カテゴリ:映画( 770 )

若者のすべて
e0080345_17562262.jpgそれにしても、「グラン・ブルー」 や「ゴッドファーザー」じゃないけれど、イタリア系の方々のファミリーの結束の強さ、たるや尋常じゃありませんよね。

それに、女性が実にパワフル! 若いときは、力いっぱい「オンナ!」だし、(娼婦ナディアの、男達を惑わせ、破滅させる美貌と雰囲気。説得力です)

中年以降は、「グラン・ブルー」のエンゾ・ママじゃないけれど、どうして、かくも、どっしり体型。なぜか頭にはスカーフ、なんでしょうね (^。^)ヾ

オハナシは大黒柱を失い、生活のため都会にでてきた、母と兄弟4人の物語。その濃ゆ~い愛憎劇… かなり、オハナシとしては悲惨で、破滅へとずんずん…ななだけに、その中で、アラン・ドロンの輝くような美貌と、束の間の、ささやかな宴がきわだってること。

アラン・ドロン演じる、三男・ロッコのボクシング試合での勝利を祝し、ご近所さんまで巻き込んでパーティをするさまなぞ、まるで「ゴッドファーザー」冒頭、結婚式シーンのよう。

ほとんど、泥の中に咲くハス効果。残酷の嵐の中で、愛が、ひときわ光芒を放ったように、破滅の予感ひたひたな、この幸せぶりが切ないです。

ヴィスコンティ監督の名を不朽のものにしたのは、晩年の耽美作かもしれませんが、既に、容赦ないリアリティと滅びの美学を両立させてる部分において、この作品で「この時点での、やりたいことは全て、やリ尽くしてしまった」のかもしれませんね。

ネオ・レアリズモの総集編と称されるのも、大納得
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by noho_hon2 | 2006-11-28 18:18 | 映画 | Trackback(2) | Comments(2)

ティム・バートンのコープス ブライド
e0080345_1726422.jpg19世紀ヨーロッパの、とある村。親同士が欲得ずくで決めた、政略結婚させられようとしている、成金ファミリーの気弱青年と、没落貴族のお嬢さん。

初めて会うなり、なんだか、とてもイイ雰囲気になったものの、内気ゆえ、舞い上がってしまい、婚礼リハーサルは失敗の連続。

トボトボと出かけた森での、ひとり練習中。たまたま指輪をはめた木の枝が、じつはホープス・ブライド(死体の花嫁)の指で… いきなり、あの世的に、婚約成立?!

「さぁさ、どっちの花嫁を選ぶ?」という、キモ可愛い・キャラ達が歌って踊り、大活躍する、ティム・バートン色・炸裂!なブラック・ファンタジー

とにかく、ジョニー・デップが、声だけの出演なのに、じつに魅力的♪なこと。

欲と煩悩にまみれて生きてる現世の方がダークで、むしろ死者の世界の方が、カラフルでポップ、ってあたりの皮肉も、彼らしい発想で、思わずウケて!しまいました。

世間の声的には「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」の方が、作品完成度として上とのことでしたが、個人的には、この単純明快さと、哀しくも美しいラストシーンに軍配で、77分という尺の短さもあいまって、好きだったかも。

なまじ「ナイト~」は、劇団四季の面々が熱唱する、吹き替え版で見てしまったので、それはそれで分かりやすいし、味だったのですが

やはり、ミュージカル部分に醍醐味のある作品は、オリジナル版で鑑賞するのがマルかな?と、思わず考えさせられたのでした。
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by noho_hon2 | 2006-11-27 17:56 | 映画 | Trackback(2) | Comments(0)

白夜
e0080345_1072012.jpg残念ながら、ドストエフスキーの原作が高尚すぎて(!)、私の力量不足。今ひとつ、そのラブストーリーとしての醍醐味は分からなかったのですが…

ひとことで言えば「恋は、落ちてしまうもの。人の想いは、ままならない」の極み。

でも、モノクロなのに、画像がキレイ。ニーノ・ロータの調べに、うっとり。そして、特筆すべきは、ヒロイン。マリア・シェルの可憐なキュートさ。

マリオ青年が「一目惚れしてしまう」のも大納得、であります。それに、出番は一瞬だけど、その彼女が、これまた、一瞬で心奪われ、待ち続ける男性に、ジャン・マレーを配してるのも「…なるほどなぁ…」

笑っちゃイケナイですが、マルチェロ・マストロヤンニ。こんなに若くても「翻弄されるハンサム(二枚目なのに、ちょっと三の線?)」を演じたら、この上なし、ですね。早くから、その資質を見抜き、そういった役を与えた、ヴィスコンティ監督、やはり、さすが!です。

