2009年 06月 24日
神童 |

じつは、さそうあきらの、この原作は、1999年度文化庁メディア芸術祭最優秀賞と、手塚治虫文化賞マンガ優秀賞を受賞した作品とは知りませんでした。(のだめブームより随分、先だったのですね)
たしかに音楽等を題材にしてる場合、半分「ヒカルの碁」方式がとられます(聴いてる人の表情やリアクション。背後に流れるムードから、その圧巻ぶりを知る)
たとえ同じ楽器(ピアノ)でも、全然、違う別格な音が響き出すあたりの表現。そのあたり、うまいなぁ、と感じました。
うたは、ピアノの天才少女ですが、音大を目指す、ワオ(和音)の、半ば凡庸な部分。その不思議な間柄。年齢差がある分。やがて、彼には彼女ができ、その、次第に保護者めいてくる距離感等も、なかなか味に思われて
また、うたは野球が大好きで、序盤のかなり多くが、ソレに充てられてるのも、意外や意外!だったし、最後は、うたが聴覚の危機に直面し、早くに亡くされた、お父様の関係にまで至るのですね。それは知らなかったので思わず目を丸くしました。
ラストが、冒頭エピソードとリンクしてるるあたりもオシャレ
そういう意味でも、このオハナシの全貌を知る意味で、原作が読むことができてヨカッタです。満足 (^-^*)
by noho_hon2
| 2009-06-24 15:29
| アニメ・コミック
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タイトル : 『神童』さそうあきら
映画『神童』が好きになってしまったので原作マンガを読んでみた。ほんとはもう少し読み込んでから書くべきなんだけど(私は斜め読みが酷いんで)あんまりよかったんで我慢できず少し書いてみる。 作者さそうあきら氏は以前『犬犬犬』の一巻を読んで物凄く印象深かったのに..... more
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タイトル : mini review 08281「神童」★★★★☆☆☆..
人気漫画家さそうあきらの同名傑作コミックを原作に、才能をもてあます天才ピアノ少女と、音大浪人生の心の交流をさわやかに描いた感動作。脚本は『リンダ リンダ リンダ』の向井康介、監督は『帰郷』の萩生田宏治が務める。主演はドラマ「瑠璃の島」などで圧倒的な存在感を放つ成海璃子、彼女と交流を持つワオ役に話題作への出演が相次ぐ松山ケンイチ。国際舞台で活躍するクラシック界の新鋭たちが演奏する名曲の数々も魅力だ。[もっと詳しく] さそうあきらが描きたかった世界と、映画「神童」との、どうしようもない差異。 さそう...... more
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