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カレ、夫、男友達「私たち、逃げなくちゃ」
e0080345_7491160.jpgオハナシは、ラスト、一気に急展開。耐えに耐えてたVD妻同士、以心伝心。手に手をとっての逃避行… さぁさ、どうなる?

また、治子(真木よう子)も、信じてた職場の親友にスキャンダルをまかれ、公私共に立場が苦境に。

それを、打破すべくパートナーの熊木(徳井義実)とペットを物色。でも、小動物系に心が動く治子と強そうな大型犬に惹かれる熊木とで、趣味が一致しません。そんな中、妊娠か? の結果は、また微妙なものになりそう

育子(夏帆)は光夫(若葉竜也)との関係に疑問を抱きつつ、正彰(三浦貴大)先輩が気になります。

突然、動き始めた物語。三姉妹の運命やいかに?

   (ストーリー)

 治子はスキャンダルでイベントプロデューサーの第一線から外される。そんなとき治子に妊娠の兆しがあり、熊木は手放しで喜ぶ。育子は正彰との交流が深まる中で、光夫との関係に疑問を持ち始める。麻子はスーパーでDV被害者らしい主婦・雪枝を見かけ、思わず後を追い話しかける。鏡に映る自分の姿を雪枝の中に見た麻子は、現状から逃れることを決意する・・・。
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by noho_hon2 | 2011-11-30 08:07 | ドラマ | Trackback(5) | Comments(0)

深夜食堂2 白菜漬け
e0080345_7414888.jpg滋味にあふれた漬物には、ちょっと大人の恋が似合う? …そんなエピソードでした。少しビターなれど、余韻は、ほっこり爽やかだった気がしました。

    (ストーリー)

常連客の月子(市川実和子)はテレビドラマのシナリオライター。独身で猫と暮らす月子は、今日も一人でマスター(小林薫)の店へとやってきた。月子は先日、乗ったタクシーの運転手・武(螢雪次朗)に、マスターからもらった「白菜漬け」をあげたと話す。武は宮城県出身で、故郷の味が忘れられないらしかったのだが...。

ある日月子は、自分を育ててくれた敏腕プロデューサー・野瀬(田中哲司)との不倫愛を週刊誌に取り上げられ、窮地に陥る。絶望的な気持ちになる月子だったが。
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by noho_hon2 | 2011-11-30 07:44 | ドラマ | Trackback(4) | Comments(0)

007 ドクター・ノオ
e0080345_8573513.jpgなるほど、これが007シリーズの第一作目だったんですね。1962年作品で、日本では翌年、公開

(007シリーズの中では)最も低予算だった関係もあってか、ディテールは突っ込みどころ満載にチープで「うっそん」な部分や笑っちゃう場面も多いですが

(閉じ込められた牢屋の通電柵が、靴で蹴飛ばすだけで簡単に壊れて開いちゃうわ、カーチェイスは、思いっきり合成と交互だわ)それも、今では、見どころのひとつ? (^^;) 

なんといっても、初代・ジェームズ・ボンド役のショーン・コネリーが、とても魅力的で似合ってますよね。吹き替え、若山弦蔵の渋い声もヨイです

また、この回は華を添える女性が2名出てきます。最初の黒髪・悪女さんと、初代ボンド・ガール、島娘・ハニー・ライダー(ウルスラ・アンドレス )。彼女の見事なボディに白い水着姿が、よく映えます。このお色気要素も、スパイアクション映画の重要なスパイスなのかな 

逆に、この(海から彼女があがってくる)シーンがボンドガール史上、最も有名になったエピソードには、ウケてしまったのでした。最も低予算で作られた、この作品が「1962年の映画の世界興行成績で第1位となった」エピソードにも、思わずブハッ!

