カテゴリ:映画( 747 )

ハウルの動く城 
e0080345_8403863.jpgなんだか、世間の評判が思いっきり賛否両論に分かれたせいか、過分な期待がなかったぶん“純粋に楽しめた”意味でラッキーでした。

もう、序盤から、宮崎ワールド全開!
彼ならではの独特のセンスや映像美が堪能できた意味で、既に充分、満足…

うっすら知ってはいたものの、これは、イギリスの、ファンタジー小説。ダイアナ・ウィン・ジョーンズが書いた作品。「魔法使いハウルと火の悪魔」なんですってね。でも、ここまで、宮崎色にアレンジできたら、それはそれで大したものだなぁ… と感心してしまったのでした。

個人的には、できれば中心人物は(顔のイメージが浮かびすぎない)本職の声優さんを使って欲しかったような気がして…

といっても、火の精霊、カルシファーを演じた、我修院達也。マルクル役の天才子役・ 神木隆之介は、とてもヨカッタし、荒地の魔女の美輪明宏なぞ、彼以外、「ありえない!」ほどハマってました (^。^;)

ダンナさんは、宮崎アニメという期待があったせいか「たしかに、見て損は無いけれど、なんだか、これまでの作品の寄せ集めっぽくて、ややラストも甘かったかな?」と、やや辛口傾向。(たしかに、荒地の魔女は、もっと終始一貫して、まがまがしくあって欲しかったような…)

私は女性のせいか、18歳なのに魔法をかけられ、一気に90歳になってしまうソフィーに、大いに興味深いものをおぼえました。

若さを失うことによって、逆にたくましく成長していく部分。折々の状況と感情で、クルクル変わる「顔の変化」に目が離せず、ソフィーとは逆に、弱さや脆さ、小心さを、魔法による美しさでカバーしようとするハウルのキャラが対照的で、なかなかに面白いなぁ、と感じました。

作品としての完成度、評価としては、少し前のものが高いかもしれませんが、個人的に、純粋に「好き!」なのは、なんといっても、初期作品で、これは、おそらく不動。

でも、この作品も、「好み」としては、それに程近い場所にランキングされそうな予感ヒシヒシ
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by noho_hon2 | 2006-07-24 09:06 | 映画 | Trackback(9) | Comments(10)

ぼくの美しい人だから
e0080345_171474.jpg女性誌の映画、もしくは本特集では、必ずといっていいほど取りあげられてた作品だけに、ずっと、興味津々。それだけに、ようよう見ることができて嬉しかったです。

27歳のエリート広告マンの青年と、ハンバーガー店で売り子をしている43歳女性の恋…

きくところによると、原作では、主人公のノラは、もっともっと欠点だらけで、見た目もパッとしないし、粗野で下品。だけど、魂の誇り高さはピカイチという設定だけに、この作品で女優魂!を見せたスーザン・サランドンは「かなりインテリに見える」の声に「なるほどなぁ…」なものがあったです。

とにかく、配役が、これ以上ないぐらいハマってましたね。
ジェームズ・スペイダーの、品のいいハンサムぶりと、スーザン・サランドンの、セクシーだけど芯の気高い感じが、ナイス・バランス。ビジュアル的にも雰囲気♪でした。

恋は、「する」ものじゃなくて「落ちる」もの、って感じがシンプルに伝わる感覚は、なるほどベストセラーのもつパワーです。

ほんの、ゆきずりの関係だったはずが、どんどん本気になっていき、もちろん葛藤はある訳ですが、お互いの環境や年齢の差も越えていく感じが説得力。

個人的には、やはり男性陣や若い層には、やや抵抗あったみたいで、シニカルな評があった一方。女性には、ひとつのオトギ話として、きわめて好意的にうけとめられてたのが印象的でした。

あと、やはり2人には「密かな傷がある」って要素が核になってる部分も興味深かったナ…

きくところによると、映画公開時には、このシーンがポスターとして使われてたみたいですが、雑誌では、2人が酒場で語り合ってる写真が伝われてて印象的でした。しかしDVD版の表紙は、あまりにもストレートすぎて… なんだかラブストーリーというより、他のジャンルと間違えられそう。うむむのむ。
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by noho_hon2 | 2006-06-16 17:32 | 映画 | Trackback(2) | Comments(0)

