花束
e0080345_9273864.jpg山田太一ドラマの、とくにツアー会社・社員の、若さゆえの琴線。おせっかい(?)から思い出したこと…

つとめてた頃。いっとき、奈良の高級住宅街エリアで、モデルハウスの留守番、兼、案内係をしてたことあるのですが…

どう考えても、購入できる層は限られてます。そんなにわんさか、お客さんが訪れる場所ではありません。

ひとりの時間、やたら長し。
そして、猛烈に… 暇っ! (そのあまり、前任者はギブアップした)

実際には、ほんの束の間、やってくる担当者のボヤキや、
見回りにくる重役と、運転手さんの愚痴を、きく係だったり… (^_^)ヾ 

ある時。見学にきた老紳士のオハナシを、延々と聞くことになったのでした。

その方、いわく。ある地方の小都市。いかに社会的に成功し、影響力をもち、有名人とも知り合いか。家族から手厚く扱われてるか… 熱心に語ってたのですが、なぜか、途中から、そこはかとない孤独感めいたものが、しんしん伝わってくるんですよ。

鈍い私でさえ、分かるだなんて… ちょっと、しんみり。

詳しい経緯は忘れたのですが、午後にまたくる旨をいって、ひきあげたので
ランチタイム、大急ぎで花屋に走りました。なぜ、そうしたのか私にも分かりません。
負担にならない程度の、それはそれは小さな、ミニブーケ。

本当にホントウは、どうだったのか今も分かりません。
全部、真実だったのか、あるいは、大ボラだったのか、あるいは、半々だったのか…

でも、肝心なのは、言葉として表にでた情報でなく、「誰かと何かを話したがってる」老紳士の、切ないほどのキモチ、だったのでした。それだけは、ものすごくよく「分かる!」気がして…

もう、会えることもないでしょうが、別れ際 「…これ、どうぞ…」
物語の彼女じゃないけれど、ただ、ほんの少しだけ明るいキモチで、帰路について、いただきたかったのでした。

そう言うと、ちょっと驚き、「ありがとう」
子供みたいな顔で笑いました。あの、うな重食べてた、仲代達矢みたいにね。

ふと思い出してシマッタ光景です。
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by noho_hon2 | 2007-07-24 08:52 | 雑感 | Trackback | Comments(0)
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