予備知識なしに見た時。その軽妙さ。彼がビッグネームになる前。うんと若いときに撮ったのかな?と思ってたんですが、違いました。

じつは、予算も時間もふんだんにかけた、絢爛豪華で濃ゆ~い「夏の嵐」のあと。「じつは、低予算で早撮りな小粋作品もイケるんですぅ」も示したくて(?)作った作品だったとは。な~んか、思わずウケて!しまったのでした。

狐狸庵・マンボウ先生みたいな、人気小説家。漫画家さんみたいだなぁ… と、ふとね。
(重いシリアスと、軽いコメディを、精神衛生のためも兼ねて、交互に繰り返す)

創作する方って、往々にして、そういうものなのでしょうか?

そういう、ふとした遊び心(?)から、のちの名優達を発掘した功績のみならず、ヴェネツィア映画祭銀獅子賞をはじめ、各国の映画祭での受賞に輝くとは… やっぱ、その力量の眼力は、すごすごるぅぅ …思わず脱帽。ハハ~~ッ
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by noho_hon2 | 2006-11-27 10:31 | 映画 | Trackback | Comments(0)

夏の嵐
e0080345_1748577.jpg1866年。オーストリア占領下のヴェニスを背景に、伯爵夫人と一中尉の、道ならぬ悲恋物語。

…と、あらすじだけ見ると、思いっきりのメロドラマなのですが、そこは天下のルキノ・ヴィスコンティ監督。常人では、たどりつけないような独特のダイナミックさと、圧倒的・美意識。

その突き抜け感に、圧倒!されたのでした。

だって、冒頭。いきなりのオペラ・シーンや逢瀬場面は言うにおよばず、戦場や修羅場を描いてさえ、どこか気品ある美しさ、なんですもの。

ふと、この肌触り。三島由紀夫が連想されてならなかったのでした。なぜか。

キャスティングも絶妙で、初めての恋に身を焦がす、伯爵夫人役のアリダ・ヴァリ。(代表作「第三の男」)その情熱を秘めた、クール・ビューティぶりも、じつは、ドンファンで、女性を利用することしか考えてない、やさオトコな若い将校も、「…ぴったりだなぁ…」と感じてたのですが、

きくところによると、最初。イングリッド・バーグマンとマーロン・ブランドで企画されてたんですってね。これには「へ~っ」だったのでした。(それも、見たかったような…)

隅々まで行きわたった美と、狂気すら内包した情熱。そして、諸行無常感。
「天才はパワフルである」のを、しみじみ…
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by noho_hon2 | 2006-11-22 18:26 | 映画 | Trackback(3) | Comments(4)

デスノート 前編
e0080345_8463830.jpgじつは、いつも行ってる病院の待合室に、ジャンプも置いてあるので、偶然。この1話目を目にしたのですが…

あの「ヒカルの碁」の絵柄で描かれる、ダーク・トーン世界に、びっくり。その、雰囲気と設定に「(自分には)…たぶん、無理…」と引いてしまいました。

だって、噂から興味をもち、さわりだけのぞいてみた「ひぐらしのなく頃」アニメ版。だけど、途中で「じつは、ホラーである」のを知り、思いっきりムンクになって後ずさり。リタイアした、根性ナシなんですもの… (^ー^;)ヾ

でも、きっかけ、おそるべし!
主役の、「藤原竜也(左)、ハマり役だよね」との前評判に、たしかにたしかに!

くわえて、「宿敵、L役の松山ケンイチ(右)がヨカッタ」説に「なにっ?!」とばかり、一気にぐらぐらり…  もちまえの、ミーハー根性が、むくむく

e0080345_9311049.jpgリタイア覚悟で、みてみたら… なかなか、でした。
(原作が少年漫画だけに、描写もハードすぎなかったし)
なるほど、ヒットしたのも大納得だわ。

きっと、原作ファン。緻密な構成やミステリーや、駆け引きに目がない方がみたら、そういう見地からも大いに楽しめるでしょうが、私は「予想外に、キレイな人。味のある方が多く出演してて、(目の保養として)嬉しかった」クチ (^。^*)

きくところによると、Lの「やたら、お菓子ばかり、パリポリ…」は、松山ケンイチのアイディアだったそうですが、まるで、古畑任三郎で、犯人役を演じたときの、藤原竜也みたいで、ウケまくることしきり。これも、ちょっとした遊び心、ですよね。やるぅ…

ナウシカの「大きすぎる火は…」じゃないけれど、なまじ、過分な力を得てしまったばかりに、ひとつの能力が研ぎ澄まされる一方。どんどん自覚ないまま「なにかを失っていく」雰囲気が、興味深かったです。

初の試み。パート2の宣伝も兼ねて、前例のないほどの、早いオンエア。
すごく冒険だったけど、結果的には大成功!

