驚いたり感心したり
e0080345_10303345.jpg講義も2回目… 印象的だったのは、「テキストを読む」ことと、設問方式で「問題に答える」こと。「講義をきく」こと、ささやかでも、実際に身体をつかい「実習をする」体験とでは、それぞれ知識の入り方が違うってこと、でした。

具体的には、「向かいの人の、脈をとってみてください」と言われて、ドギマギ。私を含め、教室の大半の人間が「ああ、勘違い」だったんですもの。

よく、元・看護士の母が、父の体調をみる際、頻繁にやるのを「見てた」はずなのに、その正しい方法ひとつからして「分かってなかった」とは… 図解テキストを見てさえ、のみこめていなかった事実に、トホッ(正しくは、指3本を使う)

先日のダンナさんの文房具の件、じゃないけれど、門前の小僧ではダメなんだなぁ… と痛感。

しかし、何より驚いたし、教室中がどよめいたのは、認知症の知識。

みなさん、「親、兄弟、親戚、配偶者、子供」と並んだ場合。忘れる順番って見当つきます?

教室の、ほぼ全員が(まだしも縁の薄い)親戚に、手が挙がったのですが、ブーーッ。
「昔のことは覚えてるのに、最近のことほど…」なセオリーからすると、まず抜け落ちるのは配偶者。そして、子供なんですってね。ガーーーン。

普通に考えると、まさか子供の顔を忘れるなんて!と思うでしょ。
だけど現実には「な~んか懐かしい気分」が勘違いされ、自らの兄弟とか、極端な場合。娘をして「母親である」と思い込んでしまう場合も少なくないそうで…。

一見。面会の配偶者と、和気藹々としてて「ひょっとして回復した?」と見えても「タイプの異性が、なぜか親切で、ちょっと嬉しい♪」と感じてたり… 

そうかぁ。だから、父が「あれは参った」と苦笑してたエピソード。最晩年の祖母に「あんた誰?」と言われ、コケた件を、よく語り草にしてましたが、謎がとけたような気がしてね。

感心したのは、一見、奇異に見える行為にも「必ずや、当人には相応の理由がある」そうで、たとえば徘徊。施設の廊下をぐるぐる回ってても、「本人に見えてる景色は全部、別なんです。記憶が子供に帰り、当時の自宅を探してることが多いですね」には、「…なるほどなぁ」

「決して(当人の思い込みに)逆らわない」「プライドを傷つけない」が大原則だそうで、最も怖いのはパニック。そういう意味でも、新聞のコラムで読んだ、宇崎竜童は偉かったなぁ… と、しみじみ。(徹底的につきあい、「運転手」として扱われても逆らわず。そこから垣間見える、知らなかった父親の過去を発見して感動してた)

世の中は、まだまだ「知らないこと」に満ちてるなぁ… 急速に進む高齢化時代。遅かれ早かれ、いずれ直面する問題であろう分。「知っておいてヨカッタ」なぁ、しみじ~み。

あくまで明るくユーモラスにレクチャーする講師の方にも、改めて頭が下がった次第。
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by noho_hon2 | 2006-02-24 09:40 | 日々のメモ | Trackback | Comments(6)
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Commented by きらら at 2006-02-24 19:56 x
こんばんは☆

のほほんさんのレポート 配りたいなあ・・・・・・・
誰にって?あはは☆
認知症の方のエピソードは尽きないです
まだ生きている息子さんの「葬式にいかないと」と仰る方
子供や夫の名前を忘れても 世話をしてくれる嫁さんの名前は覚えていたり・・・
一人ひとりの世界に生きておられるんですね
その世界を認める事なしには やはり・・・・・

子供の世話にならないと宣言してはいますが
年取ったら 私もどうなるかは?????ですわ
Commented by noho_hon2 at 2006-02-25 07:31
こんにちわ☆ きららさん。じつをいうと、ほとんどコレ、かぎりなく「きららさんに伝えてみた~い」って部分が原動力となってレポしております。だから、そう言っていただけると、嬉しくて。じつは正しい知識を授けていただいたおかげで、「ああ、だから、そうだったのか…」と、急に合点がいくこと多々であります。本当に、それぞれの世界があるのですね。しみじみ…

たしかに、自分が年取ったら… 難しい問題ですね。
Commented by ハート at 2006-02-26 00:08 x
認知症にしても 徘徊にしても本人には、意味があるのでしょうね。
遺伝子とかでは、推し量れない何かが?
Commented by woopie at 2006-02-26 00:50 x
アド街ック天国を検索してたどり着きました。
介護の講習を受けていらっしゃるようですね。
 介護というと、わたしも父母の介護(介護というほどしていませんが)経験者です。
 いまは父は亡くなり、母が療養病棟に入っているため、洗濯物を取りに行く程度ですが、退院してきたらまたいくつかの作業はしなければならないと思います。胃に穴を開けて栄養を取っているため、その作業など、いずれは講習を受ける必要があるとか・・・。
 それはともかく、介護するほうは、やはり女性のほうが何かと都合がよいですよね。できなくはないのですが、介護されるほうからみると、やはり同性のほうがいいみたいで・・・。一時はアテントなどの手伝いもしたのですが、自分の子供とはいえ嫌なようです。まだ認知症までは進んでいないため、余計そうなのかもしれません。家族以外の男性介護士だとなおさらです。
 このあたりも、何かよい案があるといいですね。

はじめての書き込みで長くなって申し訳ありませんでした。
介護・・・あんまり頑張らないほうがいいですよ。
Commented by noho_hon2 at 2006-02-26 08:26
ハートさん、こんにちわ。私も、そう(当人には、深い意味がある)感じます。
この方面に関しては、きわめて深い分野だけに、これから勉強や実習を通し、長いスパンで考えてみたいなぁ、と思ってしまうのでした。
Commented by noho_hon2 at 2006-02-26 08:30
woopie さん、こんにちわ。「アド街」のキーワードからご縁があるとは、なんて楽しい偶然! オハナシできて、とても嬉しいです。woopie さんのように実体験がある方の前では、ただただ小さくなるばかりですが、そのエピソード(実際問題として、同性の方が抵抗が少ない)も講習の中で出てきて「なるほど!」と感じました。この意見も参考に、真摯に勉強したいと思います。これからも、よろしくお願いします
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