でも、日本では、外国映画ベスト10にも入らなかったのが、意外や意外。
ひとつには「007は殺しの番号」という邦題も問題あったのかもしれませんね

むしろ、今だからこそ分かる、ネット情報・エピソードが興味深かったです。
ブレードランナー」とは違う意味で、大いに感心…

    (ストーリー)

スメルシュのローザ・クレッブに倒され、6ヶ月の入院生活を送った後復帰したイギリス秘密情報部員ジェームズ・ボンドは、消息を絶ったジャマイカの責任者ストレングウェイズの調査を命ぜられた。ジャマイカへ飛んだボンドは、ストレングウェイズが調べていたジュリアス・ノオ博士を探るうち、ノオ博士がソビエト連邦に通じてアメリカの誘導ミサイル実験を妨害していることを知る。
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by noho_hon2 | 2011-11-29 09:23 | 映画 | Trackback(2) | Comments(0)

ブレードランナー ファイナルカット
e0080345_8371576.jpg現代のクリエイターで、まず影響をうけてない者はいないのではないか、と思われるSFの金字塔作品… この最初の公開が、1982年だった、ってことに驚いてしまいます

なんと30年近く前! 全然、色あせてない、どころか、いま見て、なお斬新なのに驚かされます

(最初の邦題、というかコピーが、「2020年、レプリカント軍団、人類に宣戦布告!」だったらしいのには、ウケたけれど…)

これは、2007年、公開25周年を記念し、再びリドリー自身の総指揮によって編集され、デジタル・リマスターされて「都市・雨・水蒸気・ネオン…」等のディテールが、より鮮やかになったもの 

いくつものバージョンがあるのは、リドリー・スコット監督にも思い入れたっぷりの作品だった証拠に思われて。

各自。好みが分かれると思いますが、逃避行しての切ない終わりに、ハッピーエンド、と色々あれど、最終的には、折り紙シーンで、すっぱり切った方が「想像を委ねる」形で余韻があり「…なるほどなぁ」と感心してしまったのでした。

だけど、未来世界が、どこか東洋趣味なのは(「攻殻機動隊」など特にそう、ですが)おそらく、ここから、だったのでしょうね。

ちょくちょく、日本的なものや日本語が出てきて、プププ… 折り紙が暗示するのも、いかに、日本のアニメや漫画が影響したか、分かるように思われて

また、今みると、レプリカントの、それぞれの死に方というか断末魔に個性が出ていて、ダリル・ハンナなんか、その独特のメイクといい、すごいインパクト。最初の方の、プラスチックの衣装を着て果てる図も凄かったけれどね

ラスボス、ルトガー・ハウアーの存在感は圧倒的だし、レイチェル役のショーン・ヤングの美貌は、演出や衣装、メイクや髪型の効果もあったでしょうが、きわめてレプリカント的です。

「2001年宇宙の旅」もびっくりしたけれど、これは微妙に違う意味。「何度みても発見と驚き」という意味で、勝手に個人的・殿堂入りに認定 (^ー^*)
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by noho_hon2 | 2011-11-28 09:01 | 映画 | Trackback(1) | Comments(0)

稲田智代写真展「パレード」
銀座ニコンサロンで開催されてる、稲田智代写真展「パレード」を見てきました

作者が「詠人知らず」という言葉を知り、強く惹かれたのは中学の頃なのだそう。
そういうビジョンをもちながら、近年、いくつかの近しい命を見送り、現在は、病院で働きつつ、このような創作活動をされてます。

諸行無常、されど命はきらめき、連なって… そうした到達した境地
「命には、出会い、別れ、光、影があり…」
どこか俯瞰した印象の、独特の感慨があるモノクロ作品群でした
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by noho_hon2 | 2011-11-28 08:29 | 日々のメモ | Trackback | Comments(0)

印染トートバッグ展
クリエイションギャラリーG8 ガーディアン・ガーデンで行われてた
「東日本の職人と180人のクリエイターがつくる 印染トートバッグ展」を見てきました

「印染」とは、大漁旗や袢天(はんてん・はっぴ)など、文字や図案をオーダーメイドによって、ひとつひとつ染め上げる、平安時代から続く伝統工芸の染物なのだそう。この大漁旗を作る技術でもって、トートバッグを制作。
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デザインは、クリエイターの方々が創意工夫をこらし、どれも、なかなか楽しい仕上がり、でした。
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展覧会会期中、各会場で予約注文販売  販売価格:6,000円…

みんなが持てる力を出しあって、支援していくパワーは心うたれるものがありますね

玄関のところには、このような特性トートも展示 (^ー^*)
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by noho_hon2 | 2011-11-28 08:10 | 日々のメモ | Trackback | Comments(0)

