大島弓子は、遅れてしみる
e0080345_8541097.jpg第12回手塚治虫文化賞短編賞受賞となった「グーグーだって猫である」

この作品が、小泉今日子主演。
今をときめく、ラインナップ

上野樹里や、森三中が出演し、犬童一心 脚本、監督で映画化されるせいか、注目が集まってますね。

(サバ役が、大後寿々花とは、驚き!)

ガサネタだったら、すみません。
あの吉本ばななが出てきた当初。周囲からも、そう指摘されたそうですが、実際
「大島弓子的なものを、活字で表現したかった」みたく語ってたそうで「へ~ぇ」

個人的には、短編ながら「ダイエット」は、たいへんな名作!と信じて疑いません。

天才・漫画家は数多くいるけれど、その影響力の大きさ。
神様!とまで崇められる存在は、手塚治虫と彼女ぐらい、ではないでしょうか?

ここで、つらつらと「大島弓子と私」…
(きわめて個人的なエピソード。長いです。場合によってはスキップしてね)

e0080345_9114925.jpgおもえば、中学で出逢ったみなさまは、やたらパワフル。そして早熟!でした。
 
「あなた、なにも知らないのね。はい、これは基本!」と、各種レクチャーされまくり。

音楽の独自セレクションに、入れ込んだ漫画家さんの全集攻撃… まだしも素直な年齢。「う~ん、難しいのがカッコイイのかな?」と感心するばかり

でも、大島弓子に関しては、雰囲気は、すごいなぁ、と感じたものの
はっきりいって、いまひとつ分かりませんでした。

だって、現実とファンタジーの境界線が曖昧。幻想的で難解なんですもの。
それに、絵にも、かなり癖があったしね。

それが、急に胸に響いたのは、ひとり暮らしをはじめてから。
「あ… 懐かしい!」 本屋で偶然。手に取った作品に、急に泣きそうに。

だって、夜の重さ。しんしんとした孤独感が、ものすごいリアリティ
不安を抱え、きわめて幻想的な空間を駆けていくシーン。
(たぶん「バナナブレッドのプディング」)

「時計の針を止めて下さい」と、お願いしたり (草冠の姫)

e0080345_859134.jpg伝説の猫、ラフィエルを探して家出。真夜中、花吹雪の中で、懸命に呼ぶ場面とか(綿の国星)

これがきっかけ。古本屋で集めたのですが、もう1度、胸を突かれたのは、21世紀に入ってから。
「いちご物語」を読み返した時でした

「あっ、これ。まるで私だ…」
はからずして、泣き笑い

思えば、設定からして、ぶっ飛んでます。
ラップランドから、ほんの軽い口約束。大きな勘違いから、はるか日本まで、きてしまった主人公のいちご… とても、他人と思えません

だって、卒業式での軽口プロポーズが忘れられず、「やはり冗談だったら、そこできっぱり諦めます」気分。瀬戸内から大都会にやってきたんですもの。

実際、いちご同様。しばらく、コンコンと軽い咳がとまらなかったし、ウルフマンならぬ、強烈キャラ達に翻弄。エブリデー、駄洒落を繰り返す猛者殿が、守ってくれたり、誘惑してきたり。

特に、その後。関東の住人になった分、いちごが家出するシーン。
「桜木町」という土地名に、ひどく、しんみり…

さすがに船のマストにこそ登らなかったけれど
のんびりした土地が懐かしく、高いビルにのぼり、夜景を眺めて、泣いてたしなぁ

映画、評判になるとイイなぁ。
大島弓子も、体調が回復し、表現の神様を続けられますように…

とりとめない話… 失礼いたしました m(__)m
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by noho_hon2 | 2008-09-03 08:47 | アニメ・コミック | Trackback | Comments(0)
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