フリーター、家を買う。「あんなオヤジでもヒーローだった 」

だんだん仕事に慣れ、自信がついて回りが見えるようになってきた武誠治(二宮和也)は、次第に自分が半人前であることを自覚。

同時に、今回は具合が良くないお母さん（浅野温子）の代わりにゴミ出しを担当した事から、かなり手のこんだ意地悪と、長きに渡って、御近所で虐めにあってるのを知る事になります。

だけど、認めようとしないお母さん。ついに「ボクが、お母さんのために家を買ってあげる」と目標をたてます。（突っ込みどころはあれど、その思いやりと心意気がヨカッタヨカッタ）

また、姉の亜矢子(井川遥)が子供の授業参観で、「将来の夢」作文を読まされたことがきっかけで、義母にいやみを言われます。（でも、小１の男の子にとって、ヒーローが憧れ、なんて当然なのに…）

でも、そんなこんなで、お母さんが、かつての誠治の作文を出してくれ、今でこそ、とりつくしまもなく、いがみ合ってるけれど、こんな自分でも、かつて自分にとって、父親がヒーローだったことを思い出し、しんみりなります。

これもまた、青年にとっては、大きな心の成長といえそう…

お父さん(竹中直人)が、若い女性に会い、お金を渡してたけれど、どこか微妙な距離感。何か事情があるの…　かも。

会社の上司、香里奈にも、過去の現場における事故。これまた事情がありそうです。

やはり、若者が、着実に「成長していく」さまを、丁寧に描いたドラマは見応えありますね。最初は、辛いシーンが多かったら…と腰が引け気味だったけれど、いまや彼の成長がワクワクと楽しみなのでした。