Ｑ１０（キュート）最終回

サブタイトル「愛も勇気も平和も地球上にあると思えばきっとある」

よかった、Ｑ１０。もうしばらく、現代にいることになれて（ちゃんと別れができて）…　柳教授と中尾君、グッジョブでした。

前回のように、月子（福田麻由子）によって「強引！」でなく、納得のいく中で、Ｑ１０（前田敦子）との別れ…　平太（佐藤健）の心がざわざわしてるから、とリセット・ボタンを押すのをうながす流れも心憎かったです。

そして「明日もまた会える」みたいな、クラスのみんなとの挨拶や、記憶が「だんだん薄れていく」って設定も、いいなぁ、と、思わずキュン。（この脚本家さん、じつは「転勤族」家庭で育ったのかな？…　と、きわめて個人的で勝手な勘です）

それにしても、中尾クン（細田よしひこ）…　最後に、Ｑ１０にパワーをもらうべく、パフパフ注入のお願いはヨカッタですね。ここにきて、こういうユーモラスで切ない役どころになるとは思ってませんでした

久保（池松壮亮）と民子（蓮佛美沙子）が未来を信じる姿も前向きでぐっときたし
藤丘（柄本時生）ファミリー…　４人でまた暮らせる、と希望をもちます
意外だったのは、柳教授（薬師丸ひろ子）が、小川親子の家にやってきたこと。この展開には、思わず、ほのぼの…

どうやら、平太は無事、長生きできそうだし、予想通り、Ｑ１０に、そっくりな奥さんと結ばれ（ビンゴ。やったぁ！）「Ｑ１０の存在を信じてる」みたいな余韻もファンタジックで、「…いいなぁ」と感じました。たとえ、若かりし頃の妄想であったとしても…　愛ですよね

岸本校長（小野武彦）の言葉も素敵「温かいパンと妻と娘と孫がいて、信じてくれる教え子がいる。俺は幸せだなぁ」　そうなんですよね。誰もが忘れがちになりそうな、でも大切なことです。思わず、ほっこり

見る人を選ぶかもしれないけれど、味わい深い、秀逸なドラマでした。
私は大いに軍配！です。長く忘れられない物語になりそうな予感、しみじみ…　(^ｰ^*)