いつも旅のなか
e0080345_8353286.jpgこれまで、そんなに旅エッセイが得意ジャンルでは無かったのですが、これは面白かった、です。(新しいジャンルの開眼が、ちょっと嬉しひ…)

彼女が五感でとらえた、国々は、その情景や、たたずまいが、とてもビビッドで、臨場感たっぷり。

特に「旅が好き」「人が好き」「食べるの(お酒も)大好き」が、ひしひしと伝わってきて、その世界が、目の前に豊かに展開。

道中、不思議と「面白いことに出会う」「美味しいものにアンテナがはたらく」あたり、室井滋を連想してしまいました。

平易でありながら、キラリと感性が光る言葉選びといい、「旅が好き」オーラが全開してる分、文章に勢いがあってイイなぁ、と感じてしまいました。

エッセイストの阿川佐和子さんが、新聞コラムで 「この本読んだら、旅がしたくて居ても立ってもいられなくなっちゃった」 と絶賛してたのも分かる気がして (^-^*)

個人的には、「旅と年齢」のオハナシが面白かったです。年齢による「面白さ」の変化を、繊細な筆致で描かれたあたり感心してしまいました。

辛さにも上品系と下品系がある、のくだりにウケることしきり。その描写も巧みで新鮮だったし、「をを、そんな発想が!」(もちろん筆者が好きなのは後者)と、目から鱗。角田光代、おそるべし

その国々がもつ、生活と命の輝きを描かせたら、絶品ですね。
ものを見る、新しい視点が増えそうです

   内容(「BOOK」データベースより)

仕事も名前も年齢も、なんにも持っていない自分に会いにゆく。モロッコ、ロシア、ギリシャ、スリランカ、ラオス、イタリア、ベトナム、ネパール、モンゴル、タイ、アイルランド、韓国、スペイン、キューバ…直木賞受賞作家がこよなく愛する旅を綴った最新作。
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by noho_hon2 | 2011-06-22 08:46 | 本、雑誌 | Trackback | Comments(0)
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