黄金の豚 税金ドロボー官僚に喝！

とにかく、分かりやすい！　気楽に見られる痛快劇ですね。思えば、日テレさん。こういう「ごくせん」や「ハケンの品格」みたいな、型破りヒロインが活躍する、荒唐無稽で、勧善懲悪な痛快劇が、昔から、お得意？！

相手は元・詐欺師なれど、彼女の資質を見抜いて抜擢。見守る氏も、「ごくせん」と同じく、ベテラン・宇津井健であります。なにかと辟易して、酔い潰れた彼女を優しく介抱する仲間達…　キャバクラ勤めの、姉思いな妹さん(山口紗弥加）等々とかも頼もしい顔ぶれ。

少女時代から正義感だけは強かった彼女。国民誰もが思ってる啖呵。（そんなズルするなら）「金返せっ！」と、憎々しい面々「ぎゃふん」は痛快だったけど、芯子（篠原涼子）が元・詐欺師で、「だから分かる」（騙すなら負けない！）一面、「同じ穴のムジナ」感があったり、やや新鮮味に欠けるメンバーと演出…　が、吉と出るでしょうか、それとも…

今、タイムリーな難しい社会問題に斬りこんでる分。ビターを少々な余韻は狙い目なの…　かな？

（あのデコ電卓には、びっくりですね。黄金の豚が貯金箱だったのは…　あははは）

個人的には、やっぱり、こういう御時世には、軽いノリの痛快劇。「やったぁ。よくぞ代わりに言ってくれたぁ！」感よね、と、軽さ、明快さ。分かりやすさは嬉しかったけれど、やや「見たことある」感が、（ワンパターンがお約束としてカタルシスになる）時代劇の境地に達するでしょうか？

「ハケンの品格」で名コンビを見せた、大泉洋とのユーモラスで微妙な関係といい、
（彼は以前、彼女に騙され、お金をとられた）
あるいは、彼女自信の成長も見どころのひとつ、なのかな？　(^-^*)

でも、なにかとお疲れ気味な週の半ば。その気分に、この「んなバカな！」な、してやったり感は正解、かも。…世間の評価ともども、興味深く様子見です。


あらすじ（Ｙａｈｏｏ！テレビ）
元詐欺師で仮釈放中の芯子（篠原涼子）は、街で金持ちそうな男・久留米（宇津井健）に出会う。いいカモだと思った瞬間、久留米はあっさり芯子の正体を見破った。久留米は国家予算の使い道を調査し追求する国の機関、会計検査庁の検査官だったのだ。

彼は芯子の勘と慧眼を買い、調査官にスカウトする。 いやいやながら調査官を務めることになった芯子に久留米が与えた最初の指令、それは介護付老人ホームの不正を見抜くことだった 。