パッチギ!
映画のヒットと、賞を総なめにしたことから、あまりにも有名になりましたが、「パッチギ」とは「頭突き」の意味。

ストーリーの舞台は、60年代の京都。この時代らしく、冒頭から、いきなり、グループサウンズのコンサート風景。テンションが上がるあまり、ステージの男の子も観客の女の子も、バタバタと失神しまくり… ってあたり、じつに雰囲気。「当時の空気」をリアルに再現してます。

主人公の男の子は、そんな御時世。永遠不滅な青春の願い。「モテたい」あまり、ビートルズ・カットにして周囲の失笑をかう、きわめて平凡な高校生。そんな彼の唯一の特技は、ギターと歌なのですが… ある日、ひと目惚れしたのは、朝鮮高校に通う、ケンカ番長の妹。

基本骨格としては、日本版「ロミオとジュリエット」というか「ウエストサイド物語」

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とにかく、ケンカ兄貴の周囲にいる面々は、きわめて血の気が多く、寄ると触ると、すぐに脳裏でゴング「カ~~ン」な連中ですから、とにかく全編。それはそれはエネルギッシュな、喧嘩につぐ喧嘩の連続…

正直いって、かなりハードな描写のオン・パレードにビビりましたが、バイオレンスというより、まさに「喧嘩!」といった印象でしょうか? そこはかとないユーモラスささえ漂わせ、カラッとしてるのが特徴。ひとこと「ヤンチャども、大暴れ!」って感じでした。

とにかく全編。井筒和幸監督自身の「こういう作品が撮りたかったんだぁ!」という気迫と情熱が伝わってきます。

私自身は「のど自慢」から知った分。どちらかというと、テレビにでてくる辛口批評の、おもろいオッサンって印象だったのですが、もともと、「ガキ帝国」「岸和田少年愚連隊」で脚光を浴びた、ヤンチャの巨匠ですもんね

難しい問題に、あえてスポットをあて、掘り下げてみせた勇気と、激しい動の中でキラリと光る静の部分のコントラストがヨカッタです。印象的な全体のメインテーマ曲。「イムジン河」が、心にしみました。

役者達も、じつに新鮮だったし、今をときめくオダギリジョーが、じつにいい感じで脇役に登場し、改めて、未来の大器を予感…

やはり、製作者に「志と情熱のある作品」は、アッパレですね。
山ほどの受賞も、大納得。
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by noho_hon2 | 2006-04-27 09:21 | 映画 | Trackback(3) | Comments(2)
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タイトル : パッチギ!
 人と人とがぶつかり合う、理解し合うという作品は心を揺さぶる。  彼らはパッチギ(頭突き)をし合って、ぶつかり合う。  舞台は1968年の京都。  京都府立高校と朝鮮高校は、毎日のように乱闘騒ぎを起こしている。  相手を血祭りに上げれば、次は自分たちがボコボコにされる繰り返しの毎日。  しかし、彼らは朝鮮人であるために日本人であるために喧嘩をし続ける。  仲間、同胞のために戦い続ける。  それが自分自身である証明だ。  そんな中、ナンパな青年・康介(塩谷瞬)は朝鮮高校のアンソン(高岡蒼佑)の妹・キョ...... more
Commented by きらら at 2006-04-27 22:00 x
こんばんは☆
昨年観に行きました こんなに賞を総なめにするとは・・すごいですね!
しかし オダギリジョー??ええ???気付かなかったぁ~~~!

もてる事に一生懸命で 恋する事に一生懸命
そして喧嘩にも一生懸命!!
そんな印象の映画でした 最後は泣けましたわ・・・・・・

昔 ガキ帝国も観に行ったんですよ
パッチギの方が 私的には良かったなあ・・・・って思いました
Commented by noho_hon2 at 2006-04-28 09:46
きららさんは、劇場で御覧になったのですね。いいないいな… (オダギリジョーは「イムジン河」を知らしめた、風来坊のすちゃらかアンちゃんです。終盤はヒッピー姿になってて、これも笑えました)

不器用ながら、恋にも生きることにも一生懸命。そして青春のエネルギー爆発。その中で光る叙情性… 井筒和幸監督の最高傑作と呼び声高いのも納得です。

出世作の「ガキ帝国」「岸和田少年愚連隊」にも、ちょびっと興味おぼえたのですが… こちらの方が、よりマルなんですね。…なんだか、すごく安堵(^。^*)
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