カテゴリ:本、雑誌( 45 )

『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の連載終了
e0080345_06182199.jpgこのニュースには、びっくり。

だって、自分にとって、少年ジャンプといえば、まず最初に読むのは「こち亀」なんですもの。

ただ連載終了とともに、単行本200巻が同日発売?なんですってね。

それもまた、アッパレかもなぁ… と感心。

秋本先生、40年間、お疲れ様でした。

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by noho_hon2 | 2016-09-04 06:18 | 本、雑誌 | Trackback | Comments(0)

哀しい予感
e0080345_15203429.jpgたぶん、吉本ばなな作品では、1番好きな物語です。
個人的には「キッチン」より、こちらに軍配。

ある時期、覚えるほど繰り返し読んでは感動してたはずなのに、久々に読むと、残像のようになってて、違う景色が感じられ、ドキドキしました。

わきあがるイマジネーションを、平易でいながら、新鮮な言葉で編み上げた文章が新鮮に感じられて大好きだったのですが、若さと、生命力エネルギーが無ければ描けない物語、だったのかも。

例えるなら、山口百恵の「ひと夏の経験」工藤静香の「抱いてくれたらいいのに」みたいな… なんだか、そういう類の、背伸びゆえのキラキラを感じて、別の意味で、思わず胸キュン、だったのでした。

最初に読んだ頃は、ひたすら弥生とゆきのの辿った、心の軌跡や、謎が解明していくビジョンに多く感情移入してたのですが、今読むと、血の繋がらない弟の哲生と、ゆきのの、年下の恋人、正彦の描き方や、キャラが新鮮に感じられました。

幼少期や青春ソング・プレイバック、じゃないけれど、ある時期、とても蜜月があった何かを、久々にたどるって、ちょっと新鮮な旅ですね。

    (解説)

弥生はいくつもの啓示を受けるようにしてここに来た。それは、おばである、ゆきのの家。濃い緑の匂い立ち込めるその古い一軒家に、変わり者の音楽教師ゆきのはひっそりと暮らしている。2人で過ごすときに流れる透明な時間。それは失われた家族のぬくもりだったのか。ある曇った午後、ゆきのの弾くピアノの音色が空に消えていくのを聴いたとき、弥生の19歳、初夏の物語は始まった。大ベストセラー、そして吉本ばなな作品初の文庫化。
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by noho_hon2 | 2016-07-13 15:20 | 本、雑誌 | Trackback | Comments(0)

今日もごちそうさまでした
e0080345_1054417.jpg不思議と筆のたつ人は、基本的に五感が鋭敏なのでしょうか? 素敵な食いしん坊さんが多いですよね。そして、いきいきと、その感慨を再現

でも、彼女の場合、ある時期まで食べられないものが多く、ある時から急に「食べられるようになった」喜びを述べていて、その素直さと、ユーモラスな表現が面白かったです。

それこそ、食に対する情熱がハンパなく、可能なら板前さんになりたくて、美味しい食事のためなら、朝から食を調整して、満を持してそなえ、「うまいもの」のために、「う」の引出しが存在する向田邦子に対し、

この角田光代の「とにかく空腹な状態が嫌い」「定期的な食事・命! 3時の御馳走より、昼のまずいラーメンをとる」ってのが明快で、傑作。可笑しかったです

とにかく新たな食材に開眼する感動がビビッドで、新鮮。

この世には、いろんな食いしん坊さんがいるんだなぁ、

テレビの世界が「ラーメン特集は数字を取れる」ジンクスじゃないけれど、食の世界は基本中の基本エンタメ?!と、改めて感動

    (解説)

「食べられない」から「食べる」に移行するときには、ダイナミックな感動がある(あとがきより)。自他共に認める肉好きのカクタさんに、食革命が起こった。なんと苦手だった野菜、きのこ、青魚、珍味類が食べられる! 次々出会う未知の食材は、買って作って味わう毎日を楽しい発見で彩ります。三度の食事に思いをこめて。読むほどに、次のごはんが待ち遠しくなる絶品エッセイ。
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by noho_hon2 | 2016-01-13 10:54 | 本、雑誌 | Trackback | Comments(0)

