2008年 11月 07日
人のセックスを笑うな |
じつにインパクトあるタイトルですが、原作は芥川賞候補ともなった、山崎ナオコーラの文藝賞受賞作
長回しによる、まったりした空気。案の定。支持派と退屈派(もしくは、共感派と、こそばゆい派)と、ネット評的には二極化。
あるいはタイトルから大いに期待した方は、思いっきり拍子抜けしそうですが、私は好きでした。
「そこにある空気… 微妙な、キモチの揺らぎや、とくに音!」を大切にするセンスに女性を感じてたのですが、やはりそうで、内心。勝手に「をを、ビンゴ~ッ!」
物語は、19歳青年と39歳人妻の、年の差ラブ
奔放だけど、不思議な魅力。憎めないユリを永作博美が好演。彼女にメロメロになる、みるめを、松山ケンイチ。その彼に想いを寄せる同級生を、蒼井優。その彼女を慕う存在を、忍成修吾が、ナイーブ & どこかユーモラスに演じてます
(ほとんど、ハチクロ状態ですな)
思えば、さすがに20歳差のツワモノはいませんでしたが、20歳前後の男の子って、年上女性にポ~~ッとなりがちだし、純情のあまり、暴走しやすい、ですよね。
そういう例が、あまりにもゴロゴロしてただけに、
「そうだよね。青春って、そうなんだよね~っ」と、大いに共感。
とくに、情けなさに、愛とユーモアがあるのがいいなぁ、と感じました。
気のせいか、最近。その路線が多い気がしますが、やはり、永作博美。浮世離れ感と清潔さがヨイですよね。松山ケンイチと蒼井優の演じる、トホホぶり。じつにキュートでした。
あと、個人的に評価したいのは、ユリのダンナさん役の、あがた森魚
「猪熊さん」を演じる彼が、とてもイイ味だしてて、これが全体のバランスを、ドロドロを感じさせないファンタジーにしてた気がして…
都内1館公開ながら、大健闘。
1週間で、1200万円前後の興行収入を記録し、ここ数年の同劇場では、もっともいい週計記録となったのも、大いに納得で (^-^*)
長回しによる、まったりした空気。案の定。支持派と退屈派(もしくは、共感派と、こそばゆい派)と、ネット評的には二極化。
あるいはタイトルから大いに期待した方は、思いっきり拍子抜けしそうですが、私は好きでした。
「そこにある空気… 微妙な、キモチの揺らぎや、とくに音!」を大切にするセンスに女性を感じてたのですが、やはりそうで、内心。勝手に「をを、ビンゴ~ッ!」
物語は、19歳青年と39歳人妻の、年の差ラブ
奔放だけど、不思議な魅力。憎めないユリを永作博美が好演。彼女にメロメロになる、みるめを、松山ケンイチ。その彼に想いを寄せる同級生を、蒼井優。その彼女を慕う存在を、忍成修吾が、ナイーブ & どこかユーモラスに演じてます
(ほとんど、ハチクロ状態ですな)
思えば、さすがに20歳差のツワモノはいませんでしたが、20歳前後の男の子って、年上女性にポ~~ッとなりがちだし、純情のあまり、暴走しやすい、ですよね。
そういう例が、あまりにもゴロゴロしてただけに、
「そうだよね。青春って、そうなんだよね~っ」と、大いに共感。
とくに、情けなさに、愛とユーモアがあるのがいいなぁ、と感じました。
気のせいか、最近。その路線が多い気がしますが、やはり、永作博美。浮世離れ感と清潔さがヨイですよね。松山ケンイチと蒼井優の演じる、トホホぶり。じつにキュートでした。
あと、個人的に評価したいのは、ユリのダンナさん役の、あがた森魚
「猪熊さん」を演じる彼が、とてもイイ味だしてて、これが全体のバランスを、ドロドロを感じさせないファンタジーにしてた気がして…
都内1館公開ながら、大健闘。
1週間で、1200万円前後の興行収入を記録し、ここ数年の同劇場では、もっともいい週計記録となったのも、大いに納得で (^-^*)
by noho_hon2
| 2008-11-07 17:56
| 映画
|
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Comments(0)
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from ミチの雑記帳
at 2008-11-07 21:41
タイトル : 映画 【人のセックスを笑うな】
映画館にて「人のセックスを笑うな」 山崎ナオコーラの同名小説を『犬猫』の井口奈己監督が映画化。 おはなし: 美術学校に通う19歳の磯貝みるめ(松山ケンイチ)は、39歳のリトグラフの非常勤講師ユリ(永作博美)と恋に落ちる。ところが、実はユリが既婚者であることが分かり、みるめは混乱する。 原作も面白かったですけど、登場人物に血が通うとこんな感じになるんだろうな〜っていうのがドンピシャでした。これはもうキャスティングの勝利でしょう!たしか『犬猫』も独特のまったり感のある作品でしたが、それが井口監督の...... more
映画館にて「人のセックスを笑うな」 山崎ナオコーラの同名小説を『犬猫』の井口奈己監督が映画化。 おはなし: 美術学校に通う19歳の磯貝みるめ(松山ケンイチ)は、39歳のリトグラフの非常勤講師ユリ(永作博美)と恋に落ちる。ところが、実はユリが既婚者であることが分かり、みるめは混乱する。 原作も面白かったですけど、登場人物に血が通うとこんな感じになるんだろうな〜っていうのがドンピシャでした。これはもうキャスティングの勝利でしょう!たしか『犬猫』も独特のまったり感のある作品でしたが、それが井口監督の...... more
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from 京の昼寝〜♪
at 2008-11-07 22:02
