2012年 12月 19日
ゴーイング・マイ・ホーム 最終回 |
「あなたの、いなくなったあとに」って、栄輔(夏八木勲)の葬儀を丹念に描いて、ひとつの「生」を「おくる」ことと、その周囲の余韻を描いてフィニッシュした最終回。しんとした喪失と、それでいて、ほんわかした、どこか温かな空気。ファンタジックさとリアリティが共存しつつ、常に一抹のユーモアが漂い、民放の連ドラとしては異色だったけれど、終始、一貫して是枝裕和ワールドでした。ある意味、アッパレ
キャスティングが豪華で、顔ぶれ的にも、空気感的にも、「魂の保養」ドラマだった、かも。丁寧なディテール描写が印象的でした。
最終回前、みんなが「クーナ探し」に出かけ、遭遇した、美しいりんどうの群生した場所は、この世とあの世の狭間、だったのかもしれませんね。そして、最終回。菜穂(宮﨑あおい)は、りんどうの花束を柩に捧げ、萌江(蒔田彩珠)と大地(大西利空)… 子供達が、庭でりんどうの群生を見たのも象徴的?!
なにげに、毎回、遊び心に展開する「クーナ劇場」もユーモラスだったし、キッチン・コーディネーター、沙江(山口智子)が作るお料理も美味しそうでした。
何より、主人公の「身体はデカイが、心は小さい」主人公、阿部寛が抜群。やっと父親からも仕事的にも評価されてヨカッタね。最終回の、思わず涙には、こちらもジーーーン。
彼の娘役、萌江 (蒔田彩珠)も、独特の存在感が素晴らしく、これから、ぐんぐん伸びて活躍しそうですね
YOUと吉行和子の会話なぞ、思わず「…地?」ってほど自然で、独特の雰囲気があり、リアリティでした。西田敏行、宮崎あおいは「出ている」だけで、堂々の存在感! でしたが、なにげに、りりぃや、安田顕、阿部サダヲ、江口のりこ、と、どのキャスティングも、いい味出してたように思われて。
西田敏行が「ただいま」の声に感動する場面、ヨカッタなぁ…
まるで、沙江(山口智子)が作るお料理みたいに、派手さはないけれど、深みのある丁寧なご馳走感だった気がします。最後まで見守れて、満足 (^。^*)
(ストーリー)
栄輔(夏八木勲)の葬儀が営まれ、栄輔の弟にあたる叔父(小野武彦)や良多(阿部寛)の同級生など懐かしい顔ぶれが集まる。「親父さんとは仲直りできたのか?」と問われ、「ケンカしてたわけじゃないからさ」と答える良多。
しかし、父との間にまだ、何か言葉にならぬものがつっかえたままだったことを、自分でも感じていた。沙江(山口智子)は栄輔との約束どおり精進料理を作り、それを手伝う萌江(蒔田彩珠)と時子(りりィ)。菜穂(宮﨑あおい)と治(西田敏行)も長野からやってくる。
弔問客の対応に追われる中、ふと、ひとりになった良多が棺の中をのぞいてみると、栄輔が大きく口を開けているのに気づき…。ついにくる父との別れの時。良多は父との絆をとり戻すことができるのか。
by noho_hon2
| 2012-12-19 08:13
| ドラマ
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