2011年 07月 04日
高校生レストラン 最終回 夢は夢はかなう |
まさに「夢はかなう」… 登場人物、みんなが成長して、ハラハラさせつつも、きっちり、おさまるべきところにおさまり最後には、学校らしく、感動のセレモニーっぽいシーンもあり、じつに爽やかなフィニッシュでした。
ネタの良さと、俳優陣の豪華さを最大限に活かしきれたか、は疑問ですが、うんと好感のもてる丁寧なドラマだった気がします。事実がもとになってるだけに、それだけで明るいキモチになれますよね
みんなの提案による「せんぱいの店」のアイディアもヨカッタし、進路の決まらない人々と、この高校生レストランをプレゼンすべく、業界の方々を紹介して食べていただく、“プレゼンテーション開店”の企画も、大いにグー。
当然、高校生のことです。緊張のあまり小さなミスもありますが、それをカバーするサポート態勢にも、大きな成長が見られたのでした。味以上に、その真摯さが賞賛されたのも、分かる気がして
なにより、新吾(松岡昌宏)が元いた料亭に、東京の料亭で働く夢をもつ陽介(神木隆之介)を連れて行き、腕以上に資質が認められて、ホッ。その熱い情熱があれば、きっとイイ板前さんになれますよね。
新吾も、前の職場での腕をかわれ、新しい店を任される話がきた経緯は、本当に実力も人望もあったのでしょうね。だからこそ、先生にむいてたのかな?
また、「調理クラブ」の経験を経て、「料理は好きだけど…」進路的には別の道を選んだ子がいたのも、リアリティあり。稼業を継いで農家になり、そこから良い食材を提供とは泣かせます。
「前向き」といえば、お魚が苦手な吉崎先生(板谷由夏)までが、今後のため、調理師免許を取ることにしたとは、なかなか…
この御時世、爽やかな気分になれる。あるいは「明るい展望が見える」ドラマは大いに貴重だったように思われて
(ストーリー・公式サイト)
新吾のもとに、前に勤めていた料亭のオーナー・風間から連絡が入る。名古屋に新しい店を出すので、ぜひ店長になって欲しいという。「そろそろいいだろう、高校生を育てるのは」という風間の言葉に、新吾は返事を保留する。
一方、調理クラブでは3年生たちの進路が次々に決まっていた。岸野が奔走した「せんぱいの店」にも数名の部員の進路が決まっていた。だがまだ陽介ら5人の進路が決まっていない。陽介は新吾のように、東京の料亭で修業したいと考えていた。進路の決まらない先輩たちのために、真衣は「何か自分たちにできることはないか」と考える。
真奈美が「先輩たちの料理を就職先の会社の人たちに食べてもらえないか」と言い出し、岸野は「それや!」と飛びつく。そして岸野はレストランに県内外の調理関係会社や店のオーナー、ホテル関係者などを招待して料理を食べてもらう“プレゼンテーション開店”を行うことにする。新吾にももちろん異存はなかった。岸野は先輩想いの後輩を育てた新吾に改めて感心する。だが新吾は岸野に、風間から誘いがあることを言い出せなくなっていた。
そして“プレゼンテーション開店”当日。新吾はすべてを生徒に任せ、様子を見守ることにする。緊張のなか料理を間違って出したり、お客様からの質問に詰まる生徒もいた。が、そのたびに彼らはお互いをフォローし合い、なんとか切り抜けていく。閉店後、新吾は客からの感想をみんなに伝えた。「料理の味はそれほどでもないという意見が多かった」……新吾の言葉に落胆する生徒たち。しかし新吾はこう続けた。「みなさん大変に褒めてくださった。お前たちの一生懸命な姿が伝わったんだ」
――なんとホールでの接客ぶりを評価したホテルの関係者から、卒業したら雇いたいというスカウトもあった。感激のあまり泣き出した生徒たちを見て、新吾は彼らを心から愛おしく感じている自分に気づく。その夜、新吾が料亭から誘われていることを知った岸野は、新吾に言う。「お前は、自分の夢を叶えろ」――果たして新吾の下す決断とは? 東京で修業をしたいと願う陽介の夢は叶うのか?
by noho_hon2
| 2011-07-04 08:15
| ドラマ
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