きみに読む物語
e0080345_9493861.jpg身分違いの初恋。だけど、生涯をかけた恋…
これまた、きわめて直球ストレートな純愛作品。

なるほど、「イルマーレ」がハリウッドでリメイクされるベースには、このような事情(日本の、セカチュー、冬ソナ・ブームじゃないけれど、アメリカでも、この路線がウケている?)があったのですね。…えらい納得

じつは、映画公開時。なまじラジオで聴いた紹介エピソードが、あまりにも印象的だったので、勝手に頭の中で物語ができてしまい(そういうこと、ありません?)実際のオハナシをみた時、ちょっと戸惑ってしまいました。

いや、それなりに雰囲気なのですが、とくに男性側に、うんとシャイなイメージがあった分。予想以上にアプローチが情熱的なのに、タジッ。(でも、これは、コチラの勝手な思い込みです。すみませんすみません)

興味深かったのは、むしろ周辺情報を調べていて。

じつは原作は、アメリカのベストセラー。祖父母の実話に題材を得て、一気に書き上げた処女長篇作品ってのに、すごく感心してしまったのでした。

それに監督のニック・カサヴェテスって名前に、「ん… ひょっとして?」と思ってたら、やはりビンゴぉぉ! あの名作。「グロリア」の黄金コンビ。ジョン・カサヴェテス監督と、ヒロイン。ジーナ・ローランズの息子さん、だったとは。

(ジョン・カサヴェテスは多芸。あの刑事コロンボ「黒のエチュード」で、犯人役のピアニストだった、ダンディな俳優さんでもあ~る)

そして、ジーナ・ローランズが、物語中。要となる老婦人役で出演してるのが興味深いです。

いろいろな意味で、これは誰もが抱く、憧れの形、なのかもしれませんね
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by noho_hon2 | 2006-06-08 18:20 | 映画 | Trackback(2) | Comments(2)

Shall we Dance?
e0080345_17251085.jpgじつは、この作品。どちらかというと辛口評の方を多く耳にしたので「一体。どこが、プンスカだったのかしら?」という、かなり斜め方向の好奇心から見たのですが…

なるほど。オリジナル版に強い思い入れのある方にとっては、デリケートな要素が、うんとアレンジされてたり、微妙な設定が異なってたり、

文化と習慣の違い。仕方ない事とはいえ、きわめて東洋的「恥じらい」要素は、ほとんど存在しないで、なまじ原作に忠実な場面が多い分(台詞からカメラ割。ユーモア要素に至るまで)、よけいに「気になるぅ」のは、分かるような気がしてしまいました。

とくに、オリジナル版の「たま子先生」ファンや、「舞先生の存在感と、密かな事情。そして成長部分」にキュンとなった方にとっては、「…… (T_T)」かもしれませんね。

なまじ、主役のリチャード・ギアがダンディすぎるので、「くたびれた中年サラリーマンの悲哀と、その蘇生ぶり。夢物語」という主軸部分からは、かなり離れてしまった感だし。

でも、最初にコチラの方をみてれば、「それはそれでアリだな」と納得できそうな、よくできた娯楽作品でした。オリジナルに深い敬意をはらってるのが、よく分かりました。

改めて、オリジナル版の偉大さを再確認!
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by noho_hon2 | 2006-05-22 18:00 | 映画 | Trackback(2) | Comments(2)

オオカミの誘惑
e0080345_11432999.jpg韓国で、300万件を超えるアクセスがあったという、同名インターネット小説の映画化。

ひとことで言うと、ズバリ、少女漫画の世界っ!

だって、どちらかというとサエない、転校生の女の子が、じつに魅力的なイケメン・ボーイ2人に、ひたむきに愛されるという、きわめて王道なる青春・学園ラブストーリーなんですもの。

しかし、勝因は文句なしにキャスティングでしょうね。

女の子の夢を、ここまでストレートに、徹底的に映像化してくれると、思わず「…いいなぁ」と、問答無用で、うっとりしてしまふ…

ポスターを見た時から、そのマナザシ・パワーがきわだってた、テソン役のカン・ドンウォンも素敵でしたが、対照的な魅力をもつ、もうひとりのボーイ。ヘウォン役のチョ・ハンソンも、じつにヨカッタです。

だけど、何といっても、要をなす彼女… やや庶民的で、親しみやすいルックスな、ハギョン役のイ・チョンア も、じつに表情が初々しくてキュート。そのあたりのバランスが、なんとも絶妙。

