獣医ドリトル 救え！声なき命

ズバリ、獣医版・ブラックジャックですね。
やはり、「花より男子」じゃないけれど、井上真央や小栗旬には、コミック原作の、誇張された、単純明快な、荒唐無稽世界が、よく似合う？！

お医者さんもの、といっても、ほどよい演出のマイルドさが、これぞ、「日曜劇場」って気がしました。主題歌からして気合い入ってます（小田和正）

辣腕社長（西村雅彦）の息子だけど、再婚して複雑な環境。登校拒否になった、ひとり息子の少年が、愛してやまない、猫のラグが、高層マンションから落下。瀕死の状態に。どこでも断られる中、唯一、救えるのは、“鳥取動物病院”の鳥取健一（小栗旬）ということで、一縷の望みを託し、訪れます

ところが、この鳥取。獣医の腕は天才的だけど、人間相手では最悪の評判。とくに、態度の悪さと、要求する法外な治療費が、もっぱらの評判、だったのでした。

しかし、手術は成功したものの、意識がなかなか戻らないことから、業を煮やした父親は訴訟にふみきってしまいます。

また、多島あすか（井上真央）は、亡くなった父の形見として、惜しみない愛情を注いでた競走馬“アスカミライ”が骨折したことから、どこへいっても安楽死を薦められ、せめて命を助けて欲しい、と鳥取動物病院を訪れます。だけど、手術費用、外もろもろで、３千万を要求。でも、お願いすることに。

あと、訴訟の弁護士が可愛がってた、小さな猿、マーモセットが目の病気になり、これまた、八方で断られ、結局、ドリトル（鳥取という名をもじったあだ名の模様）にすがることに

結果は、ハラハラさせつつも３組とも成功して、ハッピーエンド。なかなか、意識が戻らなかった猫のラグの意識も戻り、回復していったことに勇気づけられ、少年は、学校へ行けるようになります。さらには手術費を出してもらった恩と暖かい見守り。再婚相手（紺野まひる）を初めて「おかあさん」と呼ぶ感動シーンも

また、治療費を工面できないあすかは「身体で返す」イコール、病院の助手になります

人間以上に動物たちが演技賞モノだったかな？　やはり、医療モノは、病を乗り越え「治る」というカタルシスがあるのがイイ点ですね。あと、テレビなどで有名なカリスマ獣医という設定の、花菱優（成宮寛貴）が、真っ赤なフェラーリで、これにはブハッ

フジ（パーフェクト・リポート）とＴＢＳ（獣医ドリトル）がぶつかった、この勝負。そういう興味もあって両方チェックしてみたのですが、個人的には、意外にも（失礼！）単純明快さで、「獣医ドリトル」に軍配かな？と感じてしまいました

世間のジャッジと、今後の数字の変化に興味津々　(^ｰ^;)