天才達の、あっぱれワガママ合戦?!
e0080345_1862963.jpg昨日、なにげなく見た「ゲツヨル! 見たぞスタジオジブリの真実」が、むちゃくちゃ面白かった!です。

ゲストとして、スタジオジブリ社長兼プロデューサーの、鈴木敏夫が招かれてたのですが

そこで明かされる、なにげないエピソードの数々。とくに、その突き抜け感が、あまりにも可笑しくて… ひっくり返ってしまったのでした。

「超ワガママ(!)」という、2人の天才監督を前。上手になだめつつ、次々とハイレベルの作品をひきだす手腕をして、猛獣使いという比喩には、思わず「…言えてる…」とクスクス。

特に、ナウシカなんか、当時は「原作がないとダメ」だったので「ならば、つくってしまえホトトギス」とばかり、アニメージュで連載をはじめ、映画への下準備をはじめた… という作戦上手には、改めて「…なるほどなぁ」

映画の製作に関しても、プロデューサーに、高畑勲をつけたい、という宮崎駿の希望に、どうしても承諾してもらえず、平行線の日々。

あくまで理論武装で、NOを主張する高畑。しまいには、万策つきて「あなたは、友人が困ってるのを黙って見すごすのですか?」と、斬りこみ、ようようOKを得た…との顛末には唸ってしまったのでした。

押してもダメなら、引いてみな、ですよね。

ジブリ映画といえば、うんと、印象に残るのがコピー。
それを、はじめて、本職・コピーライター(糸井重里)に依頼したのも、鈴木の発案。しかし、あまりにも激しいダメだしに音をあげつつも、次第に「本気にさせた」顛末も興味深かったです。

(これをして、秋元康いわく。「鈴木さん。…ある種の放火魔ですよね」説には、思わずブハッ!)

「もののけ姫」なんか、監督の許可をえる前。先に題名をドカンとだし、世間に発表して「後にひけなくさせた」とか、(もちろん、宮崎監督。大立腹)

「紅の豚」も、映画宣伝フィルムを鈴木プロデューサーが独断でつくり、これまた監督、激しくへそを曲げてプンスカプン。しかし、ジブリに戻り、社員達の前で上映。「これを見て、“見たい”と思うか? 興味おぼえるか?」と問いかけ、「はい」と答えられて、「…そうか…」になったとか…

なんだか、…か、可愛い… と、クスクスなってしまったのでした。

特に笑い転げたのが、トトロと「火垂るの墓」 を並行して製作してた時のこと。

どちらの監督も、表情の魔術師。近藤喜文を「激しく希望!」だったのですが、苦渋の選択で、高畑監督につけたら、それを察した宮崎監督。

報告と許可を得にいった際。「用件は言われなくてもワカル」といった上で「ボクは、明日から入院する」と、むちゃくちゃなストライキ宣言。

しかし、翌日には「解決したよ。殴ったから」の台詞に唖然としてたら
「…夢の中で…」には、思わずウケまくって!しまったのでした。

ワガママも、ここまでくれば、なんかアッパレというか、どこかユーモラスですよね。

おそらく、音楽家しかり、絵画方面もしかり?! のだめに出てきたくだりじゃないけれど、表現者は、よきサポーターがいてこそ、な部分があり、たぶんに運もある、との説に「…なるほどなぁ…」だったのですが、そういう節ありますよね。

鈴木敏夫もまた、間違いなく天才です。

もちろん大きな才能あってこそですが、そういう意味で、恵まれてたんだなぁ… もしも、手塚治虫が生きていたとしたら、最も羨んだことのひとつは、この出会いにもあったかもなぁ、と、改めて、しみじ~み
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by noho_hon2 | 2007-06-05 18:51 | テレビ | Trackback | Comments(0)
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