2005年 11月 02日
ビッグ・フィッシュ |
子供の頃、不思議だったこと。どうして、大人が子供にきかせる昔話の中。建前上は一応、品行方正なのに、そのくせ、おば~ちゃんやオカーサンは「いっときなぞ、なんたら小町と呼ばれてね(ポッ)」だったり、おじ~ちゃんやオトーサンは「若い頃は、ちょっと鳴らしたワルで… ヤンチャもしたっけ(ニヤリ)」だったり
子供側としも、ちょっと小生意気になってくると、「かなり、願望や郷愁をこめて、過去って書きかえられるのかな?」な~どと、ふと疑問おぼえたことありません?
これは、周囲は喜ぶけれど、いつしか父親の、どちらかというとホラ話としか思えない、ダイナミックな“面白エピソード”を、いつしか素直にきけなくなり、気がつくと心離れてしまってた、父と息子の最期の日々。じつに心温まるファンタジー物語…
とにかく、ティム・バートンならではの、映画マジックが素敵♪
きくところによると、ベストセラー作品の映像化、だそうですが、中には「原作より、コチラの方がイイ」って方さえいらっしゃるのも分かるような気がしました。(かと思えば「自分はダメだった… 気がつくと爆睡」の両極端に分かれるのも、ちょっと面白いところ)
その、「ありえな~い!」のに心惹かれる映像美。ちょっとユーモラスなテンポが、なんともいえず絶妙なあんばいですよね。さすがは、今をときめくユアン・マクレガー、若き日のパパとして、じつにイイ味だしてます。
「そうだよねぇ。うん、そうなんだよねぇ… 物語って」と、思わず、しみじみ。
ふと、キモチがすさみ気味な時、断然、オススメのおとぎ話です。
あって欲しいよね、こんな夢…
by noho_hon2
| 2005-11-02 17:26
| 映画
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