SPEC 魔弾の射手!!

好みと評価は、かなり分かれそうですが、戸田恵梨香をヒロインに迎えて、また、新たな堤幸彦ワールド？！　新境地ですね

キャスティングの豪華さと、ヒットドラマ「ケイゾク」の延長線上（脚本家が同じ西荻弓絵。レギュラー陣も、大半が同じ面々）とのアピール。興味を感じて見てみました

ネット評的には、おおむね好評
不思議感とシリアスさ、トボケ具合のバランスに「トリック」ティストを感じてしまうことしきり。

特にヒロイン戸田恵梨香のトホホぶりに、「ケイゾク」で中谷美紀が、「トリック」で仲間由紀恵が演じた、トボケたズレ具合をさらに強調した感かな？　でも、人並外れた持ち味を全開するところは凄く。この特殊能力・炸裂ぶりには「キイナ」の菅野美穂を連想してしまいました。

こういった落差…　逸品のくったり感をミステリーの格好ティストにしてるのは、コロンボのコートを連想してしまうのは私だけ？

オハナシは、ＳＩＴ隊長時代。突撃時のアクシデント。思いがけぬ味方の裏切りで絶体絶命。特殊能力が開花して（撃たれた銃弾を跳ね返して相手を狙撃す）左遷された、瀬文焚流（加瀬亮）

彼が、公安第五課“未詳事件特別対策係、”通称“ミショウ”へ異動することから、はじまります。個性的な面々との初対面。とくに、当麻紗綾（戸田恵梨香）は強烈で、食い逃げを疑われるありさま。ゴリさん（竜雷太）は、あいかわらず、柿ピー、ぽりぽり。

そんな中、実業家でもある正義党議員の五木谷春樹（金子賢）が、秘書の脇智宏（上川隆也）を伴い、“ミショウ”に現れて、占いの先生。冷泉俊明（田中哲司）が妙なことをいうので、パーティで警護して欲しい、と依頼します。

その問題の死亡予告の壇上、ミシュウ・チームが陣頭指揮をとり総力をあげて、念には念を入れてたのもかかわらず、五木谷は乾杯の音頭の途中、心臓麻痺で死亡。あと、事件はどんでんにつぐどんでん。意外な展開を見せ…　（といっても、キャスティング的に、あなたしかいないじゃないですか～！ですが。存在感のある俳優さんに悪役は似合ってます）

最近、旬の女優さん達が、美女の変顔効果よろしく（ちょっと反則！）“ちょっと変わった子ちゃん”を演じて、大ヒットの例が目立ちため　（上記の「ケイゾク」の中谷美紀。「トリック」の仲間由紀恵を筆頭に、最近では「のだめ」の上野樹里や「ホタルノヒカリ」の綾瀬はるか、等々）

製作側にも、そういう期待も感じましたが、この戸田恵梨香ちゃんのトホホぶりは、世間的には、どうでしょうか？　（不思議ちゃん、ってより、むしろオヤジっぽい　(^^;)）

話の軸的には、どこか、アメリカのヒットのドラマ「HEROES／ヒーローズ」を感じさせ、プラス「ケイゾク」に超能力要素ってあたりがミソかな？　「ケイゾク」ほどトーンが暗くないのは、これも、時代性？

かなり意見が別れそうな気がしましたが、好きな人はハマりそうな予感ひしひし　(^-^*)