2020年 02月 04日
男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け(1976) |
“男はつらいよ”シリーズ第17作目。
中には「マイベスト」と称するファンもいる傑作で、キネマ旬報ベストテンでも2位だったそう。もちろん、受賞も数々…
冒頭の、寅次郎の夢は、お約束で、この時代の流行り、「ジョーズ」が取り入れられてるのですね。
寅さん、みすぼらしい格好をした老人を、つい、気の毒に思い、とらやに連れてきてしまうのですが、実は日本画壇の重鎮。
その騒動と顛末が可笑しいです。
マドンナは、美人芸者ぼたん、に扮した、太地喜和子で、さばさばとした、きっぷの良さと、セクシーさを最大限に発揮。
なにげに、宇野重吉と寺尾聰の親子共演が実現してたり、
往年の大女優。岡田嘉子が、いい感じに品のある存在感で、宇野重吉との関係を匂わせる、味な役どころ。
山田洋次監督の、粋な計らいを感じました
寅さんが、盆正月の恒例・映画だった人気の理由も分かる気がして
(解説)
上野の飲み屋で、みすぼらしい老人と出会った寅さんは、気の毒に思いとらやに連れて来てしまう。その老人は、日本画の大家・池ノ内青観(宇野重吉)だった。世話になったお礼として青観が描いた絵をめぐり、とらやでは大騒動が巻き起こり、寅さんは旅に出ることに。ところが兵庫県龍野で、寅さんは青観と再会、市長の接待を受け、芸者ぼたん(太地喜和子)と意気投合。しばらくして、ぼたんが、客だった鬼頭(佐野浅夫)に貸した二百万円を踏み倒されそうになって、上京。あまりにも理不尽な事態に、憤慨した寅さんは・・・
寅さんと日本画檀を代表する画家の友情は、シリーズの楽しさの一つである「寅さんとインテリ」のバリエーション。さらに、気っぷの良い姉御肌の龍野芸者ぼたんは、太地喜和子の好演もあって、寅さんとピッタリの相性。ゲストとマドンナのバランスが絶妙で、佳作となった。青観の正体がわかっても、身分の隔てなく、自分のスタンスでつき合う寅さんの魅力。青観のかつての恋人・志乃役で、岡田嘉子が久しぶりに日本映画に復帰した。
中には「マイベスト」と称するファンもいる傑作で、キネマ旬報ベストテンでも2位だったそう。もちろん、受賞も数々…
冒頭の、寅次郎の夢は、お約束で、この時代の流行り、「ジョーズ」が取り入れられてるのですね。
寅さん、みすぼらしい格好をした老人を、つい、気の毒に思い、とらやに連れてきてしまうのですが、実は日本画壇の重鎮。
その騒動と顛末が可笑しいです。
マドンナは、美人芸者ぼたん、に扮した、太地喜和子で、さばさばとした、きっぷの良さと、セクシーさを最大限に発揮。
なにげに、宇野重吉と寺尾聰の親子共演が実現してたり、
往年の大女優。岡田嘉子が、いい感じに品のある存在感で、宇野重吉との関係を匂わせる、味な役どころ。
山田洋次監督の、粋な計らいを感じました
寅さんが、盆正月の恒例・映画だった人気の理由も分かる気がして
(解説)
上野の飲み屋で、みすぼらしい老人と出会った寅さんは、気の毒に思いとらやに連れて来てしまう。その老人は、日本画の大家・池ノ内青観(宇野重吉)だった。世話になったお礼として青観が描いた絵をめぐり、とらやでは大騒動が巻き起こり、寅さんは旅に出ることに。ところが兵庫県龍野で、寅さんは青観と再会、市長の接待を受け、芸者ぼたん(太地喜和子)と意気投合。しばらくして、ぼたんが、客だった鬼頭(佐野浅夫)に貸した二百万円を踏み倒されそうになって、上京。あまりにも理不尽な事態に、憤慨した寅さんは・・・
寅さんと日本画檀を代表する画家の友情は、シリーズの楽しさの一つである「寅さんとインテリ」のバリエーション。さらに、気っぷの良い姉御肌の龍野芸者ぼたんは、太地喜和子の好演もあって、寅さんとピッタリの相性。ゲストとマドンナのバランスが絶妙で、佳作となった。青観の正体がわかっても、身分の隔てなく、自分のスタンスでつき合う寅さんの魅力。青観のかつての恋人・志乃役で、岡田嘉子が久しぶりに日本映画に復帰した。
#
by noho_hon2
| 2020-02-04 06:56
| 映画
|
Trackback
|
Comments(0)