2007年 11月 15日
恋のゆくえ ファビュラス・ベイカー・ボーイズ |
あ~~、白状します。この映画を見てみたくなった(かぎりなくミーハーな)興味は、ただ一点。
いっとき、映画パロディ等々に、必ず、といっていいほど登場した、ピアノの上で、深紅ドレスの女性が、色っぽく歌って踊るシーン。…その元ネタになった場面のオリジナルを、実際に見てみたかったから (^_^;)ヾ
でも、じつは、じつにお洒落で小粋な、大人の映画♪
オハナシは、冴えないホテルばかりを渡り歩いてきた、ピアノ・デュオの兄弟。でも、渋目な演出と選曲が災い。趣味はイイけれど、客層にあわず、長年、つとめてたホテルをクビになったことから、一発奮起。
女性ヴォーカルを、オーディションで募集。スーザンの起用が転機になって大成功をおさめたものの、ちょっとだらしないけれど、心優しい色男。ジャック(弟)と、ボーカルのスーザンに恋がめばえ、微妙な方向性の差もあり、生真面目な兄・フランクとの関係が、軋みはじめて…
この3人が織りなす、デリケートで心温かい、ちょっとビターな人間模様。そして、大人のラブストーリー。その心のヒダを巧みな脚本で、しっとりと描いた佳作でした。
この魅力的なボーカリストが、あのキャット・ウーマンを演じ、「アンカーウーマン」「素晴らしき日」「I am Sam アイ・アム・サム」の、ミシェル・ファイファー、だったんですね。
じつは、彼女自らが歌うスタンダードナンバーが、この年度のグラミーベストアルバム賞、映画音楽部門賞を受賞してたとは! いや、たしかに、全編にわたる選曲が、じつにオシャレだなぁ、と感心させられてはいたのですが… そこまで、とは。ビックリ、だったのでした
(音楽監修、デイヴ・グルーシンだけど、監督自身が選曲。脇を固めるのは、フュージョン界屈指のプレイヤー、だそうです)
そして、兄弟役を演じるふたりは、実の兄弟。
監督・脚本を手がけたスティーヴン・クローヴスは、撮影当時、弱冠29歳。
のちに「ハリー・ポッター」シリーズ3作品の脚本も手がけた方で、エグゼクティヴ・プロデューサーが、シドニー・ポラック… これまた驚き!だったのでした
この世界をひきたてる、カメラワーク。とくに背景が、また秀逸
夜の風情や、朝の光に包まれたビル群や、屋上で展開される機微。一流ホテルはもちろん、庶民派レストランの片隅な光景までが、味わい深さ、いっそう、でした
いろいろな意味で、ちょっと「思いがけない、拾いモノ」感。
映画ならではの持ち味。そのサプライズ感に、思わず (^。^*)
いっとき、映画パロディ等々に、必ず、といっていいほど登場した、ピアノの上で、深紅ドレスの女性が、色っぽく歌って踊るシーン。…その元ネタになった場面のオリジナルを、実際に見てみたかったから (^_^;)ヾ
でも、じつは、じつにお洒落で小粋な、大人の映画♪
オハナシは、冴えないホテルばかりを渡り歩いてきた、ピアノ・デュオの兄弟。でも、渋目な演出と選曲が災い。趣味はイイけれど、客層にあわず、長年、つとめてたホテルをクビになったことから、一発奮起。
女性ヴォーカルを、オーディションで募集。スーザンの起用が転機になって大成功をおさめたものの、ちょっとだらしないけれど、心優しい色男。ジャック(弟)と、ボーカルのスーザンに恋がめばえ、微妙な方向性の差もあり、生真面目な兄・フランクとの関係が、軋みはじめて…
この3人が織りなす、デリケートで心温かい、ちょっとビターな人間模様。そして、大人のラブストーリー。その心のヒダを巧みな脚本で、しっとりと描いた佳作でした。
この魅力的なボーカリストが、あのキャット・ウーマンを演じ、「アンカーウーマン」「素晴らしき日」「I am Sam アイ・アム・サム」の、ミシェル・ファイファー、だったんですね。
じつは、彼女自らが歌うスタンダードナンバーが、この年度のグラミーベストアルバム賞、映画音楽部門賞を受賞してたとは! いや、たしかに、全編にわたる選曲が、じつにオシャレだなぁ、と感心させられてはいたのですが… そこまで、とは。ビックリ、だったのでした
(音楽監修、デイヴ・グルーシンだけど、監督自身が選曲。脇を固めるのは、フュージョン界屈指のプレイヤー、だそうです)
そして、兄弟役を演じるふたりは、実の兄弟。
監督・脚本を手がけたスティーヴン・クローヴスは、撮影当時、弱冠29歳。
のちに「ハリー・ポッター」シリーズ3作品の脚本も手がけた方で、エグゼクティヴ・プロデューサーが、シドニー・ポラック… これまた驚き!だったのでした
この世界をひきたてる、カメラワーク。とくに背景が、また秀逸
夜の風情や、朝の光に包まれたビル群や、屋上で展開される機微。一流ホテルはもちろん、庶民派レストランの片隅な光景までが、味わい深さ、いっそう、でした
いろいろな意味で、ちょっと「思いがけない、拾いモノ」感。
映画ならではの持ち味。そのサプライズ感に、思わず (^。^*)
by noho_hon2
| 2007-11-15 08:27
| 映画
|
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Comments(2)
Tracked
from 映画や本を淡々と語る
at 2007-11-21 12:30
あ〜、白状します。
ミシェル・ファイファー大好きです。
この映画、観た事ないけどいつか観ます。必ず。
関係ないけど、ローマの休日はゲットしました。
あとは観るだけ(笑)。
ミシェル・ファイファー大好きです。
この映画、観た事ないけどいつか観ます。必ず。
関係ないけど、ローマの休日はゲットしました。
あとは観るだけ(笑)。
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noho_hon2 at 2007-11-15 18:48
まるちょうさん、こんにちわ。じつは、ミシェル・ファイファーの魅力、最近になって知っただけに、改めて「な~るほど!」 噂のシーンだけでも見る価値アリ、です。いや、本当本当
をを、「ローマの休日」ゲットされましたか?
やはり、不動のナンバーワン映画だけに、何度みても、そのたびにうっとり♪ まるちょうさんも、幸せ時間を過ごせるとイイですね (^。^*)
をを、「ローマの休日」ゲットされましたか?
やはり、不動のナンバーワン映画だけに、何度みても、そのたびにうっとり♪ まるちょうさんも、幸せ時間を過ごせるとイイですね (^。^*)