やはり、雨の中を、手をつなぎ走るシーンとか、バイクの後ろに2人乗りして、追いかけるシーンとか、そのシチェーションだけで、思わず胸キュン。

逆に、日本では不可能なほどの、ド真ん中に直球!ぶりに、思わず脱帽…
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by noho_hon2 | 2006-05-19 12:03 | 映画 | Trackback(2) | Comments(2)

イルマーレ
e0080345_1818373.jpg海辺に建つ“イルマーレ(海という意味)”と呼ばれる、じつに風情ある一軒家の郵便ポストに偶然、届いた1通の手紙。

それを、きっかけに前の住人さんと現在の住人さんが、時を越えて文通する、という、ロマンチック・SFファンタジー。

じつは最初、郵便受けが、鬼太郎の妖怪ポストよろしく(!)「時を越えて、手紙が届いてしまう」って部分。「これは、SFファンタジーであ~る」ってな大前提が飲みこめて無かったので、恥かしながら「なぜ? どうして?」の嵐。

e0080345_18182781.jpgでも、果てしない映像の美しさと、まるで水彩画のような独特の雰囲気。そして、ヒロインの魅力。「ま、いいか…」と見続けているうち、次第に「…なるほどなぁ」と惹きこまれたのでした。

偶然のきっかけで知り合った、見知らぬ男女が、文通によって交流を深め、その中でお互いが抱える諸々が癒されていく、って意味では、奇しくも先日みた「ハル」に似てるなぁ、と、ふとね。

しっかし、きわめて「絵になる」彼女。
「…気のせいか、どっかで見たような…」と思ってたら、「猟奇的な彼女」「僕の彼女を紹介します」でブレイクした、チョン・ジヒョンだったんですね。えらい、納得。

噂によると、キアヌ・リーブス主演で、ハリウッドでリメイクされるとのこと。
じつに美しい、好きな作品だけに、西洋流の味つけすると、どのようになるか、楽しみ楽しみ。
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by noho_hon2 | 2006-05-18 18:26 | 映画 | Trackback(6) | Comments(2)

ハル
e0080345_1722371.jpgな、なんと、今みると、キャスティングが、めちゃくちゃ豪華っ!

深津絵里が出演してたことは知ってたのですが、なんと相手役の男性が、(来年の大河で主役をつとめる)内野聖陽だったとは…

とにかく、おふたりして、じつに初々しい~~っ!
ちょうど十年前の作品だけに、ある意味。なかなかのお宝映像でもあります (^-^*)

それに「…ん、どこかで見た顔… しかし、本職役者さんではないような…」と思ってたら、THE BOOMの宮沢和史だったんですね。そういうサプライズ出演も、ちょっと嬉しかったりして。

(十年前は、内野聖陽と宮沢和史の「顔が似てる」のも興味深い)

当時の最先端。パソコン通信を題材にしてるけれど、それぞれに、事情と心の痛みを抱えた見知らぬ男女が偶然、知り合い。その繊細で丹念なコミュニケーションを積み上げながら、言霊にちからによって前進していく、デリケートな青春像が、じつに素敵でした。

思わず、その昔。平安貴族や万葉人、昭和のペンパル等々も、このようにして心を通わせてたのかなぁ…と、はるかに思いをよせ、なんだか、ほのぼのと温かいキモチになったりしてね。

ただ作品としての完成度と斬新さ。デリケートな機微を表現する上では「徹底的に(文字を)読ませる」ツクリは正解かもしれないけれど、見る側への配慮を考えれば、「(役者さんが)読む」のもアリだったかな?と感じました。

やはり、森田芳光監督、ダテじゃないです。とても好きな作品でした。
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by noho_hon2 | 2006-05-15 17:33 | 映画 | Trackback | Comments(0)

鋼の錬金術師 シャンバラを征く者
e0080345_17483970.jpg原作が、累計1000万部以上売れたベストセラーとなった原作を尊重しつつも、かぎりなく「わが道をいった」感の、大ヒット・アニメシリーズ。

きくところによると、テレビでワン・クール終わった時点で、(その人気ぶりに?)既に映画化の話が持ち上がってたそうで、そのエピソードを知ると、ますます「なるほどなぁ…」と納得してしまう展開でした。

