2010年 11月 30日
プロフェッショナル 佐藤卓 |
サブタイトル「“自分”を消して、ヒットを生みだす グラフィックデザイナー」に興味を覚え、見てみたのですが… その代表作の数々に思わず目を見張ることしきり「クールミントガム」、「おいしい牛乳」(双方、いちばん売れてるガムと牛乳)、「ゼナ」、「クールミント」、「神戸コロッケ」を筆頭に、スパイスのボトル、等々。
「あ、これ。見たことあるあるある!」って商品がずらりで、思わず感動覚えるばかり。しかも、ほとんどがロングセラーで、発売当初のまま、デザインの変更が無い事実も、驚嘆モノ
そんな飛ぶ鳥を落とす勢いの彼にもスランプ時代と焦りがあった旨に「へ~~っ」。そんなトホホ時代の想いも、正直に語る姿が、またヨカッタです。旅行で琴線に触れるものを買い集める好奇心の旺盛さもマル
でも、はじめて「手応え」をつかんだ仕事が、「自分達が飲みたいと思うウィスキーが無い」というがきっかけで、そういうボトルをデザインしてヒットしたという、ピュア・モルト・ウィスキー(これまた、現在も当時のままのデザイン。中身の魅力を引き立てるべく、理科の実験道具をイメージした、というシンプルさが、いまも新鮮で画期的)
その仕事に対するスタンスが面白くて、「大切なことは30年来の趣味であるサーフィンから学んだ」という彼らしい境地。あくまで主役は商品であり、選ぶのはお客様。その直感に訴えるべく、真摯に、その商品の魅力をアピールしつつ、懸命に、最も使いやすいデザインを探す姿勢は、頭が下がるものがありました
「神戸コロッケ」のメニュー・デザイン依頼なぞ、完成後も、足を運び、その様子を見に行って「依頼以上の仕事がしたい」の心意気には、胸打たれるばかり
とくに、最後の、お米「ふっくりんこ」のパッケージをデザインする仕事を取材したものが印象的。クライアントへのプレゼンの際も、逆に彼等スタッフが懸命に考えた「いちおし」をあえて言わず、クライアントの意見を尊重しつつ、たとえば「宝石のように見えた」みたいな予期せぬ意見を参考にブラッシュ・アップしていく姿勢に、ぐっときました。
彼の生み出すものが、多くの人の心をつかみ、ヒット商品、あるいはロングセラーとして「顔」たりえてる理由も分かる気がして。こういう、真摯でしなやかな姿勢のアーチストさんも珍しいですよね。
「壁を受け入れ、乗り越える」「一生懸命は当たり前(だから、表に出さない)」とサラッというところも素敵でした。「一流とは、こういうことをいうんだなぁ」と、しみじみ
個人的に、佐藤卓の、人なつっこい風貌と、素朴な喋りや仕草も好きでした。見られて大いに満足 (^-^*)
by noho_hon2
| 2010-11-30 17:51
| テレビ
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Comments(4)
私もみました!
最後のプロフェッショナルとは、のところに感動しました。
これを見れたことに感謝。
最後のプロフェッショナルとは、のところに感動しました。
これを見れたことに感謝。
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佐藤卓さん、大好きです!!
良い番組でしたね。
彼のデザインには無駄なところは一つもありません。
徹底的に無駄をはぶいて、商品そのものをより輝かしいものにする。それこそが【デザイン】なんだな~。
すごく難しいけど…
これからも佐藤卓デザインと知らなくても、きっと目に飛び込んでくることでしょう♪
良い番組でしたね。
彼のデザインには無駄なところは一つもありません。
徹底的に無駄をはぶいて、商品そのものをより輝かしいものにする。それこそが【デザイン】なんだな~。
すごく難しいけど…
これからも佐藤卓デザインと知らなくても、きっと目に飛び込んでくることでしょう♪
チロさん、こんにちわ。本当に最後のプロフェッショナルの下り、アッパレ、でしたよね。同感同感。見る事ができてよかったです。チロさんと共に (^-^*)
マッキーさん、こんにちわ。じつに良い番組でした。一見、簡単に見えることほど、すごく難しいことだけど、それだけに一流の仕事は、これほど真摯で誠実なんだ、と、しみじみ。
たしかに、このプロフェッショナルな姿勢。これからも佐藤卓デザインは、そうと知らずとも、心をつかみ、生活の中に浸透しそうですよね。同じように感じてしまったです♪ (^-^*)
たしかに、このプロフェッショナルな姿勢。これからも佐藤卓デザインは、そうと知らずとも、心をつかみ、生活の中に浸透しそうですよね。同じように感じてしまったです♪ (^-^*)