あなたが好きだった
e0080345_16272010.jpg90年代のはじめ、OLから転身して、新進気鋭時代の脚本家・内館牧子だった頃の、

ちょっと辛口で、慎重に心配りしつつも、どんどん鋭く、斬りこんでくる内館節のファンでした。

個人的には、脚本家さんというより、当時、雑誌に面白いコラムを書く人だなぁ、として注目してた位… 

特に、その正直さがストレートで、彼女なりの筋が通ってるのが好印象

(逆に、ドラマの方が精神的ホラー過ぎで見られなかった。ヒットした「思い出にかわるまで」を見たのは、多少、免疫ができた、ごく最近 (^^;))

それだけに、懐かしかったです。

願わくば、こういうキャラや視点は希少だけに、ずっと、そのまま、真っ直ぐにいって欲しいなぁ、と (^^*)

     (解説)

恋、別れ、女友達、男友達、学生時代、相撲、下積み、仕事。脚本家デビュー当時から書きためて、心の移り変わりをすべて吐露。日常生活をざっくばらんに語り、切ないOLたちにさわやかで力強いエールを送る、元気の出るエッセイ集。じめじめしてはいられない。淋しさと過激さをシェイクして、丸々痛快。
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by noho_hon2 | 2015-12-30 16:27 | 本、雑誌 | Trackback | Comments(0)

どうもいたしません
e0080345_9205330.jpgとにかく、ユーモラスで、読んでると、元気が出ます。

才気も美貌も特上のユーモアとエスプリに包んだ、起承転結ある、トホホ話に落とし込んでしまうところが凄いです。

ちょっと、お茶目な向田邦子を連想させてしまうほど。

個人的には、「育てる」歩数計の育成に励み、「ふみふみ」と名付けたキャラは、プリンセス路線を目指しても、キャリア志向路線を目指しても、

努力が「過剰すぎ」て、あらぬ方向に… って顛末が可笑しかったです。

そう、頑張りが過剰で、なのに、ふとしたところが、ポカッと抜けてるところが、彼女の愉快さ、なんですよね。

他にも、ひょうひょう甥の家庭教師になれば、ボロボロになるまで頑張って、2番にまで押し上げたのはヨカッタけれど、燃え尽きてしまった下りや、

ふと思い立って、愛犬をコンテストに出せば、すっかり犬に本質を見抜かれてて、普通なら優等生ぶりを発揮するはずが、なめられて、とんでもない、あっちゃーぶりを見せて嘆かせたり、

自分の家系(父君は、『家宅の人』や『りつ子・その愛』等で有名な、檀一雄)さえ、笑いとばせるものにするあたり、腹の座り方が素敵でした。

表紙の絵もまた、よく似てる上に、可愛くてマル。

    (解説)

飛行機の中では「コンノミサコ」に間違えられ、旅先のウィーンでは、「切符もとむ」と大書したボール紙を持って物乞いをするはめに…。仕事に精を出せば、現場で監督に「あめおんな」と忌み嫌われ、髪結のおばちゃんには、誤ってゴキブリ・スプレーを吹き付けられる始末。怒っては書き、泣いては書いた、思わず吹き出す体当たりエッセイ70編。
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by noho_hon2 | 2015-11-25 07:20 | 本、雑誌 | Trackback | Comments(0)

