カテゴリ:映画( 709 )

きみはいい子
e0080345_06093083.jpgどこか「誰も知らない」に通じる社会派・問題提起作品…


「そこのみにて光輝く」でモントリオール世界映画祭の最優秀監督賞を受賞した呉美保監督が、2013年本屋大賞で第4位にも選ばれた中脇初枝の同名短編小説集を映画化

群像劇だけど、実力派・俳優さん達が熱演。

いろんな意味で、考えさせられました。

シビアな現実に真っ向から向き合ってたけれど、特に終盤。救いがあった分、感動と安堵感がありました。

いい作品でした。

      (解説)

幼児虐待や学級崩壊といった問題を通して愛について描いた中脇初枝の小説を基に、『そこのみにて光輝く』などの呉美保監督が映画化したヒューマンドラマ。学級崩壊をさせてしまう新米教師、親からの虐待を受け自身も子供を虐待する母親、家族を失い一人で暮らす老人といった老若男女が、現実と葛藤しながらも生きていく姿を映す。出演は、『軽蔑』などの高良健吾や『そして父になる』などの尾野真千子をはじめ、池脇千鶴、高橋和也ら。奥深いストーリーと共に、実力ある俳優たちの演技合戦が楽しめる。

      (ストーリー)

新米教師の岡野(高良健吾)は、ひたむきだが優柔不断で、問題があっても目を背け、子供たちから信用されていない。雅美(尾野真千子)は夫の単身赴任で3歳の娘と2人で生活し、娘に暴力を振るってしまうことがあった。一人暮らしの老人あきこ(喜多道枝)はスーパーで支払いを忘れ、認知症を心配するようになる。彼らは同じ町で暮らしており……。


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by noho_hon2 | 2016-08-14 06:09 | 映画 | Trackback(11) | Comments(0)

誰も知らない (2004)
e0080345_09591891.jpg12年前の作品なのですね。柳楽優弥が、史上最年少で2004年度カンヌ国際映画祭主演男優賞に輝いた話題作。

今も存在感のある見事な俳優さんですが、この年令ならではの輝きに感心しました。

しかし、12歳にして、母親が蒸発。親からも学校も保護されず、妹や弟、3人の面倒をみることになるとは…

その無責任な母親を演じる、YOUも、めちゃくちゃハマってました。ものすごく重大な罪なのに、どこか憎めない独特の存在感。

どんどん部屋も格好も汚れていくさまがリアルで、とても演技には見えませんでした。まるでドキュメンタリーを見ているよう。

実際には、こんな社会の外にいる存在は悲惨なのですが、映画マジック。長男が凛々しく、たくましかったせいか、ふとホッとするパラダイス感もありました。家の外に出られない生活って、どうだったのでしょうね。

ゴンチチの音楽もヨカッタです。あまりにもお気の毒な展開ではあったけれど、問題提起エンタメとしては、このティストはまだしも救いがありました。いろいろな意味で、心に残る作品でした。

     (解説)

主演の柳楽優弥が史上最年少の14歳という若さで、2004年度カンヌ国際映画祭主演男優賞に輝いた話題作。『ディスタンス』の是枝裕和監督が実際に起きた、母親が父親の違う子供4人を置き去りにするという衝撃的な事件を元に構想から15年、満を持して映像となった。女優初挑戦の、YOU扮する奔放な母親と子役達の自然な演技も秀逸。母の失踪後一人で弟妹達の面倒をみる長男の姿は、家族や社会のあり方を問いかける。

     (ストーリー)

けい子(YOU)は引っ越しの際、子供は12歳の長男の明(柳楽優弥)だけだと嘘をつく。実際子供は4人いて、彼らは全員学校に通ったこともなく、アパートの部屋で母親の帰りを待って暮らしていたが……。

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by noho_hon2 | 2016-08-12 08:00 | 映画 | Trackback(2)

劇場版「進撃の巨人」後編~自由の翼~
e0080345_15202296.jpgエレンが、巨人との死闘で自らが巨人化、とは予測がつかなかったので、思わぬ展開に引き込まれたのでした。

主人公・エレン、巨人に母親を食べられただけでなく、かくも過酷な運命が待ち受けていたとは…

敵であると同時に、味方であり、大切な友人であり… 戦闘モノの新たな地平線だなぁ

新たに登場する知性を持つ女型の巨人、もまた斬新だったのでした

     (解説)