エル・スール
e0080345_17362369.jpg映像詩人・ビクトル・エリセ監督の「ミツバチのささやき」に続く10年ぶりの第2作

父を自殺で失った少女が父との想い出を回想し、やがて、エル・スール(南)へと旅立つまで…

娘の目から見た父親象が、まだ幼い少女期とティーンへと成長してと、繊細に愛情豊かに描かれます。静かな静かな光と音が印象的

エル・スールは、父が若い日を過ごし、そして捨てた故郷。直接は描かれないけれど、スペイン内戦が影を落としてます… これまた、ちょっと難しいけれど、心の深いところに響く美しい作品です。

個人的に、「聖体拝受」というイベントに「へ~~っ」と感心(子供版・花嫁衣装みたいな正装して教会へ)。日本なら、さしずめ七五三あたりに相当するのでしょうか? 

すごいぞ、NHK BSプレミアム、大盤振る舞いですね。

   (ストーリー)

エストレリャ(イシアル・ボリャン)が、父アグスティン(オメロ・アントヌッティ)がもう帰ってこないと予感したのは15歳の時、1957年の秋の朝、枕の下に小さなまるい黒い箱を見つけた時だ。その中には父が愛用していた霊力のふりこがのこされていた。

エストレリャが7歳か8歳の頃(ソンソレス・アラングーレン)、一家は“かもめの家”と呼ばれる郊外の一軒家に住むことになった。父は、家の前の道を“国境”と呼び、バイクに乗せてくれる。そして、水脈を発見する奇跡を行なって村人に尊敬される父-―そんな父と一緒にいられることだけで嬉しいエストレリャ。母フリア(ロラ・カルドナ)は、かつて教師だったが、内戦後に教職を追われ、家にいて読み書きを教えてくれる。

e0080345_17154370.gif冬の雪の日、南では雪は降らないと母に教えられ、南に想いをはせる父。父は南の出身だが、祖父と大喧嘩をして北へ出たのだ。5月になって南の人が訪れてきた。

アグスティンの母ドナ・ロサリオ(ジェルメーヌ・モンテロ)と乳母ミラグロス(ラファエラ・アパリシオ)だ。エストレリャの初聖体拝受式の日の朝。教会には父は来てくれないだろうとエストレリャが諦めかけた時、アグスティンが教会の入口にいるのに気がつく。

式の後、祝宴で南の曲“エン・エル・ムンド”にのって、エストレリャは父と共に、パソ・ドブレを踊った。その日、陽気に、南に帰ってゆく祖母とミラグロス。やがて、エストレリャは父がイレーネ・リオス(オーロール・クレマン)という女優を想っていたことを知る。

父は、映画館でイレーネ主役の「日かげの花」に見入る。内戦の頃に別れたかつての恋人で、本名をラウラという。彼女を未だに思っているのか。アグスティンはラウラに手紙を書くが、その返事は辛らつなものだった。「8年前に別れて以来、未来に生きる決意をし、女優をやめて一年になるのに、なぜ今さら手紙など……」最後の一行がアグスティンの胸を打つ。「今でも夜の来るのが恐い」……。

アグスティンが最初の家出をしたのはそんな事があった直後だった。15歳に成長したエストレリャ。孤独に沈みがちな父。クランド・ホテルで食事に誘ってくれた時、それが最後になるとは思っていなかった。隣りのサロンでは、新婚を祝って、あの“エン・エル・ムンド”のメロディーが流れていた…。
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by noho_hon2 | 2011-11-25 17:07 | 映画 | Trackback | Comments(0)

ミツバチのささやき
e0080345_8112712.jpgやはり、この美しい映像詩のような作品の最大の魅力は、ヒロイン、アナ・トレントの愛らしさに尽きますよね。(とくに、吸い込まれそうな瞳が素晴らしい)

じつは、初めて見た時は、あまりの評価の高さに期待が大きすぎ、その難解さ。淡々とした作風に、思わず( ̄_ ̄ i)となってしまったのですが

改めて見ると、シーンのひとつひとつ。台詞が美しい絵のようで、暗示的だなぁ… と、不思議な気分になってしまったのでした。風の音、姉妹のささやき、足音… 静かな物音が印象に残ります