父と娘の往復書簡
e0080345_9285430.pngとても良い意味で「似た者親子」だなぁ… と感じました。
非常に興味深く、面白かったです。

なるほど、梨園のシステムを納得させる「DNAのパワー、おそるべし!」を痛感

同じ職業にたずさわる先輩後輩としての、ほどよい緊張感が素敵です。

特にラストが偶然にも、娘・たか子の結婚が決まった感慨に、父・幸四郎が家族の歴史を真摯に語る部分なぞ、圧巻でした。

このファミリーにとっても良いチャンスであり、家族史として貴重な記録であったように思われて。

個人的には、「人生、順風満帆」に思えた幸四郎が、「いじめられっ子」だった子供時代や、やんちゃだった青春時代を語ってたあたり可愛くて…

たか子の母君である、奥方への愛と感謝もひしひしと感じられて… 本当に、芸にきわめて真摯な一方。子煩悩で家庭的な、円満人格を感じたのでした。

「HERO」における共演やら、たか子の歌い始めて10周年の想いやら

いろんな意味で、この機会に、この父娘が往復書簡できた奇跡に感動…

    (解説)

梨園の親子であり、舞台人でもある松本幸四郎と松たか子。2年にわたり交わした往復書簡で、父は若き日を語り、娘は両親への想いを素直に伝える。歌舞伎に現代劇にと幅広い活躍を続けてきた父と実力派女優として階段を駆け上がる娘による演劇論も魅力。その間に迎えた「嫁ぐ日」を巡る言葉が胸に迫る、清冽で真摯な24通の手紙。
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by noho_hon2 | 2015-10-21 09:28 | 本、雑誌 | Trackback | Comments(0)

ありがとうございません  壇ふみ
e0080345_14081199.jpg「理知的なイメージで知られている檀ふみだが、意外なことに実際の生活は信じられないズッコケやハチャメチャな出来事の連続。元清純派女優が日常茶飯事を面白おかしく綴った痛快爆笑エッセイ。」なのだそう

第十五回講談社エッセイ賞受賞作「ああ言えばこう食う」で、その痛快、ユーモラスさに爆笑して以来、 壇ふみ、阿川佐和子コンビのファンです。

この、おふたかたの文庫を、ブックオフでお見かけしたら「をを、ラッキー♪」と、思わずキープしてしまいます。

やはり、作家の娘。DNAだなぁ… と言ってしまえば、それまでだけど、トホホやズッコケを表現する軽妙さ。

聡明さ、類まれなる観察眼を上手に隠しつつ、なんでもない日常から、修羅の中にさえ、笑いを見出す才はオミゴトです。

でも、時事ネタとして、りえちゃんの最初の婚約の件が出てきたのには、びっくり。

思えば、この時点より、さらに現在の方が、(たとえば「ああ言えば~」とか)軽妙になってるのも、思わず勇気をもらえました。進化してますよね。

表紙の、南伸坊のイラストもチャーミング。

あるいは、このコンビの存在と感性は、新しい時代のロールモデルたりえるの… かも。

     (解説)

子どもの頃「どうぞ私をいい子にしてください」と毎晩神様にお祈りをして父・檀一雄に気味悪がられ、大人になってからも、銀行で自分のカードの暗証番号がわからず、警備員に尋ねて呆れられる…。女優・檀ふみが懐かしい思い出や身近で起きた出来事を、ユーモラスに綴るエッセイ集。読んでいるうちにじわじわと心が和む作品全六八編を収録。

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by noho_hon2 | 2015-08-12 14:21 | 本、雑誌 | Trackback | Comments(0)

しりとりえっせい 中島らも
e0080345_14551346.jpg「らもさんの文章は、炊きたてご飯のようだ。ほかほかと美味しくて、いくらでも食べられる」と評したのは、大槻ケンヂで、憧れるあまり、書き写したほどだとか。

後年、その事を本人に伝えたら、「それじゃキミ、写経だよ」と言われたエピソードには笑ったのですが、本当ですよね。

「明るい悩み相談室」時代から、中島らもワールドのファンです。

特に、この企画は、ノリが軽くてユーモラス。扱ってるワードもディープなものから、すちゃらかなものまで… 楽しかったのでした。

まさに、メビウスの環。珠玉の105篇!

