2011年 01月 31日
天城越え |
和田勉追悼企画… NHKアーカイブス 1978年にNHKドラマとして放映後、芸術祭大賞を受賞した名作
あまりにもタイトルが有名ですが、このような作品とは知らなかったので驚いてしまったのでした。原作は、松本清張の短編。迷宮入した土工殺し事件。その時、天城峠では何があったのか?
登場するのは、娼婦役の大谷直子、土工役の佐藤慶、家出少年を鶴見辰吾。現代では、往年の少年を宇野重吉、刑事を中村翫右衛門が演じています。少しだけ荒井注も出ていてびっくり。
冒頭。天城峠のトンネルを抜けるシーンからはじまります。カメラワークが斬新。小さな光がやがて大きくなり風景となって… 登場人物、それぞれが深い事情を抱え、ふとした出逢い。物語は悲劇へと向かいます。
これは「俳優の気配と雰囲気を味わう」作品だと感じました。だって、大谷直子と佐藤慶が、くらくらするほど色っぽいんですもの。全身から、たちのぼるオーラが、強烈に女であり、男です。その存在感のハンパじゃないこと。眺めてるだけで、ドキドキ
和田勉は、ドラマを表現するのは「顔、台詞、音」だと言ったそうですが、なるほどなぁ… と感じさせるアップの多用でした。それに、音が効果をあげています。印象として、うんと味の濃い、有機野菜を感じさせました。
個人的には、まだ子供子供した鶴見辰吾が、こんなに凄い役を演じてたのかと驚嘆で… また、知らなかったのですが、このドラマ版には原作にない大胆・脚色が… なんですってね。現代では2度と再び製作できないティストに感じられました
和田勉の作品といえば、「阿修羅のごとく」「けものみち」「ザ・商社」がありますが、同じぐらい強烈に男と女。そして、強い想い… そして、昭和を感じてしまったのでした。少し風邪気味だった頭には、あまりにも強烈で、思わずクラクラ。ひたすら、ハハーッ
PS:クレジットには無かったですが、調べてみると、巡礼者として、松本清張本人が
登場してるんですね。物語がシリアスだけに、この遊び心に、思わずウケまくり!
それに、ひとこと台詞が、また深いっ!
あまりにもタイトルが有名ですが、このような作品とは知らなかったので驚いてしまったのでした。原作は、松本清張の短編。迷宮入した土工殺し事件。その時、天城峠では何があったのか?
登場するのは、娼婦役の大谷直子、土工役の佐藤慶、家出少年を鶴見辰吾。現代では、往年の少年を宇野重吉、刑事を中村翫右衛門が演じています。少しだけ荒井注も出ていてびっくり。
冒頭。天城峠のトンネルを抜けるシーンからはじまります。カメラワークが斬新。小さな光がやがて大きくなり風景となって… 登場人物、それぞれが深い事情を抱え、ふとした出逢い。物語は悲劇へと向かいます。
これは「俳優の気配と雰囲気を味わう」作品だと感じました。だって、大谷直子と佐藤慶が、くらくらするほど色っぽいんですもの。全身から、たちのぼるオーラが、強烈に女であり、男です。その存在感のハンパじゃないこと。眺めてるだけで、ドキドキ
和田勉は、ドラマを表現するのは「顔、台詞、音」だと言ったそうですが、なるほどなぁ… と感じさせるアップの多用でした。それに、音が効果をあげています。印象として、うんと味の濃い、有機野菜を感じさせました。
個人的には、まだ子供子供した鶴見辰吾が、こんなに凄い役を演じてたのかと驚嘆で… また、知らなかったのですが、このドラマ版には原作にない大胆・脚色が… なんですってね。現代では2度と再び製作できないティストに感じられました
和田勉の作品といえば、「阿修羅のごとく」「けものみち」「ザ・商社」がありますが、同じぐらい強烈に男と女。そして、強い想い… そして、昭和を感じてしまったのでした。少し風邪気味だった頭には、あまりにも強烈で、思わずクラクラ。ひたすら、ハハーッ
PS:クレジットには無かったですが、調べてみると、巡礼者として、松本清張本人が
登場してるんですね。物語がシリアスだけに、この遊び心に、思わずウケまくり!
それに、ひとこと台詞が、また深いっ!
by noho_hon2
| 2011-01-31 08:55
| ドラマ
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