ふたりのベロニカ
e0080345_1793159.jpgこの作品に、興味おぼえたのは、映画に関心をもち始めた頃。「雑誌のシネマ特集で、よく名前を見かけるから」だったのですが… 

ヒロイン、イレーヌ・ジャコブの、暖かみのある美貌もさるとこながら、音楽と映像センスも、群を抜いてますよね。

(彼女が、のちに「トリコロール」シリーズの大トリを飾る、「赤の愛」ヒロインに抜擢されたのは、めちゃくちゃ、よくワカル! 一部での「イングリッド・バーグマンに似てる」説には、大いに納得) 

オハナシは、同じ年、同じ日、同じ時刻。違う場所に生まれた2人。瓜二つの容姿、同じように音楽の才能と、同じ癖を持ち、先天的に心臓が弱くて… 

ポーランドのベロニカは、偶然、才能を見いだされ、大舞台に立つことになったものの、そこでの熱唱が終わった直後、急逝。

知らずに、旅先の街角ですれ違っていた、2人。
パリのベロニカは、訳の分からぬ痛みを伴う、深い喪失感をおぼえ、やがて、彼女のまわりでは、不思議なことが起こり始めて… という、どこか幻想的な物語

ストーリーは、あって無きがごとし、なのですが、ふとした描写が「ああ、この気分… 覚えある!」と感じさせるディテールの積み重ねに、心がざわつくことしきり。
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たとえば、この列車で旅するシーン。車窓の、ふとした歪みに風景が、たわんで映る感じとか、ビー玉にうつる風景の不思議さとか…

それだけで、無性に胸がドキドキした記憶あります。

でも、この作品で、イレーヌ・ジャコブがカンヌ映画祭主演女優賞に輝き、クシシュトフ・キェシロフスキ監督の最高傑作と称される、とは知りませんでした。

奇しくも、監督自身。「これから」という時。54歳という若さ。突然の心臓発作で急逝してたとは… 改めて、知るだに、しみじみ (ーー;)
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by noho_hon2 | 2008-01-08 17:50 | 映画 | Trackback | Comments(2)
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Commented by SoulDrive~ at 2008-01-09 01:03 x
この映画、名作とは露知らず 主役の女優が好みだったせいで 割合早い時期に観ていました(@´艸`)ニャハッ
のほほんさんは ときに、自分とソックリの人に出逢ったことはありますか!? ぼくは山手線の新宿駅で出くわしました 向こうも瞬時に気がつき お互いドギマギしました
匂いとゆーか、ファッションも ぼくが東京住んでたら こんな格好するやろなゆーもんで 本真に驚きましたわ
ι(◎д◎)ナンデスト~
そんな経験もあいまって 不思議と印象に残る映像でした 生きてるって、ある種_奇蹟なのネ♪ 自分の知らない自分とすれ違う場面なんか、ドキドキしましたもんデス
ドッペルゲンガーと出くわすのは…(゚_゚i)タラー… どーなるんでしたかね(=゜∇^=)
Commented by noho_hon2 at 2008-01-09 07:55
こんにちわ、SoulDrive~ さん。じつは私も、ここまで評価が高いとは知らなかったので、思いっきり目を丸くしてしまったのでした。(恥ずかしながら、ずっと、我・ローカル趣味作品、だと思ってたので (;^◇^;)ゝ)

ヒロインのイレーヌ・ジャコブは、本当に魅力的♪ SoulDrive~ さんにとっても、ツボでしたか? クシシュトフ・キェシロフスキ監督のミューズであった、との多くの意見。本当によく分かる気がしたのでした。

私も、けっこう“似たヒト”にすれ違い「…あれれ?」ってことあります。というより、ひょっとすると周囲に「自分の知ってる誰それに似てる」と言われて、キョトン経験の方が多いかもしれませんが。
だけど、やはり、そういう偶然って、大いにドキドキしますよね。ドッペルゲンガーという存在や、そういう語がある事自体、洋の東西を問わない、そのショーコかもしれませんね (^ー^*)
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