2008年 12月 16日
カンブリア宮殿 柳井正 |
ファーストリテイリング( UNIQLO)会長兼社長、柳井正、登場
やはり「カンブリア宮殿」(というか、村上龍)に斬らせると面白い!
そもそも、紳士服屋さんの二代目、ってことは知ってたのですが、アメリカに視察に行った際。むかったのは大学生協。そこで、学用品と衣類が、同じように並べられ、学生達が、自由に買っていく姿に感銘をうけて「これだ!」
その方式。販売法やディプレイを、地元に持ち込み、評判に。次第に、規模を拡大していくうち感じた、既存商品を扱うことの規制やネック部分に「ならば、自分で作ってしまえ、ホトトギス」
一気に中国に目をつけ、大量生産・大量販売の基礎を確立
しかも、東京進出に際し「なにか(ヨソにない)目玉を…」ってことから、フリースに注目。
当時としては斬新な、アッと驚く価格設定。印象に残るCM効果もあいまって、快進撃したあたりから記憶にあるのですが「全体の流れ」的にみると「…なるほどなぁ」だったのでした。
開店前の銀座店。週に1度は、視察に回る、とのことでしたが、そのダメ出しが、厳しいけれど、じつに的確なこと。
具体的には、一見、整然としてるけれど、いまひとつ特徴のない紳士用シャツ売り場。
「これでは他の店と変わらない。商品の特徴を明記し、具体的にアピールするよう!」との指示で、棚の前。ノーアイロンの説明札がかけられ、オンにオフに着回す実例を、各種ディスプレイすることで、売り上げが、一気に1,5倍に!
このあたりの眼力と、フットワークの良さにも唸ってしまうものがありました。
だけど、「あれれ、柳井社長。いったん、退いてなかったっけ?」と思ってたのですが、かわりに任せた若い社長。優秀だったけど「保守的だったから」との旨。個人的にウケて!しまいました。
「守りにはいっちゃイカンです」と、ぴしゃり。
(実際、返り咲いてのち即、スキニーを大ヒットさせたのも印象的)
この番組の楽しさに、村上龍の「素朴な疑問」が番組に直接、反映してるところがある気がするのですが、後半部分は、とくに失敗に注目。社長自身も「失敗は9割」みたいな著書を書かれてるし… そのあたりを掘り下げてたのも、特にヨカッタです
具体的には、いっとき、急成長のあまり飽和した感なユニクロ離れ・現象。
海外進出の失敗。野菜ビジネスの頓挫。買収を諦めたこと、エトセトラエトセトラ…
私自身。記憶に新しい、イー・モバイルの千本倖生会長や、品川女子学院・6代目校長の漆紫穂子ら、パイオニア的な方々が「8割方、失敗してますよ」のことを思うと、やや多目なのが印象に残ったのですが、村上龍も同じ突っ込みを
「野球の選手も、3割バッターで及第ですから、それ、多くない?」みたいな素朴な疑問に、「だって、新しいことをしてなければ失敗もないでしょ? 要は、早く失敗して、早く考え、早く修正すればイイ」の明快さが、キモチよかったです。
共通してたのは、失敗を「成功の糧とノウハウにしてみせる」ガッツでしょうか?
それと、快進撃のとき、むしろ危機感をもつ部分… いわゆる「勝って兜の緒を…」みたいな心得を忘れず、逆に苦境の時のほうが「安堵した」ってあたり、器の大きさを感じました
「だって、ダメなときの危機感は不安になるでしょ。冷静に分析できるとき、考えるのが大切なんです」との指摘にも「…なるほどね」
あくまで個人的・印象的ですが、その基本姿勢。優秀な経営者であると同時。「転がる石は苔むさない」の、ロックン・ロール魂!を感じてしまった私です
来週は第二弾。海外からの黒船に、どう対抗するか?
他の幾多のメディアが、とりあげてることだけに、社長自身の考えと方針。司会の村上龍の突っ込みが、大いに楽しみ楽しみ (^。^*)
やはり「カンブリア宮殿」(というか、村上龍)に斬らせると面白い!