諫山創による人気コミックを基にテレビアニメ化し、そのスタッフが新たに劇場版として再編集した後編。巨人との死闘で自らが巨人化した主人公エレンの運命と、新たに登場する知性を持つ女型の巨人との激闘を活写する。数多くの出演作を誇る人気声優の梶裕貴のほか、石川由依、井上麻里奈らがテレビアニメ版同様本作の声を担当。女型巨人との大迫力かつスリリングな戦いや、エレンのたどる過酷なストーリーに引き込まれる。

     (ストーリー)

兵士として巨人と戦うエレンは自らが巨人化し、審議の結果、調査兵団特別作戦班ことリヴァイ班への所属が決定する。壁外調査へ出発したエレンたちだったが、知性を持つ女型の巨人に襲撃される。多くの犠牲を払いながら、ついに女型の巨人を捕獲することに成功した調査兵団だったが……。
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by noho_hon2 | 2016-07-27 15:20 | 映画 | Trackback | Comments(0)

劇場版「進撃の巨人」前編 紅蓮の弓矢
e0080345_14494775.jpg巨人が牛耳る世界。高さ50メートルの防壁に囲まれた街、シガンシナ地区に暮らす少年エレンはのどかな日々を過ごしていたが、ある日、巨人が壁を越えたことから運命が一変する。巨人によって母親を失ったエレンは復讐(ふくしゅう)を誓い訓練兵団に入団。やがて兵士となり戦いに身を投じていくが……。

という、あらすじ自体は知っていたのですが、実写版から観る勇気がなく、アニメの総集編から見てみました。

なるほど。アニメ版だと、ある意味、迫力のある部分もあり、一方で上手にぼかした部分もあり、見やすかったです。

「母親の死がきっかけで…」という意味では、ハガレンを連想しますね。

ある途方もない極限状態における選択の数々… 人気の理由も分かる気がしたのでした。

      (解説)

諫山創の人気コミックをアニメ化し、2013年4~9月に放送されて大ヒットを記録したテレビシリーズ「進撃の巨人」全25話を再編集した劇場版2部作の前編(テレビシリーズ第1~13話)。音声は新ダビングの5.1chリマスター、映像はブルーレイパッケージ用の修正版を使用し、テレビ版では未公開のシーンも含まれている。主題歌はテレビシリーズも担当して話題となったLinked Horizonによる新曲「紅蓮の座標」となり、エンディングテーマは劇伴も手がける澤野弘之が担当。人を食らう謎の巨人に支配された世界で、人類は高さ50メートルの巨大な防壁を築き、その内側で暮らしていた。少年エレン・イェーガーは、まだ見ぬ外の世界を夢見ていたが、ある時、壁をも超える超大型巨人が出現し、その夢は打ち砕かれる。母親を目の前で巨人に食われてしまったエレンは、怒りを胸に、巨人と戦う訓練兵団へ入団する。
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by noho_hon2 | 2016-07-26 13:57 | 映画 | Trackback | Comments(0)

バケモノの子
e0080345_14492319.jpg気のせいか、細田ワールドが、どんどんジブリ化してるような気さえしますね。

人間界とバケモノ界が存在するパラレルワールドが、渋谷風のところにある、という発想が残滓でした。そして、最後の決戦も、この界隈がリンクしますもんね。

また、孤児になった、主人公の少年が、これまた、人望がなく孤独な熊徹の弟子になり、師弟関係の中で、互い、成長していくのが興味深かったです。

バケモノ界では、生きる術と武術の技を、偶然、訪れた人間界では、高校生の楓と本に出会い、彼女のレクチャーによって、それまで欠けていた、新しい世界や価値観を吸収するさまも「…なるほどなぁ」でした。

闇の穴がキーワードになる、クライマックスが、ちょっと「…ん?」だったのですが、成長あり、アクションあり、という意味では、エンタメ的にサービス精神たっぷり、だったかな?

