2008年 05月 29日
山田太一ドラマスペシャル 「本当と嘘とテキーラ」 |
やはり、期待にたがわぬ名人芸!
贅沢な時間でした。
だって、樋口可南子が、ものすご~~く雰囲気だし、うつくし~っ。美人というより、麗人
佐藤浩市の魅力オーラにも、クラクラだし… 設定上、緊張感あふれるツーショットには、それだけで「…参りました」。このふたりが登場するだけで、見ごたえ満点です。
柄本明も、じつに本領発揮して、イイ味だしてたし、(なりゆきから、ちゃっかり傍らに。公私共に関わってきて、困惑した夜には、どっかり居座り「今夜は、家に帰りたくな~い!」 その叫びが、なんとも愛嬌で、おもわずプププ…)
終盤の山場。真打ち、登場!の感な、山崎努の出番に至っては、貫禄とファンタジー。「そうだよね。この役やれる人、この方と、ほんの数えるほどだろうなぁ…」と唸ってしまうばかり、だったのでした。
また、山田太一ドラマのセオリーとして、ものすごい実力者達と、なぜか必ず投入される、フレッシュな新人が特徴、に思えるのですが、夏未エレナ、大いに好演。
14歳という設定にしては、かなりオトナびてるかな?と思える端正さ、でしたが、母をうしない、でも、健気に父と二人暮らしする優等生。芯に、とても強いものをもった少女、という役柄に、うんと似合ってる気がしました。
オハナシは、「娘の同級生が(原因不明のまま)自殺。なぜか、残されたメモに、娘の名前が記されてて…」という、かなりショッキングな導入。
その謎を軸に、観てる者をぐいぐい引きこんでいく手法です。
散りばめられた「そうだよね。現実は、リアルは、そういうことろあるよねぇ…」ってな提示の反面。ドラマ的なファンタジー要素も随所に散りばめられ緩急自在な展開、アッパレ、だったのでした
(個人的には、「悲しいかな、相性の悪い親子」って設定に、しんみり。仕事では堂々。テキパキでも、父親となると、急にオロオロ。弱くなってしまう、佐藤浩市も、じつにヨイ))
キーワード。テキーラが、上手に使われてて印象的。
(研修で、新人に接客業を教えるノウハウ。心ひそかに、テキーラと唱えることによって「形から入る」テクニック)
たとえば、最初に紙を発見。相談の上、生き続けていく少女を想い、握りつぶしてしまった事実を胸に秘めた学校関係者も、それだけで、大きなテキーラだろうし
たいがい、社会に生きる人なら、多かれ少なかれ、随所で、テキーラ。
その中で、どこまで誠実に、本当と嘘につきあっていくんだろうなぁ… 大いに考えさせられました。
だけど、もっとも大きなメッセージは、山崎努、演じる社長の台詞に託されてたのかもしれませんね。
「嘘をつき続けるのも大変なんだ、でも、勇気をもって、本当のことを言った人間は、エライ。誉められねばならない」
私も、大いに同感 & 共感です (^-^*)
ある意味では完全に、一方的「やつあたり」であり、ほとんど、不慮の事故。とてつもないダメージであるにもかかわらず、同世代ならではの直感。相手の「寂しさ」を理解し、母親のもとを訪れた、少女の勇気と成長にも深く感銘。しみじみ…
贅沢な時間でした。
だって、樋口可南子が、ものすご~~く雰囲気だし、うつくし~っ。美人というより、麗人
佐藤浩市の魅力オーラにも、クラクラだし… 設定上、緊張感あふれるツーショットには、それだけで「…参りました」。このふたりが登場するだけで、見ごたえ満点です。
柄本明も、じつに本領発揮して、イイ味だしてたし、(なりゆきから、ちゃっかり傍らに。公私共に関わってきて、困惑した夜には、どっかり居座り「今夜は、家に帰りたくな~い!」 その叫びが、なんとも愛嬌で、おもわずプププ…)
終盤の山場。真打ち、登場!の感な、山崎努の出番に至っては、貫禄とファンタジー。「そうだよね。この役やれる人、この方と、ほんの数えるほどだろうなぁ…」と唸ってしまうばかり、だったのでした。
