 『イヴの総て』’50・米
あらすじ演劇界最高の賞に輝いた女優イヴ・ハリントン(アン・バクスター)。その授賞式を見守る批評家ドウィット(ジョージ・サンダース)等は彼女との出会いを想い帰していた。人気劇作家ロイド(ヒュー・マーロウ)の妻カレン(セレステ・ホルム)はいつも劇場前にいる...... more
あらすじ演劇界最高の賞に輝いた女優イヴ・ハリントン(アン・バクスター)。その授賞式を見守る批評家ドウィット(ジョージ・サンダース)等は彼女との出会いを想い帰していた。人気劇作家ロイド(ヒュー・マーロウ)の妻カレン(セレステ・ホルム)はいつも劇場前にいる...... more
TBさせてもらいました。正に名作ですね!ストーリー、役者の演技とも文句のつけようが無い。モンローの役は、その後の役柄と同じタイプでしたね。
0
Commented
by
noho_hon2 at 2006-03-12 13:47
YOSHIYU機 さん、こんにちわ。私の方でもTBさせていただきました。(とても上手なナビぶりに、いたく感心)本当に、モンローのその後を思うと、とても不思議な気がしますね。これからも、よろしくお願いします