2007年 06月 22日
ファンシイダンス |
きわめて80年代なシティボーイが、家業を継ぐべく、お寺に修行しに行った顛末を、コミカルで爽やかに描いた佳作… いろいろな意味で、興味深かった!です。
いま見ると「アッと驚く」、当時の最先端ファッションや小道具の数々。それに、周防作品の常連さん達が、既にこの時点で、かなり「全員集合してる!」のも、感心させられるものがあります。
もちろん、モッくんこと本木雅弘の端正なハンサムぶりも抜群ですが、負けず劣らず、弟君に扮した大沢健の、稚児さんチックな可愛い美貌も、なかなか… じつに「目の保養」で、キャラ立ちしまくった、若きお坊さん達のオンパレード。
鈴木保奈美 は可愛いし、甲田益也子のスキンヘッドも、じつに雰囲気で美し~~っ
それに、クセモノ・ポジションをさせたら、このひと!な、竹中直人のお約束感は、もう、この時点で大きな萌芽があるんですね。コミカル要素として、既に、かぶりものを駆使してるあたり「Shall weダンス?」のベースを感じさせて、大いにウケたのでした。
原作は、のちに「陰陽師」で一斉風靡。映画ともども、ヒット&数々の受賞。手塚真と結婚した、岡野玲子の、抱腹絶倒コメディ漫画だってのは「…し、知らなかった…」
それに、クレジットで見かけた、周防義和。(苗字の珍しさに)調べてみると「じつは、周防正行監督の従兄にあたり、周防作品の大半の音楽を担当してる」って事実には「…なるほどなぁ」
改めて、才能のみならず、運も人望もある監督さん、なのですね。
なるほど。草刈民代と出会い、公私共の縁となれたのも納得!です。
もう、この時点で、かれ独特の「間とリズム」が、半ば完成してますよね。
終盤の見せ場。迫力満点な掛け合いから、音声は、そのままに、映像は、ずずいと引いて、声がこだまする周囲の風景に。風情ある、お寺と周辺のショットになって、美しさと余韻が漂うあたり、並々ならぬセンスを感じてしまいました。
しかし、気のせいか、役者さん達の、つとめて淡々とした喋りといい… この雰囲気。小津安二郎監督の作品に似てるなぁ… と感じてたら、本当に、小津映画へのリスペクトがベースにあったとは (やっぱりぃぃ!)
個人的には、映画をみたあとの、ダンナさんの感想。
「原作は、やはり、女性向け漫画? やはり、そのあたりが違うよね。男性漫画だと、女性の描き方が、まず、絶対。こうはならない」って指摘に「へ~ぇ」だったのでした。
う~ん、こうしてみると、ますます、噂の、周防監督。幻のデビュー作品。
「変態家族 兄貴の嫁さん」が見てみた~い! (^ー^*)ヾ
(「変態家族…」、公開直前まで、台本タイトル「お嫁さん日和」だったんですってね。公開されると、映画館・関係者が「…い、いつもと… 客層が違~う」と、戸惑いつつ騒いでた、ってな、監督自らの証言エピソードに、思わず爆笑 & ふつふつと興味)
いま見ると「アッと驚く」、当時の最先端ファッションや小道具の数々。それに、周防作品の常連さん達が、既にこの時点で、かなり「全員集合してる!」のも、感心させられるものがあります。
もちろん、モッくんこと本木雅弘の端正なハンサムぶりも抜群ですが、負けず劣らず、弟君に扮した大沢健の、稚児さんチックな可愛い美貌も、なかなか… じつに「目の保養」で、キャラ立ちしまくった、若きお坊さん達のオンパレード。
鈴木保奈美 は可愛いし、甲田益也子のスキンヘッドも、じつに雰囲気で美し~~っ
それに、クセモノ・ポジションをさせたら、このひと!な、竹中直人のお約束感は、もう、この時点で大きな萌芽があるんですね。コミカル要素として、既に、かぶりものを駆使してるあたり「Shall weダンス?」のベースを感じさせて、大いにウケたのでした。
原作は、のちに「陰陽師」で一斉風靡。映画ともども、ヒット&数々の受賞。手塚真と結婚した、岡野玲子の、抱腹絶倒コメディ漫画だってのは「…し、知らなかった…」
それに、クレジットで見かけた、周防義和。(苗字の珍しさに)調べてみると「じつは、周防正行監督の従兄にあたり、周防作品の大半の音楽を担当してる」って事実には「…なるほどなぁ」
改めて、才能のみならず、運も人望もある監督さん、なのですね。
なるほど。草刈民代と出会い、公私共の縁となれたのも納得!です。
もう、この時点で、かれ独特の「間とリズム」が、半ば完成してますよね。
終盤の見せ場。迫力満点な掛け合いから、音声は、そのままに、映像は、ずずいと引いて、声がこだまする周囲の風景に。風情ある、お寺と周辺のショットになって、美しさと余韻が漂うあたり、並々ならぬセンスを感じてしまいました。
しかし、気のせいか、役者さん達の、つとめて淡々とした喋りといい… この雰囲気。小津安二郎監督の作品に似てるなぁ… と感じてたら、本当に、小津映画へのリスペクトがベースにあったとは (やっぱりぃぃ!)
個人的には、映画をみたあとの、ダンナさんの感想。
「原作は、やはり、女性向け漫画? やはり、そのあたりが違うよね。男性漫画だと、女性の描き方が、まず、絶対。こうはならない」って指摘に「へ~ぇ」だったのでした。
う~ん、こうしてみると、ますます、噂の、周防監督。幻のデビュー作品。
「変態家族 兄貴の嫁さん」が見てみた~い! (^ー^*)ヾ
(「変態家族…」、公開直前まで、台本タイトル「お嫁さん日和」だったんですってね。公開されると、映画館・関係者が「…い、いつもと… 客層が違~う」と、戸惑いつつ騒いでた、ってな、監督自らの証言エピソードに、思わず爆笑 & ふつふつと興味)
by noho_hon2
| 2007-06-22 08:35
| 映画
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Comments(4)
「ファンシィダンス」大好きです。原作も映画も、それぞれのよさがありますよね。
映画の方には、実はわたしの中学時代の同級生が出演しています。
何も知らずに見ていて「似ている人がいるなあ」と思っていたのですが、最後のクレジットで本人だと分かりました。びっくりでした。
そんな意味でも印象深い映画です。
映画の方には、実はわたしの中学時代の同級生が出演しています。
何も知らずに見ていて「似ている人がいるなあ」と思っていたのですが、最後のクレジットで本人だと分かりました。びっくりでした。
そんな意味でも印象深い映画です。
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by
noho_hon2 at 2007-06-22 18:34
こんにちわ、れいさん。な、なんと映画にお友達が? それは、すごい! その「…似ている人がいるなあ」ののち、クレジットで w(*゜O゜*)w は、感動モノですよね。テレビに、知ってる顔が出ただけでも興奮するんですもの。大いに分かる気がしてしまったのでした。私も、うんと好きな作品です
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noho_hon2 at 2007-06-22 18:37
こんにちわ、 kju96 さん。私も、いつも拝見してますよ。知らない世界を垣間見るのがワクワク… 深い知識と品格にあふれた文章に、うっとり。いつも、大いに楽しみ楽しみ♪なのでした (^。^*)