また、山田太一ドラマのセオリーとして、ものすごい実力者達と、なぜか必ず投入される、フレッシュな新人が特徴、に思えるのですが、夏未エレナ、大いに好演。
14歳という設定にしては、かなりオトナびてるかな?と思える端正さ、でしたが、母をうしない、でも、健気に父と二人暮らしする優等生。芯に、とても強いものをもった少女、という役柄に、うんと似合ってる気がしました。
オハナシは、「娘の同級生が(原因不明のまま)自殺。なぜか、残されたメモに、娘の名前が記されてて…」という、かなりショッキングな導入。
その謎を軸に、観てる者をぐいぐい引きこんでいく手法です。
散りばめられた「そうだよね。現実は、リアルは、そういうことろあるよねぇ…」ってな提示の反面。ドラマ的なファンタジー要素も随所に散りばめられ緩急自在な展開、アッパレ、だったのでした
(個人的には、「悲しいかな、相性の悪い親子」って設定に、しんみり。仕事では堂々。テキパキでも、父親となると、急にオロオロ。弱くなってしまう、佐藤浩市も、じつにヨイ))
キーワード。テキーラが、上手に使われてて印象的。
(研修で、新人に接客業を教えるノウハウ。心ひそかに、テキーラと唱えることによって「形から入る」テクニック)
たとえば、最初に紙を発見。相談の上、生き続けていく少女を想い、握りつぶしてしまった事実を胸に秘めた学校関係者も、それだけで、大きなテキーラだろうし
たいがい、社会に生きる人なら、多かれ少なかれ、随所で、テキーラ。
その中で、どこまで誠実に、本当と嘘につきあっていくんだろうなぁ… 大いに考えさせられました。
だけど、もっとも大きなメッセージは、山崎努、演じる社長の台詞に託されてたのかもしれませんね。
「嘘をつき続けるのも大変なんだ、でも、勇気をもって、本当のことを言った人間は、エライ。誉められねばならない」
私も、大いに同感 & 共感です (^-^*)
ある意味では完全に、一方的「やつあたり」であり、ほとんど、不慮の事故。とてつもないダメージであるにもかかわらず、同世代ならではの直感。相手の「寂しさ」を理解し、母親のもとを訪れた、少女の勇気と成長にも深く感銘。しみじみ…
by noho_hon2
| 2008-05-29 08:14
| ドラマ
|
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Tracked
from 当たる占い情報
at 2008-05-30 17:43
タイトル : 共感を得る話し方
臨床心理学のカウンセリング分野には、「積極的傾聴」という言葉があります。これは平たく言うと、積極的に話を聞くという意味です。少し違う角度から考えてみると、こういう言葉があのですから、これとは逆に積極的でない話の聞き方もあるということを示唆しているとも言えます。あなたは、一緒にいる相手が話している内容を、積極的に聞いているという自覚があるでしょうか。そういわれると、怪しい。案外、話を聞いているようでいて、気づかぬうちにいつのまにか怠慢な聞き方をしてしまう、ということが意外と多いのではないでしょうか。人と...... more
臨床心理学のカウンセリング分野には、「積極的傾聴」という言葉があります。これは平たく言うと、積極的に話を聞くという意味です。少し違う角度から考えてみると、こういう言葉があのですから、これとは逆に積極的でない話の聞き方もあるということを示唆しているとも言えます。あなたは、一緒にいる相手が話している内容を、積極的に聞いているという自覚があるでしょうか。そういわれると、怪しい。案外、話を聞いているようでいて、気づかぬうちにいつのまにか怠慢な聞き方をしてしまう、ということが意外と多いのではないでしょうか。人と...... more
Tracked
from webデザインウェブデザ..
at 2008-05-31 10:09