有名・俳優さん達を起用した部分も、あとから知り面白かったです。

賛否両論だったみたいですが、なるほど、昨年度のアニメ・ナンバーワンの実績も納得

     (解説)

『サマーウォーズ』などの細田守が監督を務め、人間界とバケモノ界が存在するパラレルワールドを舞台に孤独な少年とバケモノの交流を描くアニメーション。人間界「渋谷」で一人ぼっちの少年と、バケモノ界「渋天街」で孤独なバケモノ。本来出会うはずのない彼らが繰り広げる修行と冒険を映す。バケモノと少年の声を役所広司と宮崎あおいが担当するほか、染谷将太や広瀬すずら人気俳優が声優として名を連ねる。不幸な少年が身勝手なバケモノとの出会いにより成長し、絆を深めていく感動的な物語に期待。

     (ストーリー)

人間界「渋谷」とバケモノ界「渋天街」は、交わることのない二つの世界。ある日、渋谷にいた少年が渋天街のバケモノ・熊徹に出会う。少年は強くなるために渋天街で熊徹の弟子となり、熊徹は少年を九太と命名。ある日、成長して渋谷へ戻った九太は、高校生の楓から新しい世界や価値観を吸収し、生きるべき世界を模索するように。そんな中、両世界を巻き込む事件が起こり……。
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by noho_hon2 | 2016-07-26 08:25 | 映画 | Trackback(26) | Comments(0)

「ホットロード」ふたたび
e0080345_10412397.jpg聞く所によると、原作者・紡木たくは、長年、映像化に躊躇してたけれど、「あまちゃん」で、能年玲奈がブレイクする以前、映画『カラスの親指』を見た時点で、GOサインが出てたそうですね。

最初に見た時の感想は、こう、でしたが、再び見たら、やはり、能年玲奈、思春期のデリケートで複雑な感情を演じ分ける意味で、大した俳優さんだなぁ、と感じたのでした。

同じあまちゃんで、若・春子を演じた、有村架純の活躍が目覚ましかっただけに、大人の諸事情。こじれてしまった云々に思わず胸キュン

でも、『僕等がいた』シリーズなどの三木孝浩がメガホンをとっただけあり、随所に光るものがあり、幾多の受賞も納得、だったのでした。

惜しむらくは私が、暴走族・文化や、その醍醐味に今ひとつ圏外なので、「なぜ?」「どうして?」が、多々。突っ込みどころは満載ですが、なかなか、よくできた作品に感じました

願わくば、これだけの表現力のある能年玲奈、改め「のん」さんが再び良い作品に恵まれますように

     (解説)

1980年代に若者の圧倒的な支持を集めた紡木たくによる少女コミックを、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」でブレイクした能年玲奈主演で実写映画化した青春ドラマ。原作者の紡木たくが脚本を監修し、母から愛されず行き場のない不安を抱える孤独な14歳の少女と、刹那的に生きる不良少年との切なくも激しい純愛を描く。ヒロイン能年の相手役には、三代目J Soul Brothersの登坂広臣が抜てきされ、『僕等がいた』シリーズなどの三木孝浩がメガホンを取る。

     (ストーリー)

母から愛されず、自分が誰からも必要とされていないと心を痛める14歳の宮市和希(能年玲奈)は、学校で周囲と打ち解けられず孤独を抱えていた。そんなある日、不良の春山洋志(登坂広臣)と出会い、彼らの世界に自らのよりどころを見いだすようになる。少しずつ洋志に惹(ひ)かれていく和希だったが、Nightsのリーダーとなった洋志は反目し合うチームとの激しい争いにしのぎを削ることとなり……。
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by noho_hon2 | 2016-07-19 06:40 | 映画 | Trackback(1) | Comments(0)

私の男
e0080345_14374673.jpg原作は、直木賞を受賞した桜庭一樹の同名小説

時代時代によって、違うフィルム、というか画像で撮ってる映像へのこだわりが、インパクト。

この浅野忠信の役は、彼にしか出来ないかも、と思わせるものがありました。

また、素朴なメガネちゃんの中学時代から、キレイなお姉さんになったOL時代まで演じてのけた、二階堂ふみの女の成長ぶりも、オミゴトです。

幾多の受賞も納得の迫力でしたが、かなり好みは分かれそう。

野暮天な私には、「なぜ?」「どうして?」が山積で、やや難解でした。

    (解説)