ますます、日本映画を盛り上げた意味で、チャレンジ精神としても、その功績は大だなぁ、と感じてしまったのでした。
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by noho_hon2 | 2006-11-16 09:13 | 映画 | Trackback | Comments(0)

Mr.インクレディブル
e0080345_17211758.jpgいかにも、ピクサーらしい、痛快活劇の長編アニメーションとして、じつに「よくできて」ました。

後半。家族が一致団結し、それぞれの特技をフル活用して、敵にたちむかうのですが、個人的には、往年の名作ゲーム。「ドラゴン・スレイヤー」を連想したりしてね。

(「ドラゴン・スレイヤー」は、お父さんが力持ちで、妹は、うんと高くジャンプできたり… それぞれの持ち味が違い、できること。いけるエリアが、それぞれ異なるのが味でした。とくに音楽がマル)

どこかで聞いた説。あちらのアニメーションは、より立体的で、基本は人形劇。日本のアニメは、どこか浮世絵チックで、平面的… って指摘を、ますます実感してしまうばかり。

さりげなくも、動きのひとつひとつからディテール、細部に至るまで、凝り懲り… その技術力には、目を見張るばかり!

ただ、前半の「特殊能力をもった者は、むしろ現実社会では苦労する」って要素は、「シザーハンズ」のほうが、より共感しやすかったかな?

あと、野暮天ながら、敵役のシンドロームが、ちょびっと気の毒でもありました。もともと、ヒーロー時代の彼の大ファンで、すこしだけ不器用な少年、だっただけなのにね。ああ、その屈折パワーを、少しだけ違う方向に向けられたら…

細かい点では、長女。ヴァイオレットの成長が素敵でした。

日本語吹き替え版は、三浦友和、黒木瞳、綾瀬はるか。「雨上がり決死隊」の宮迫博之まで参加してたとは… あとで知ってビックリ
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by noho_hon2 | 2006-11-08 17:32 | 映画 | Trackback(2) | Comments(0)

イヤー・オブ・ザ・ドラゴン
e0080345_16484043.jpgまたまた、「記憶はつくられる?!」と、ネット時代の情報の綾に、ガーーンガーーン

ずっと「…けっこう、好きな作品」と思い込んでたのですが、はたして、どんなオハナシか?と、考えてみると、はた

そういう興味からチェックしてみて… ビビりました。じつは、かなりハードな、マフィアもの、だったんですね。完全に石化して(最近、ことに軟弱ゆえ)スキップ三昧

いっとき、雑誌など。映画通のベストテンもので、よく名前を見かける、たいへん評判よい作品だったような記憶があり、そういう情熱から、すっかり「見たような気になってた」のですが

じつはクライマックス・シーン。鉄橋のたもとで、雰囲気の違う、イイ男達が、追いつ追われつ、を繰り広げる山場場面のみ、偶然みて、納得。それと周辺情報から「勝手に物語をつくりあげてた」のが判明。へなへな… だったのでした。

また、一時、たいへん人気沸騰。「いい男」の代名詞だったような記憶がある、主役のおふたりですが、とくにミッキー・ロークに至っては、猫パンチ疑惑(!)以来、潮がひくように、熱がひゅるる~~っ

「近年は、整形手術のやり過ぎで、退廃的ムードで人気のあった1980年代とは様変わりしたご面相」(でも、脇役として活躍してるそう)との情報に、思わず、うるうる…

しかし、誰かの指摘。「もしも邦訳が、まんま龍年、だったら、ここまで評判になったかどうか…」には、思わず爆笑! (そ、そうだったのか…)

「吹き替え版の声が、すっごく合っていてヨカッタので、願わくば、あのバージョンを販売して欲しいほど」との声にも「…なるほどなぁ」

ありますよね、そういうことって。モンロー声やコロンボ声、じゃないけれど。
(むしろ、オリジナル版より有名?!)

