2010年 10月 24日
Q10 ここは生きてゆける場所ですか?人魚姫とオタクの恋 |
前田敦子のQ10“キュート”演技は、ますます相手を選ぶ感じですが、見る者を摩訶不思議ワールドに誘い込み、独特の余韻を残す木皿ワールド・絶好調! 今回もシュールで切ない味わいがヨカッタです。「僕たちはキラキラしたものを掴まえるのにいつも必死で
もしもソレを一瞬でも掴むことが出来たら
またどうでもいい教室に戻ることが出来るのかもしれない」
キュートのクラスメイトで、キュートのストーカー疑惑をかけられた中尾(細田よしひこ)。担任先生、小川訪(田中裕二)に注意するように言われた平太(佐藤健)ですが、話している内、実は、二次元世界の、ルナちゃんにそっくりだから、ということが分かってきます
また、赤い髪だった山本民子(蓮佛美沙子)が黒髪になり、キュートは、彼女の落とした、ギターのピックを拾ったことから、なぜか、うろこと勘違い。彼女を人形姫だと主張します。
やがて、人形姫伝説を柳先生(薬師丸ひろ子)に聞かされ、「人間にハマった」と解釈するキュート。「何かにハマルと普通の生活が送れなくなることがある」ときかされ、不安になった、キュートは、なまじロックバンドのボーカルと仲のいい姿を見せたことからファンの女の子達に嫉妬され、ボコられてる民子を偶然、助けることになります。
でも、好きな人に気に入られようと無理していたの、(住む世界が違う)人形姫だったの、の海に飛び込んでしまう民子…
「ココは生きていける場所ですか?」
ロボット口調のまっすぐなマナザシで、そう素朴に質問されると、よけい、しみますよね。
また、前髪を上げると、人気グループのアイドルに似てると家族から指摘され、その格好をするように強制されて、嫌々ながらに従う平太(佐藤健)。それは多くの者が感じてたらしく、クラスメートの河合恵美子(高畑充希)にまで、前髪上げ状態で、幸福そうにプリクラを御一緒させられる平太。
やがて、中尾の、あまりの情熱に負け、キュートとふたりアニメの扮装をしてデートすることをサポートすることになります。でも、そんなにまで好きな対象を、「たとえ人間でなくても」まっすぐ「好きです」と言えて、そう示せる中尾の情熱は「自分よりエライ」と感じて従ったのでした。
帰り道、キュートが電池切れ。そう独白したら、動けなくなった彼女に「…涙?」と驚いたものの、それは雨が降り出したから、でした。ビニールに包んで、キュートを持ち帰る平太…
「人間、何を好きになってもいいんだよ」
たとえ、それが電柱や、二次元であっても… いいなぁ、その心意気。
「恋は常識がひっくり返るもの」
…言えてますよね
思えば、「野ブタ。をプロデュース」で、主人公・桐谷修二を演じる、亀梨君のモノローグが繊細でヨカッタですが、それに通じるものがありますよね。ディテールや台詞が素敵。いろいろな意味で目が離せない、のでした (^-^*)
by noho_hon2
| 2010-10-24 14:26
| ドラマ
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