往々にして人気テレビ・シリーズを映画化すると、「かぎりなく総集編」になってしまったり

逆に、わざわざ劇場へと足を運んでくれたファンに感謝するあまり「いちげんさん、お断り」になってしまう場合も少なくないのですが、これは新たな方向性というか、お手本を示した感でしょうか? 単独でも、作品として完成している意味で。

基本的に、テレビ・シリーズの「それから2年後…」という設定で、史実と上手に絡ませてあり、よくできたストーリーでした。多くの賞を受賞したのも納得だわ。

とくに、兄エドワードのぶっとばされた世界は別世界(リアル・ワールド)ですから、アニメ版では既に絶命してるキャラの「そっくりさん」が登場したり、サービス精神満点。もちろん、1番人気のロイ・マスタングも、見せ場充分に、ファンを堪能させてくれます。

根底を流れるテーマが、かなり重いだけに「フィクションだからこそ、なんらかの“考える余地”と“救い”を…」という製作者の心意気が、ひしひし。
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by noho_hon2 | 2006-05-11 18:11 | 映画 | Trackback(1) | Comments(2)

エーミールと探偵たち
e0080345_17402897.jpg噂によると、「飛ぶ教室」同様。かなり原作にアレンジが加えられてるみたいで(エーミールの家が、母子家庭から父子家庭になってたり、メインとして活躍する友人が、少年から少女へと変わってたり、パソコンからクレジット・カードまで登場…)

特に、ラップな演出には、かなり賛否両論あった模様ですが、「いよっ、ドイツ版・少年探偵団!」って感じで楽しかったです。

日頃、コナン君を見慣れてると、(とくに、追跡していく犯人の描き方が)やや、お子様ランチに感じられましたが、むしろ「彼らと共に旅する、ベルリンの街」って感じで、そういう意味で堪能できました。

とにかく、理屈抜きで、溌剌とした子供達がグー
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by noho_hon2 | 2006-05-10 18:02 | 映画 | Trackback | Comments(0)

さよなら、さよならハリウッド
恥かしながら、ある時期までウッディ・アレン映画と、いまひとつ相性良くありませんでした。
ひとつには「あれだけ、世間で大評判なので…」って、気負いもあったのかな?

機関銃のような早口でくりだされる、皮肉に満ちたブラック・ユーモアが、自虐すぎたり、ひねりすぎてたりして、素直に「笑え」ないものがあったんですよね。

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でも、そんな私を開眼させてくれたのは、新たな視点。

「じつは、彼の作品って、とてもオシャレ。登場人物のファッションからロケ地選び、インテリアから細部の小道具に至るまで、独特の美意識に満ちてて、そちらも、なかなかの見ものです♪」との指摘に「なるほどなぁ…」

そういう方面への興味から、ぼつぼつチェックするようになったのですが…
この作品は期待が無かったせいか(すみません)、なかなかに楽しめました。

昔からの熱烈ファンによると、「彼も、円熟と洗練を増すあまり、往年の毒が薄まり、そこんとこ物足りん!」との声もあったみたいですが、逆に私には、その分。軽い、すちゃらかタッチや「んなバカな!」な展開がヨカッタです。

e0080345_9124767.jpgオハナシは、10年前は一世を風靡し、アカデミー賞に2度も輝きつつも、今はすっかり落ちぶれてしまった映画監督。

現在は、野心だけは満々な、典型的・能天気系・うっふんお姉さんと暮らしてるのですが… 元妻(大嫌いな相手に寝取られてしまった)から、再起のチャンスをもちかけられて、しぶしぶ承諾。

しかし、脚本の魅力。はりきって仕事をスタートしたものの、なぜか突然、心因性の失明に襲われて… 「隠さ、ねばねば…」と奮闘する、どたばたコメディ。

全編、業界人への皮肉や、都会人の愚かしさを誇張して、笑いのネタにしてるのですが、それが、あまり強烈すぎない分。気弱な日本人の私には「あるかも、あるかも…」とクスリなるものがあったのでした。

賛否両論あれど、最後のオチも、わはは… 

こんな風に、「もうひとつの見方」を教えてもらい、「きっかけ」というか、糸口が見つかるとしたら、それはそれで素敵なことですね。おもわず感謝
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by noho_hon2 | 2006-04-28 09:11 | 映画 | Trackback(4) | Comments(0)


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