いろいろな意味で、面白い時代ですね。
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by noho_hon2 | 2006-10-31 17:39 | 映画 | Trackback | Comments(0)

名探偵コナン ~天国へのカウントダウン~
e0080345_17474221.jpg劇場版コナンの中、視聴者・人気投票ナンバーワンに輝いた作品、なんですってね。

順番的に、放映とは逆に、実写版のドラマから先にみたせいか「そうだよね。こういう“ありえな~い!”を理屈ぬきで楽しむには、やはりアニメに限る」と、妙に感心してしまったのでした。

個人的には、ロマンチックなエッグのオハナシ(世紀末の魔術師)なんかも、好きだったんだけどなぁ…

お約束の、新一を想い続ける、蘭ちゃんの胸キュン・シーンには、やはり胸が熱くなってしまうし、アクションあり、友情あり、映画ならではの、ダイナミックさあり。

(灰原)哀ちゃんの屈折や、あゆみちゃんの幼い想いも、いい感じのスパイスや伏線になってたし… 見どころ満載で、「なるほど、支持率が高かったのも分かるような…」と納得。

人気シリーズとして、コンスタントに、このレベルの作品を発表し続けられるってのは、やはり大したことですね
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by noho_hon2 | 2006-10-19 17:40 | 映画 | Trackback(1) | Comments(0)

チャーリーとチョコレート工場
e0080345_8542268.jpg奇才・ティム・バートンと、いまや大人気スターにして、天才役者、ジョニー・デップが、本領発揮! その資質と持ち味を大爆発させて作った、集大成作品。

ただ、野暮天ながら「…どうして、世界的・大ヒットになったのかしら? かなりマニアックな作風なのになぁ…」と、少々、不思議に感じたりもしてね (^^;)ヾ

だって、「大人も子供も楽しめる…」と、銘うってあるけれど、どうして、なかなか毒が強いです。

気の弱い子は、強烈なシュール美(あの、極彩色セットは、発想しただけで尊敬に値する)や、容赦ない展開に圧倒されそうだし、

スクエアな方や、原作が人気ファンタジーの映画化、ときいて、ほのぼの路線を期待した方は、思わず、固まってしまいそうです。

e0080345_101513100.jpgどちらかというと、好きな人にはたまらないけれど、ダメな人はダメかもなぁ… と感じつつ、自分としては、ティム・バートンらしさが遺憾なく発揮されてる部分を、嬉しく感じました。

もちろん、主演ジョニー・デップの、少々キレてる怪演ぶりも見もの!でしたが

(はじめて、この役作りエピソード。ジョニーが“つけ鼻しようか”と提案し、監督に“そこまでは…”と止められた理由が分かった)

工場で働く小さな人々「ウンパ・ルンパ」や「クルミを割るリスたち」(あれは訓練の賜物、との噂に仰天)も、なかなかの強烈なインパクト!

ひょっとすると、案外、勝因は、チャーリーの存在。天才子役、フレディー・ハイモアが、うま~い按配に、全体を中和させてたのかもしれませんね。

たとえ、世間の評価はどうあれ、ティム・バートンとジョニー・デップには、さらにタッグを組み、マイペースで作品を作り続けてほしいなぁ、と、し~みじみ
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by noho_hon2 | 2006-10-18 09:16 | 映画 | Trackback(3) | Comments(8)

交渉人 真下正義
e0080345_17305844.jpgどちらかというと、大ヒット作品の、スピンオフ企画としての成功自体が興味深く、

まかない料理(すみません)じゃないけれど「脇を固める方々で、一体。どのように展開させるのかしらん?」と、そういう、やや斜め方向な関心からチェックしたのですが…

期待が薄かったせいか、予想外に面白かったです。
じつに今っぽかった、ですよね。

ただ、うんと賛否両論になってたのは、なまじ主軸なる「踊る大捜査線」的ティストを期待しすぎると、やや拍子抜け、だったのかな?

とくにラストに関し、かなり評価が分かれるところみたいでしたが、ダンナさんの「なんだか、攻殻機動隊みたい、だったよね。アレはアレで正解かも」との感想に「…なるほどなぁ…」

思わず興味をおぼえ、チェックしてみると…
原案は(踊る…の)君塚良一だけど、実際に脚本を書いたのは十川誠志

彼は、主にアニメーション作品の脚本やシリーズ構成を数多く手がけてる方だて情報に、偶然とは思えぬものを感じ、思わずニマニマ… なってしまったのでした。

気のせいか、演出や全体のティスト的にも、濃厚にアニメの匂いを感じてしまったのは、「そういうことだったのかぁ…」と、ひどく合点がいく思いがして

ある意味で、ヒット作品の新しい料理法として、ひとつの大きな新境地たりえた…かもね
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by noho_hon2 | 2006-10-17 17:46 | 映画 | Trackback(4) | Comments(0)


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