きのう何食べた?

噂には聞いてたのですが、こういう作品だったとは！　

同居する同性愛のおふたりの、なにげない日常と、その中で丁寧に暮らす“食のこだわり”を淡々と、でも丁寧に描いたもの。一種、この上ない料理・指南書ともなってます。

その、じつに美味しそうなことときたら♪　同時に、日常の肌触りとユーモラスに対比した不思議な味わい。改めて、よしながふみ天才説を実感せずにはおられません。

個人的には、一般人が、普通に加齢していく中。驚くほど若く見える美貌の43歳弁護士・筧史郎(通称シロちゃん)との、ちょっと笑えるコントラストにウケてしまいました。

コミックには、このような可能性もあったのですね、と、感心するばかり

うまい人は、なにげないものを描くほどに手腕を発揮するんだなぁ、と、しみじみ