アナとイザベル、ふたりの幼い姉妹が暮らす家は、夫婦仲が、いまひとつ、しっくりいってないみたい、だったし、(一説によると、スペインの政情不安を暗喩したのだとか)

フランケンシュタインの映画、父とのキノコ狩りにおける毒キノコ・エピソード、少女たちの火くぐり、姉妹の線路でのスリルにあふれた遊び。イザベルのアナへの悪戯。荒野の一軒家。そこに逃げてきた脱走兵(を、アナが孤独なフランケンと勘違い)… 

e0080345_8355829.jpgきくところによると、独裁政治が終了する数年前に製作されたこの映画だけに、すべてが二重の意味をもっていそうで、ドキドキしてしまったのでした。

また、監督のビクトル・エルセにとって、これが処女作品だったそう。それもまたグレイトですよね

難解な部分も多かったけれど、心の深いところに届く作品です。

やはり、この作品は、この年齢のアナを迎えたことで、今の言葉で、神映画だったのかもしれません。思わず考えさせられたのでした

    (ストーリー)

1940年頃、スペイン中部のカスティーリャ高原の小さな村オジュエロスに一台のトラックが入っていく。移動巡回映写のトラックで、映画は「フランケンシュタイン」。喜ぶ子供たちの中にアナ(アナ・トレント)と姉のイザベル(イザベル・テリェリア)がいた。

その頃父のフェルナンド(フェルナンド・フェルナン・ゴメス)は、養蜂場で、ミツバチの巣箱を点検する作業をしている。母のテレサ(テレサ・ジンペラ)は、室内にこもって、内戦で荒れはてた家や人々の様子を手紙に書き綴っている。いったい誰に宛てている手紙なのか、毎週のように、駅に向かい、列車に投函する。

公民館のスクリーンには、少女メアリーが怪物フランケンシュタインと水辺で出会う美しいシーンが展開している。そのシーンに魅入られたアナは姉からフランケンシュタインが怪物ではなく精霊で、村のはずれの一軒家に隠れていると聞いた。学校の帰りにアナはイサベルに村のはずれの一軒家に誘われた。そこに精霊が住んでいるというのだ。別な日に一人でそこを訪れるアナ。夕方、イサベルは黒猫と遊んでいる。アナは父母のアルバムを見る。父あての母のポートレートには、“私が愛する、人間ぎらいさんへ”とある。網の中のミツバチにささやきかけるアナ。

夜ふけに一人起き上ったアナは外に出る。列車から兵士が飛び降り井戸のある家に入って行く。彼はアナに拳銃を向けるが、子供だと知るとやさしくなる。足をけがした兵士は動けない様子だ。大きなリンゴを差し出すアナ。二人はアナが持って来た父のオルゴール時計で遊ぶ。

その夜、井戸のある一軒家に銃声が響いた。翌朝、フェルナンドが警察に呼ばれる。オルゴール時計のせいだ。公民館に横たえられた兵士の死骸。食事の席でオルゴール時計をならすフェルナンド。アナにはすべてが分かった。井戸のある家に行き血の跡を見つめるアナ。

その日、夜になってもアナは帰らなかった。心配する家族。そのころ、森の中のアナの前に、映画で見た怪物そっくりの精霊が姿をあらわした。発見されたアナは昏睡状態に陥っていた。家族のみんなが見守る。深夜、一人起き上がるアナ。窓をあけ、夜空を見つめるのだった。 
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by noho_hon2 | 2011-11-25 08:25 | 映画 | Trackback | Comments(0)

白雪姫
e0080345_924591.jpgディズニーの長編映画第1作目であり、世界初のカラー長編アニメーション映画。

「全米だけで興行収入4,000万ドル以上を記録するなど世界中で大ヒットした。これにより『風と共に去りぬ』の7900万ドルを抜いて、1930年代の映画で最も配給収入を上げた映画となった」というエピソードには、思わず、うわおっ!