そもそも、紳士服屋さんの二代目、ってことは知ってたのですが、アメリカに視察に行った際。むかったのは大学生協。そこで、学用品と衣類が、同じように並べられ、学生達が、自由に買っていく姿に感銘をうけて「これだ!」
その方式。販売法やディプレイを、地元に持ち込み、評判に。次第に、規模を拡大していくうち感じた、既存商品を扱うことの規制やネック部分に「ならば、自分で作ってしまえ、ホトトギス」
一気に中国に目をつけ、大量生産・大量販売の基礎を確立
しかも、東京進出に際し「なにか(ヨソにない)目玉を…」ってことから、フリースに注目。
当時としては斬新な、アッと驚く価格設定。印象に残るCM効果もあいまって、快進撃したあたりから記憶にあるのですが「全体の流れ」的にみると「…なるほどなぁ」だったのでした。
開店前の銀座店。週に1度は、視察に回る、とのことでしたが、そのダメ出しが、厳しいけれど、じつに的確なこと。
具体的には、一見、整然としてるけれど、いまひとつ特徴のない紳士用シャツ売り場。
「これでは他の店と変わらない。商品の特徴を明記し、具体的にアピールするよう!」との指示で、棚の前。ノーアイロンの説明札がかけられ、オンにオフに着回す実例を、各種ディスプレイすることで、売り上げが、一気に1,5倍に!
このあたりの眼力と、フットワークの良さにも唸ってしまうものがありました。
だけど、「あれれ、柳井社長。いったん、退いてなかったっけ?」と思ってたのですが、かわりに任せた若い社長。優秀だったけど「保守的だったから」との旨。個人的にウケて!しまいました。
「守りにはいっちゃイカンです」と、ぴしゃり。
(実際、返り咲いてのち即、スキニーを大ヒットさせたのも印象的)
この番組の楽しさに、村上龍の「素朴な疑問」が番組に直接、反映してるところがある気がするのですが、後半部分は、とくに失敗に注目。社長自身も「失敗は9割」みたいな著書を書かれてるし… そのあたりを掘り下げてたのも、特にヨカッタです
具体的には、いっとき、急成長のあまり飽和した感なユニクロ離れ・現象。
海外進出の失敗。野菜ビジネスの頓挫。買収を諦めたこと、エトセトラエトセトラ…
私自身。記憶に新しい、イー・モバイルの千本倖生会長や、品川女子学院・6代目校長の漆紫穂子ら、パイオニア的な方々が「8割方、失敗してますよ」のことを思うと、やや多目なのが印象に残ったのですが、村上龍も同じ突っ込みを
「野球の選手も、3割バッターで及第ですから、それ、多くない?」みたいな素朴な疑問に、「だって、新しいことをしてなければ失敗もないでしょ? 要は、早く失敗して、早く考え、早く修正すればイイ」の明快さが、キモチよかったです。
共通してたのは、失敗を「成功の糧とノウハウにしてみせる」ガッツでしょうか?
それと、快進撃のとき、むしろ危機感をもつ部分… いわゆる「勝って兜の緒を…」みたいな心得を忘れず、逆に苦境の時のほうが「安堵した」ってあたり、器の大きさを感じました
「だって、ダメなときの危機感は不安になるでしょ。冷静に分析できるとき、考えるのが大切なんです」との指摘にも「…なるほどね」
あくまで個人的・印象的ですが、その基本姿勢。優秀な経営者であると同時。「転がる石は苔むさない」の、ロックン・ロール魂!を感じてしまった私です
来週は第二弾。海外からの黒船に、どう対抗するか?
他の幾多のメディアが、とりあげてることだけに、社長自身の考えと方針。司会の村上龍の突っ込みが、大いに楽しみ楽しみ (^。^*)
by noho_hon2
| 2008-12-16 08:17
| テレビ
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