直木賞作家・桜庭一樹によるベストセラー小説を、『海炭市叙景』などの熊切和嘉監督が映画化。流氷に閉ざされた北海道と東京を舞台に、孤児となった少女と彼女を引き取ることになった男の禁断の関係を描き出す。互いに秘密を抱え寄り添うように生きる父と娘には、浅野忠信と二階堂ふみがふんするほか、高良健吾、藤竜也らが共演。時代の移り変わりに合わせてフィルムとデジタルを駆使し、北海道の雄大な自然を捉えた映像にため息が出る。

    (ストーリー)

奥尻島に猛威を振るった津波によって孤児となった10歳の花(山田望叶)は遠い親戚だという腐野淳悟(浅野忠信)に引き取られ、互いに寄り添うように暮らす。花(二階堂ふみ)が高校生になったころ、二人を見守ってきた地元の名士で遠縁でもある大塩(藤竜也)は、二人のゆがんだ関係を察知し、淳悟から離れるよう花を説得。やがて厳寒の海で大塩の遺体が発見され、淳悟と花は逃げるように紋別の町を去り……。
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by noho_hon2 | 2016-07-12 07:38 | 映画 | Trackback(16) | Comments(0)

アンフェア the end
e0080345_962572.jpgさすが人気シリーズ作品。初心に帰り、おさらい、みたいな部分もあり、個人的には「やっと終わらせてもらい、ヨカッタね」と感じてしまったのでした。

出演者達は、アンフェア・ファン感謝デーの感。

でも、今回パートナーを組んだり、宿敵の黒幕だったりする永山絢斗とEXILEのAKIRA、なかなか奮闘してはいましたし、新鮮でしたが、やや存在感が弱かったかなぁ、との念も、少々

だけど、最後をしめくくるエンタメ、として、追って追われて、サスペンスフル。どんでんの繰り返し、見応えがありました。納得

    (解説)

秦建日子のベストセラー小説を基にした、人気テレビドラマの劇場版第3弾にしてシリーズ完結編。国家の陰で暗躍する一団に関する機密を手にした警視庁捜査一課の女性刑事・雪平が、壮絶な戦いに身を投じていく。前作『アンフェア the answer』に引き続き、佐藤嗣麻子が監督を担当。篠原涼子、阿部サダヲ、加藤雅也をはじめとするレギュラーメンバーが結集。これまでの事件でちりばめられていた謎が収束する展開に加え、『クローバー』などの永山絢斗とEXILEのAKIRAのシリーズ参戦も見どころ。

    (ストーリー)

警察病院占拠事件やネイルガン連続殺人事件を経て、国家を動かす謎の権力組織に関するデータを手中にした雪平夏見(篠原涼子)。組織と闘うすべを模索する中、ある転落死の現場で10年前に起きた推理小説事件の遺留品と同じしおりに奇妙なメッセージが記されて置かれているのに気付く。やがて、転落死体がネイルガン連続殺人事件の首謀者だった村上克明検事(山田孝之)であること、推理小説事件の犯人たちを結び付けたサイトが復活していることが判明。不穏な空気に包まれる雪平の前に、ある協力者が現れる。
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by noho_hon2 | 2016-07-11 07:30 | 映画 | Trackback(8) | Comments(0)

さよなら渓谷
e0080345_14305619.jpgキャッチコピーは「ごく普通に見える夫婦。だがふたりは残酷な事件の被害者と加害者だった―。」と、あえて、ネタバレして、大きなインパクト、

原作は、吉田修一の同名小説

第37回日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞(真木よう子)を筆頭に、第56回ブルーリボン賞 監督賞(大森立嗣)、第35回モスクワ国際映画祭 審査員特別賞等、賞を総なめに。

エンディング・テーマの生歌(椎名林檎の曲)に象徴されるように、女優・真木よう子の体当たり演技に圧倒されます。ほとんど、彼女のためにある作品、といっても過言じゃない、ほど。

彼女と、大森南朋の存在感が、際立ってました。

ちなみに、「かなこ」というのは偽名でレイプ事件の時に一緒にいて逃げた友達の名前で本名は水谷夏見。

とても特殊な状況だけに、想像が及ばないものの、映画のトーンが、美しい映像とあいまって、人間の業を肯定してるようで、惹きつけられたのでした。

ずっと気になってた作品だけに、観ることができて満足。

     (解説)