まさに、ジャンルを超えて、スタンダードですよね
耳なじみのあるメロディの数々は「ああ、この作品のものだったんだ!」と納得

おそらく、ジャングル大帝の、特に、動物の動きなんか、この作品を教科書とたのでは。今みても色褪せぬ芸術性に、圧倒されたのでした。

これが1937年の作品、というのだから驚き!です。随所にある、ゆったりとした遊び心に、天才の余裕と、時代性を感じました。(今なら、もっとスピーディかも)

なめらかで優雅な動き、それぞれのキャラクターに役割と個性があり、とってもチャーミングです。作り手の愛と並々ならぬ才能を感じました

日本公開は1950年だったそうですが、それでも充分、ビックリ、だったでしょうね。

幼い子供の鑑賞にもたえる、品のよい毒気の抜き方というか、省略が私は好み
(あるいはオリジナルの原作ファンには物足りないかもしれませんが)

吹き替え版の声も好き。たぶん、永遠に語り継がれ、残る名作だと、しみじみ…
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by noho_hon2 | 2011-11-24 09:37 | 映画 | Trackback | Comments(0)

プロヴァンス物語 マルセルのお城
e0080345_858348.jpg美しいプロヴァンスの風景。ヨーロッパの小説に出てくる「田舎の避暑地(バカンス)…」ってのは、こういう感じだったのですね。大いに納得

前半の、少年の日の珠玉の思い出…どこかコミカルでノスタルジックな光景と物語、勝気な美少女への初恋等、ほのぼのしてたら、ラストに畳みかける現実にうるっ、となってしまったのでした。

子供の頃に見た、家族の景色を思い出しました

時は巡り、あのお城が「マルセルのものになる」とは意外で、ここではじめて、タイトルの意味に「な~るほど!」

だけど、嬉しいこともあれば、悲しいことも。成長したマルセルが、往時を振り返ってつぶやく「時間が人生の水車をくるくると回す」がラストの深い余韻になってる気がしました。双方の意味で、ジーーン。

       (ものがたり)

20世紀が始まったばかりの南フランス、プロヴァンス。少年マルセル(ジュリアン・シアマーカ)は、小学校教師の父ジョゼフ(フィリップ・コーベール)、病弱だが優しい母オーギュスティーヌ(ナタリー・ルーセル)に囲まれ、弟ポールと共にすくすくと育つ。妹も生まれ、一家は叔父夫婦と共に丘陵地に別荘を借り、9歳のマルセルはそこで生涯で最も美しい日々となる素晴らしい夏休みを過ごした。

やがて夏は終わり、一家は再び都会に戻る。しかしマルセルの頭の中は、丘の生活や親友になったリリ(ジュリ・モリナス)のことで一杯。ようやくクリスマスが来て一家は再び別荘へ。また、翌年の春、復活祭の休日にも訪れた。そこでマルセルは美少女イザベル(ジュリー・ティメールマン)に会いすっかり夢中になるが、下痢気味のイザベルを見て興ざめしてしまい、彼女も村を去り、マルセルの初恋はあっけなく終わった。

都会へと再び戻った一家は、毎週丘へ通うことを決心する。しかし大荷物で、歩いて片道4時間。途中に3つの城があり、遠回りをするためだ。あるとき一家は、父のかつての教え子ブジーグに会い、内緒で鍵を渡される。これを使えば城の中を通り2時間も近道できるのだ。びくびくしながら通り抜ける一家はとうとう三つのめの城の門番に見つかり、父は教師の職を失うのではないかとおびえる。が、これもブジーグの機転で切り抜け、一家は一段と楽しい休暇を過ごすことができた。

それから時は流れ、5年後、母は病気でこの世を去り、弟ポールは30歳で、リリは21歳の若さで亡くなった。更に時が過ぎ、映画人となった40代のマルセルはプロヴァンスに古城を買う。そこは偶然にも、母が死ぬほど怖がった、あの三つめの城だったのだ。こみあげる感情を抑え切れず、マルセルは幼い日に一家の行く手をさえぎった屈辱の扉を叩き壊す。時間を飛び超えたマルセルの目に、あの日の美しくはかなげな母の面影がはっきりと映った。
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by noho_hon2 | 2011-11-24 08:59 | 映画 | Trackback(1) | Comments(0)


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