タイトル : 『人のセックスを笑うな』
□作品オフィシャルサイト 「人のセックスを笑うな」□監督・脚本 井口奈己□脚本 永調有香 □原作 山崎ナオコーラ □キャスト 永作博美、松山ケンイチ、蒼井 優、忍成修吾、市川実日子、藤田陽子、MariMari、あがた森魚、温水洋一■鑑賞日 1月26日(土)■劇場 渋谷シネセゾン■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)<感想> さんま風に言うと、「ほっといてくれやっ 俺がセックスしてるの見たんかいや〜」って感じのタイトル 3年位前に原作を読み、主人公永作博美・松山ケンイチで決まってから観てみ...... more
□作品オフィシャルサイト 「人のセックスを笑うな」□監督・脚本 井口奈己□脚本 永調有香 □原作 山崎ナオコーラ □キャスト 永作博美、松山ケンイチ、蒼井 優、忍成修吾、市川実日子、藤田陽子、MariMari、あがた森魚、温水洋一■鑑賞日 1月26日(土)■劇場 渋谷シネセゾン■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)<感想> さんま風に言うと、「ほっといてくれやっ 俺がセックスしてるの見たんかいや〜」って感じのタイトル 3年位前に原作を読み、主人公永作博美・松山ケンイチで決まってから観てみ...... more
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from カノンな日々
at 2008-11-07 22:05
タイトル : 人のセックスを笑うな/永作博美、松山ケンイチ
山崎ナオコーラさん原作の同名小説を「犬猫」の井口奈己監督が映画化した作品です。WOWOWユーザーの中にはメイキング&プロモーションをご覧になってる方も多いんじゃないかと思うのですが、私は映画本編を楽しみにしてたので頑張って観ないようにしてました。原作は著者の名...... more
山崎ナオコーラさん原作の同名小説を「犬猫」の井口奈己監督が映画化した作品です。WOWOWユーザーの中にはメイキング&プロモーションをご覧になってる方も多いんじゃないかと思うのですが、私は映画本編を楽しみにしてたので頑張って観ないようにしてました。原作は著者の名...... more
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from Akira's VOICE
at 2008-11-08 09:58
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from サーカスな日々
at 2008-11-16 05:10
タイトル : mini review 08331「人のセックスを笑うな..
山崎ナオコーラの同名小説を『犬猫』の井口奈己監督が映画化したほろ苦い青春映画。20歳年上の女性に恋をした、純情な青年の喜怒哀楽を優しく映し出す。純朴な青年にふんする松山ケンイチが、永作博美ふんする年上の女性との愛をリアルに演じ切る。『フラガール』の蒼井優、『リリイ・シュシュのすべて』の忍成修吾ら注目の若手俳優たちの好演も見逃せない。それぞれに悩んだり傷ついたりしながら、少しずつ成長していく登場人物たちの切ない思いが胸にしみる。[もっと詳しく] 永作博美は、自然体の演技を、すっかり自分のものにしてい...... more
山崎ナオコーラの同名小説を『犬猫』の井口奈己監督が映画化したほろ苦い青春映画。20歳年上の女性に恋をした、純情な青年の喜怒哀楽を優しく映し出す。純朴な青年にふんする松山ケンイチが、永作博美ふんする年上の女性との愛をリアルに演じ切る。『フラガール』の蒼井優、『リリイ・シュシュのすべて』の忍成修吾ら注目の若手俳優たちの好演も見逃せない。それぞれに悩んだり傷ついたりしながら、少しずつ成長していく登場人物たちの切ない思いが胸にしみる。[もっと詳しく] 永作博美は、自然体の演技を、すっかり自分のものにしてい...... more
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from Addict allci..
at 2009-06-24 23:49
Tracked
from 新!やさぐれ日記
at 2009-08-29 17:07
タイトル : 【DVD】人のセックスを笑うな
▼状況 弟のライブラリより ▼動機 地元ロケあり? ▼感想 そのまんま「人のロマンスを笑うな」でよくない? ▼満足度 ★★★★☆☆☆ そこそこ ▼あらすじ 美術学校に通う19歳のみるめ(松山ケンイチ)は、39歳のリトグラフの非常勤講師ユリ(永作博美)と恋に落ちる。友人の堂本(忍成修吾)に問いただされ、みるめは彼女との仲をうれしそうに告白するが、いつもつるんでいる仲間のえんちゃん(蒼井優)の顔は曇ったままだ。だが、実はユリが既婚者であることが分かり、みるめは混乱する。 ▼コメント...... more
▼状況 弟のライブラリより ▼動機 地元ロケあり? ▼感想 そのまんま「人のロマンスを笑うな」でよくない? ▼満足度 ★★★★☆☆☆ そこそこ ▼あらすじ 美術学校に通う19歳のみるめ(松山ケンイチ)は、39歳のリトグラフの非常勤講師ユリ(永作博美)と恋に落ちる。友人の堂本(忍成修吾)に問いただされ、みるめは彼女との仲をうれしそうに告白するが、いつもつるんでいる仲間のえんちゃん(蒼井優)の顔は曇ったままだ。だが、実はユリが既婚者であることが分かり、みるめは混乱する。 ▼コメント...... more