『悪人』『横道世之介』などの原作者として知られる芥川賞作家・吉田修一の小説を、『まほろ駅前多田便利軒』などの大森立嗣監督が映画化。幼児が殺害された事件をきっかけに暴かれる一組の夫婦の衝撃的な秘密を描きながら、男女の愛と絆を問う。愛と憎しみのはざまで揺れるヒロインの心情を、『ベロニカは死ぬことにした』などの真木よう子がリアルに体現。その夫役には『キャタピラー』などの大西信満がふんするほか、大森監督の実弟である大森南朋をはじめ、井浦新、新井浩文ら実力派が名を連ねる。

     (ストーリー)

都会の喧騒から離れた緑が覆う渓谷で、幼児が殺害され実母が犯人として逮捕されるショッキングな事件が起こる。母親の逮捕により事件は解決したかに見えたが、一件の通報により、この渓谷に住む尾崎俊介(大西信満)がこの母親と不倫関係にあったことがわかり、俊介に共犯の疑いがかけられる。通報したのは俊介の妻・かなこ(真木よう子)であった。取材に当たっていた週刊誌記者の渡辺(大森南朋)は、かなこが俊介を告発したこと、二人が必要最低限の物しか持たず、まるで何かから隠れているかのような生活をしていることにひっかかりを感じる。調べていくうちに、渡辺は二人を結びつけている15年前の罪に行きつく……。  
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by noho_hon2 | 2016-07-08 07:50 | 映画 | Trackback(11) | Comments(0)

二十四の瞳(1954)デジタルリマスター版
e0080345_10521210.jpg1954年9月14日に封切られ、同年「キネマ旬報 ベスト・テン」で第1位(ちなみに、この時の第3位は黒澤明監督作『七人の侍』だったとは!)

ブルーリボン賞作品賞、毎日映画コンクール日本映画大賞も受賞、1955年度ゴールデングローブ賞 外国語映画賞受賞

ずっと感じてたのですが、高峰秀子のガラスの仮面ぶり、というか、溌剌・新任教員時代から、以後、20年近くの歳月を見事に演じきった女優力に、心底、感服。

第一、泣き方が、若い頃と、年齢、立場、状況によって、全然、違うんですもの。

小学校の修学旅行で、小豆島を訪れた時から、話として聞いた、エピソードの数々。「いつか観てみたいなぁ」と思ってただけに念願叶いました。

改めて、木下恵介監督の代表作であり日本映画史にも残る永遠の名作の底力に圧倒。

     (解説)

「女の園」に次ぐ木下恵介監督作品。壷井栄の原作を同監督自身が脚色している。撮影も「女の園」の楠田浩之、音楽は「三つの愛」の木下忠司。出演者は「女の園」の高峰秀子、田村高廣、天本英世、「昨日と明日の間」の月丘夢路「陽は沈まず」の小林トシ子、笠智衆など。

     (ストーリー)

1928年(昭和3年)、大石先生は新任の女教師として小豆島の岬の分教場に赴任する。一年生12人の子供たちの受け持ちとなり、田舎の古い慣習に苦労しながらも、良い先生になろうとする大石先生。

ある日、大石先生は子供のいたずらによる落とし穴に落ちてアキレス腱を断裂、長期間学校を休んでしまうが、先生に会いたい一心の子供たちは遠い道のりを泣きながら見舞いに来てくれる。

しばらくして、大石先生は本校に転勤する。その頃から、軍国主義の色濃くなり、不況も厳しくなって、登校を続けられない子供も出てくる。やがて、結婚した先生は軍国教育はいやだと退職してしまう。

戦争が始まり、男の子の半数は戦死し、大石先生の夫も戦死してしまう。また、母親と末娘も相次いで世を去る。

長かった苦しい戦争も終わり、大石先生はまた分教場に戻り教鞭を取ることになる。教え子の中にはかつての教え子の子供もいた。その名前を読み上げるだけで泣いてしまう先生に、子供たちは「泣きミソ先生」とあだ名をつけた。

そんな時、かつての教え子たちの同窓会が開かれる。その席で、戦争で失明した磯吉は一年生のときの記念写真を指差しながら(オリジナル版では指差す位置がずれ、涙を誘う)全員の位置を示す。真新しい自転車を贈られ、大石先生は胸が一杯になり、涙が溢れてきた。その自転車に乗って大石先生は分教場に向かう。
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by noho_hon2 | 2016-07-06 07:30 | 映画 | Trackback | Comments(0)


折々で感じたままに書いてます。心に残ったものレポート
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