具体的には、しりとり→リトマス試験紙→白雪姫→メタモルフォーゼ→ぜいたく→くさる→ルナティック→苦痛→うんざり→リーダーシップ→プサルテリウム→夢想→嘘→装置→蓄膿症→うたたね→値上げ→幻覚→くすり→リラックス→スタミナ→謎→ゾンビ→貧乏→うんこ→殺し屋→ヤクザ→ざるそば→場末→エロ→ろうそく→クアトロ→露天風呂→ローソングルメ… なんですもの。

奇しくも「野たれ死に」には、いくつか挙げてる例に(自分は)「階段を踏み外して死ぬ」があり、ドッキリ。

最後の「連れ込みホテル」→「ルフラン」のフィニッシュには、ちょっと胸キュンだったのでした。

マイケルじゃないけれど、あまりの才能と、サービス精神。その繊細さゆえに、アル中になり、その経験をも糧とした仕事ぶりには頭が下がるばかり。神様が連れて行ってしまったのでは? と感じてしまうのでした。

その大きな才能に、改めて合掌

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by noho_hon2 | 2015-02-18 14:58 | 本、雑誌 | Trackback | Comments(0)

僕はこんなふうに暮らしてる  秋元康
e0080345_09525648.jpg今や、無敵モードの存在。

この人は、どれだけ引き出しをもってるんだろう、世界がどんな風に見えてるのかな? という興味から読んでみました

でも、これほどの人をして、やはり、青い時代があり(80年代後半のエッセイ)、誰もが抱く気持ちと同じものを、

いや、それ以上の感度で、ビンビンに受信してるんだなぁ、(でなければ、共感を呼ぶ歌詞は書けないかも)と安堵おぼえました。

特に、自分が1番年下だったのに、いつのまにか後輩ができた当惑と焦りなぞ、可愛くて

放送作家から、作詞家をめざしたのも「少しでも長く、名前が映るから」には、あははは…

繊細さとサービス精神の旺盛さ。エネルギッシュさが印象的。

ニューヨークに住んでた頃の雑記も新鮮でした。

なんだか、ひどく納得

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by noho_hon2 | 2015-01-08 09:50 | 本、雑誌 | Trackback | Comments(0)

ばななブレイク
e0080345_16182720.jpg著者の人生を一変させた人々の言葉や生き方を紹介する「ひきつけられる人々」など。大きな気持ちで人生を展開する人々と、独特の視点で生活と事物を見極める著者初のコラム集

たとえば、アイルトン・セナの訃報に感じたこと

オバQやドラえもんとかの、藤子F不二雄ワールドを熱愛した、幼少期の思い出や、誠実な先生の人柄が忍ばれるやりとり

(個人的には、先生の作品の中でも、多くの人が「エスパー魔美」をベストと挙げてた事実に感動。彼女が「先生の唯一の恋愛作品で、その凄さは、大人になるほど分かる醍醐味かもしれない」説に共感)

サザンの曲を聞くと、思い出される、個人的な風景や、湧き上がる熱い想いとか、

さくらももこワールドに関して感じたこと、等々

本人曰くには、人生の、とてもしんどかった時期に書いたもの、とのことでしたが、その青さや、ひたむきさがまた良くて、

ものすごい才能エネルギーに翻弄されつつ、それでも、世界を肯定する前向きな姿勢、どうしても見えてしまう自他と共の負の部分とも向き合いつつ、その懸命さが何ともいじらしかったです。

本当の才能とは、こんな風に世界を、きわめて平易な言葉で「通訳する」こと、かもしれないなぁ、と感じたのでした

目次 : 1 ひきつけられる人々(畑正憲氏について/ 村上龍センセ/ 追悼カート・コバーン ほか)/ 2 海外に向けた仕事(イタリアの色彩/ パトシアン!!!/ 静ひつと希望 ほか)/ 3 心をゆらす様々なできごと(サウナの人々/ 『ロッキー・ホラー・ショー』まわりの日本人/ 「外野」の人々について、その他 ほか)/ 4 短いが熱い!捨てがたいコメント集(セクシー山田について/ ヤマグチ氏の神秘/ さくらももこさんのこと ほか)

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by noho_hon2 | 2014-11-26 16:22 | 本、雑誌 | Trackback | Comments(0)


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