2005年 09月 27日
海馬―脳は疲れない |
素朴に「すっごく面白かった!」です。やはり、それぞれの分野の第一人者が、それぞれの興味に従って、「読み解く」って、実に味わい深いですよね。
思えば、超・人気作家、というより、個人的に、現代のシャーマンと感じる村上春樹と、これまった、たいへん現代の賢者、とお呼びしたい、河合隼雄
その2人がと対談した『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』が、本が発売になった時、新聞でミニ企画としてのコーナーに紹介されてた段階で、すっごく興味深かったのが印象に残ってるのですが、知識のピコリ~ン体験としては、それ以来の快挙!かも。
たとえば、かの人気・長寿番組。『開運! なんでも鑑定団』が、これほどのとして、衰えぬ視聴率をキープし続けてるのは(似たような番組は、みたコケたのにね)、企画の勝利もあることながら、
司会者に、島田紳助と石坂浩二を配した、そのドジョウ鍋なセンス(石坂浩二の博学な臭みを、島田紳助のお笑いセンスで、イイ感じに中和)が素晴らし~~っ!と感じてるのですが、それぐらいの「組み合わせ、の絶妙さ」をおぼえることしきり。
個人的には「脳は疲れない(だって、寝てる時だって“夢をみたり”とか、大車輪)」とか「年齢による衰え感は錯覚。働きが変わってくるだけ」「30歳は人生の縮図」みたいな発想が、面白いなぁ、と感じました。
エピソード的には、手塚治虫の超人的な仕事の様子と、それに告示してる宮崎駿のさま、って部分に「やっぱりぃぃ!」と感じたナ…
だって、手塚治虫が亡くなられた時、みんな嘆き悲しみ、ますます彼を神様のように崇める中、ひとりだけ彼が、アマノジャク発言してるのが、うんと印象に残りました。
私は密かに、それを宮崎氏の、決して形式でない、並々ならぬ“悼むキモチ”と密かな慟哭ぶりが伝わってきて、すっごく心に残ったのですが、これを読んで、ますます「そっかぁ。彼等は、ある意味ウリだったのね」と納得できた気がして。
読みやすさ、抜群。ふとした雑学、小ネタの宝庫として。あるいは「なんだか無性に、元気の出る本」として、ぜひ、おすすめっ!
思えば、超・人気作家、というより、個人的に、現代のシャーマンと感じる村上春樹と、これまった、たいへん現代の賢者、とお呼びしたい、河合隼雄
その2人がと対談した『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』が、本が発売になった時、新聞でミニ企画としてのコーナーに紹介されてた段階で、すっごく興味深かったのが印象に残ってるのですが、知識のピコリ~ン体験としては、それ以来の快挙!かも。
たとえば、かの人気・長寿番組。『開運! なんでも鑑定団』が、これほどのとして、衰えぬ視聴率をキープし続けてるのは(似たような番組は、みたコケたのにね)、企画の勝利もあることながら、
司会者に、島田紳助と石坂浩二を配した、そのドジョウ鍋なセンス(石坂浩二の博学な臭みを、島田紳助のお笑いセンスで、イイ感じに中和)が素晴らし~~っ!と感じてるのですが、それぐらいの「組み合わせ、の絶妙さ」をおぼえることしきり。
個人的には「脳は疲れない(だって、寝てる時だって“夢をみたり”とか、大車輪)」とか「年齢による衰え感は錯覚。働きが変わってくるだけ」「30歳は人生の縮図」みたいな発想が、面白いなぁ、と感じました。
エピソード的には、手塚治虫の超人的な仕事の様子と、それに告示してる宮崎駿のさま、って部分に「やっぱりぃぃ!」と感じたナ…
だって、手塚治虫が亡くなられた時、みんな嘆き悲しみ、ますます彼を神様のように崇める中、ひとりだけ彼が、アマノジャク発言してるのが、うんと印象に残りました。
私は密かに、それを宮崎氏の、決して形式でない、並々ならぬ“悼むキモチ”と密かな慟哭ぶりが伝わってきて、すっごく心に残ったのですが、これを読んで、ますます「そっかぁ。彼等は、ある意味ウリだったのね」と納得できた気がして。
読みやすさ、抜群。ふとした雑学、小ネタの宝庫として。あるいは「なんだか無性に、元気の出る本」として、ぜひ、おすすめっ!
by noho_hon2
| 2005-09-27 17:11
| 本、雑誌
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