Q10（キュート）「どうでもいい、なんて言うな！！涙のQ10に愛の告白！？ 」

また、キュート喋りが進化しました？ね。言葉が変だと言われ、なぜか落語を学習しはじめた、Q10（前田敦子）、シリアスな場面で落語調が出てくるのが、なんとも不思議でユーモラス

中尾（細田よしひこ）が、キュートがロボットでないかと疑いはじめました。その証拠に「涙を流すのを見たい」と言われ、悩む平太（佐藤健）。柳（薬師丸ひろ子）に相談すると、「機能自体は備わってる」とのこと。「泣くようなこと」を言えば良い、とのこと。でも、特に、みんなの前では、できません。結局、連れ出すことに

そこで偶然、平太は、父・武広（光石研）が、怪しげな店「愛獣」に入るのをみて、ますます困惑してしまいます

進路の季節。それぞれの悩み…　つい、投げやりな言葉をつぶやいたところ、キュートがいきなり涙を流し始め、回りからも責められて頭を抱える平太。再び、柳先生のもとに相談。「抱きしめて、なでなでしてあげれば…」と言われても、それができません　(^^;)

みんなが見守る前では実行できず、いろいろな場所でチャレンジ。結局、偶然、転びそうになった人が、「ごめんよぉ」と、それをして、無事、キュートの涙は止まったのでした。

はたして「愛欲」は、お父さんの勤務先で、従業員として勤務。お母さんも知ってるようでした。家族と生活のため、そうしてる、とのこと。

あと、人形姫・民子（蓮佛美沙子）のエピソードもヨカッタな。なかなか進路の決まらない彼女は、教室でも書類を提出することができず、居残りさせられてしまいますが、それも勝手にスルー。

でも、偶然。武彦を病院に見舞いにいき、彼が彼女のコンサートに無断で行きたがってるのをみて躊躇。窓から見た光景…　ナース達が懸命に働くさまを見て心動かされ、武彦の無謀を止めます。そして、進路書類には「ナース」という名前のロッカーになって、みんなを元気づけたい、と希望すると、それを真剣に受け止めてくれる、小川先生（田中裕二）の姿勢に「エッ？！」

また路上で、次作の工作を販売してる子供を見て、中尾の好きなキャラのものだと気づくキュート。さっそく、中尾を連れてきて、喜ばせ、すべて買い取ったあと、２～３残して「これは、おまえが売れ」…　

理系がダメダメなのに、工学部にいって「ロボットを作りたい」といった中尾の決心ともども、味わい深かったなぁ

「人はなれる者になるのではなく、なりたいものになる」…イイ言葉です

毎回。意表を突く展開。ますます、物語自体、散文詩のようになってきて「相手を選ぶ」雰囲気になってきてますが、ディテールの随所で思わず胸キュン、琴線に触れるものがあったのでした。

次回も、とても楽しみです