2012年 04月 02日
サマーウォーズ |
名前に聞き覚えあるだけで、期待が薄かったせいか「わぁ、アニメって、こんなにも自由な表現が可能なんだなぁ」と、レトロと最先端を融合させた斬新、かつ大胆な物語に、素朴に感心してしまいました。個人的にチビの頃、父方でも母方でも、こういう大家族のわらわらを経験してるので、懐かしさも満点。
冒頭の電脳世界は、どこか村上ワールドみたい、でした。
レビューを見ると声優さんに話題性のある方を起用してるのが気になったみたいですが、私は全然、気になりませんでした。むしろ、元気おばあちゃんの栄を担当してた、富司純子が、キャラクターともども、とてもイイ味だしてた気がして
ひょっとすると、この(世界危機の)設定。時節柄、震災による原発危機の関係、しばらくオンエアはされないかもしれないですが、ひょんなことから、ふとしたメールの問題を解いただけで、電脳に管理された世界がガタガタ。危機になってしまう設定は、現代性に満ちてた気がしました。
栄おばあちゃんの遺言。「いけないことは、おなかをすかせてること。ひとりでいること」は心に残りました
大家族が決戦前、団結。みんなして、大机で、ご飯をわしわし食べるシーン、好きでした。
「私のアカウントをつかってください」と、どんどん周囲から追い風が吹く展開も感動
終盤クライマックスの対戦シーン。ダンナさんが「わぁ、永井豪みたいぁ…」と言ってましたが、私は個人的に、巨大モンスター、のっしのっしに、もののけ姫を連想。
美しい自然、田園牧歌風景と、ネットの仮想現実世界バトルを共に楽しめるなんて… アニメーションって、本当に自由ですね。
(ストーリー)
小磯健二、17歳の夏休み。ボクの平凡な夏は、あこがれの夏希先輩に連れられていった長野の田舎で急変した。待っていたのは、陣内一族の大黒柱・栄おばあちゃんとエネルギッシュな「ご親戚」たち。先輩のフィアンセ役を演じるという使命のもと、ボクは大家族の一員となった。だけど、そんなドキドキもつかの間、不思議なメールを受信する。幾百もの数字の羅列・・・?その挑戦に数学しか取り柄のないボクの血はうずき、徹夜で解答を導き出した。まさかそれが「世界の終わり」への引き金になるとも知らずに―。デジタル仮想都市OZに起こる異変と、リンクする現実社会のトラブル。そして、ハイテクなせ界の危機に立ち向かう昔ながらの日本の大家族。赤ちゃんからおばあちゃんまで全世代網羅の「ご親戚」たちがシンプルに貫く、人類最古にして最強の《ネットワーク》がここにある!「つながり」こそが、ボクらの武器。熱くてやさしい夏が、いまはじまる―。
by noho_hon2
| 2012-04-02 08:52
| 映画
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